パラワンオオヒラタクワガタ、オスの成長とメスの羽化

みなさんこんばんは、鷹です!

ここ最近は梅雨らしく天気がコロコロ変わり、何かと計画の立てにくい日々が続いています。^^;

ただ雨が降ると気温が下がってくれるおかげでしょうか?天気の良い日でもまだまだ『猛暑』と感じることも少なく、比較的過ごし易く感じているのは私だけでしょうか?

しかしこれが終われば今年も夏がやってます。

今年は様々な面で『暑さ対策』が必要になると思いますが、何をするにも健康第一!

頑張って乗り越えていきたいと思います。^^

さてそれでは本題ですが、今回はパラワンオオヒラタクワガタの飼育状況についてご報告させていただきたいと思います。

目次

オスの菌糸ビン交換

昨年の11月21日に1ラウンド目の割り出しを行ったP-4ラインも、気が付けば早くも半年以上が経過しました。

早いメスは4月以降少しづつ羽化していますが、オスの幼虫はまだまだ成長盛りです。

でこちら、

少しご報告が遅くなってしまいましたが、5月28日に1ラウンド目のオス3頭の菌糸ビン交換を行いました。

産卵セットの割り出しから約半年強で、

『50g』・『51g』・『54g』

とここまではそこそこ順調でしょうか?

この幼虫たちの親である101㎜は、10ヶ月で56gまで成長した後、46gまでダイエットしてしまいましたが、その2か月後に101㎜で羽化してくれ、羽化まではほぼ14カ月かかりました。

ちなみに半年時点での体重は35gだったため、今回のこの3頭はかなり良いペースで育ってくれていると考えて良さそうです。

本来なら3頭とも2300㏄へ投入するべきですが、まさかここまで大きく育っているとは予想しておらず、用意していたのは2300㏄×1、2000㏄×1です。そのため次回の交換は様子を見ながら1~2ヶ月となりそうですね。

また過去の飼育データを見ていると、どうもオオヒラタ系の幼虫は一度最大体重まで育った後、蛹化前に多少はダイエットしてしまう傾向があるようです。

そのためこれからはもう一伸び、そして極力ダイエットを抑えるように、スムーズに蛹化へ持っていけるように心掛けていきたいと思います。

メスの羽化

以前ご報告させていただいたように、このラインでも早期羽化のメスは4月下旬に羽化してくれました。

そしてそれ以降も少しづつメスの羽化は続いています。

5月に入っての第1号はこちらで、3月の時点では18gあった個体です。

ただ体長は約47㎜と、半年での早期羽化ということもあり、パラワンのメスとしてはまだまだ一般的な大きさです。

お次はこちらの2頭、

左は1ラウンド目の個体で、3月には20gありました。そして右はたった3個の卵しか回収できなかった2ラウンド目の幼虫です。

当然のことながら左は割り出しから約7ヶ月、右は約1ヶ月遅れての割り出しになますので、約半年での羽化ということになります。

まずは左から、

画像では非常に分かりにくいですが、あからさまにこれまでのメスとはボリュームが違います。

何とか50㎜の大台に乗ってくれました。

さすがに20gまで育ってくれただけのことはありますね。^^

続いて右は、

まるで打ち合わせでもしながら育ったかのように47㎜。^^;

これまでこのラインで羽化したメスを見直してみると、

  • 4月22日 46㎜ 幼虫最終体重 16g
  • 4月22日 46㎜ 幼虫最終体重 14g
  • 5月3日 47㎜ 幼虫最終体重 18g
  • 6月2日 50㎜ 幼虫最終体重 20g
  • 6月8日 47㎜ 幼虫最終体重 15g

ということで、飼育環境・管理温度・食料(菌糸)は全く同じです。

必ずしも合致するとは限りませんが、やはり大型飼育においては、

『より大きく・より長く』

というのは鉄則のようですね。

最後に

メスはこれまでのブリードとあまり変わらない感じで羽化してくれていますが、オスの幼虫の菌糸ビンを交換した時に改めて過去の飼育データを見返して、これほど成長の差が出ているとは思ってもみませんでした。

これまは初期の成長を期待して約25℃で管理してきましたが、これからはできるだけゆっくり育ってもらえるように、そして暴れを少しでも抑える目的から、22℃前後で管理してみようと思います。

前回の幼虫の状況からそろそろ菌糸ビン交換の準備をはじめる予定ですが、これは次回の体重測定が楽しみになってきましたね。^^

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