大阪市西成区の暴走族100人の乱闘騒ぎが起こった場所と報道で見えない部分

7月9日の午後11時ごろ大阪市西成区の路上で、暴走行為をしていた約100人のグループと、付近の居酒屋にいた客4~5人の間で乱闘騒ぎが起きました。

これだけの人数が関与した乱闘事件にも関わらず、けが人は出たものの重大な被害はなかったようですが、100対5の乱闘騒ぎとは尋常ではありません。

各報道で事件の詳細は伝えられていますが、改めて事件の内容と報道では伝えられていない気になる部分について考えてみたいと思います。

スポンサーリンク

事件の概要

まず事件の概要について、以下のニュースソースをよく読んで頂きたいと思います。

9日午後11時ごろ、大阪市西成区花園北1丁目の路上で多数の人がけんかをしている、と通行人から110番通報があった。大阪府警や同市消防局によると、約50台のバイクに乗った集団通行人らがけんかし、5人が頭などを負傷。このうち1人が重傷とみられるという。

現場はJR新今宮駅南側の国道26号付近。通報を受け、パトカーや救急車など数十台が出動した。西成署によると、近くの居酒屋から出てきた40代の男性客が走行中のバイク集団に向かって自転車やごみを投げつけ、避けようとしたバイク1台が転倒。これをきっかけに男性、通行人、バイクに乗った集団の間でけんかに発展したという。

引用元:朝日新聞DIGITAL

9日夜、大阪・西成区の国道で、およそ100人の男女で構成される暴走族と、近くにいた一般の人が乱闘する騒ぎがありました。一般の40代の男性ら3人がけがをしたということで、警察が詳しい状況を調べています。

警察などによりますと、9日午後11時ごろ、大阪・西成区花園北の国道26号線で50代の男女などおよそ100人で構成される暴走族と、一般の人、数人が乱闘になりました。この乱闘で一般の40代の男性ら3人が頭などにけがをしましたが、いずれもけがの程度は軽いということです。

警察によりますと、国道の近くの飲食店にいた40代の男性数人が、暴走族のバイクの音がうるさいなどといって、歩道にあった自転車やゴミなどを投げつけた結果、乱闘に発展したということです。

当時、現場の国道にはパトカーなど数十台が駆けつけ騒然となりました。警察は暴走族などから事情を聞くなどして、詳しい状況を調べています。

引用元:NHK NEWS WEB

9日午後11時ごろ、大阪市西成区花園北の居酒屋前で、客の男性4~5人と、付近の国道26号で暴走行為をしていた約100人のグループがトラブルになり、殴り合いの騒ぎとなった。3人が頭などにけがを負ったが、命に別条はない。

西成署によると、バイクや車で走っていたグループに、居酒屋の客が「うるさい。カラオケが聞こえへん」と怒り、路上にあった自転車やごみを投げ付けたのが発端。グループの一部が反発し、数十人がもみ合う騒ぎになった。双方とも30~40代が中心とみられる。

現場にはパトカー20台ほどが駆け付け、一時交通規制をして騒然となった。

引用元:西日本新聞

これらのニュースソースから事件の概要をまとめてみると、

  • 事件が起こったのは7月9日の午後11時ごろ
  • 場所は大阪市西成区の国道26号線、花園北1丁目付近
  • 居酒屋にいた40代の男性が暴走族のグループに、自転車やごみを投げつけたことがきっかけとなった
  • けが人は3~5人と伝えられており、内1人が重傷ではあるが命には別条はない
  • 乱闘には居酒屋の客、暴走族の他一般の通行人も加わっていた
  • 騒動の中心は双方とも30代~40代であった
  • 暴走族は約100人のグループであったが、騒動に加わったのはそのうち約50台と見られている

報道された時間によって若干の内容の違いが見られますが、まとめてみればこのようになると思います。

乱闘騒ぎが起こった場所

それでは乱闘騒ぎが起こった場所は一体どのようなところだったのか?実際に地図と画像で確認したいと思います。

現場地図


上の地図で説明すると『花園北交差点』から少し南へ下ったところへある歩道橋付近が騒動の中心であったようです。

ストリートビュー


実際の現場をストリートビューで確認してみるとこちらになります。

騒動が起こった場所について

騒動が起こった場所が大阪市西成区ということで、過去にこの地区で起こった事件・騒動などの歴史も影響しているのでしょう。世間では『またか』『やっぱり』などの声も多く見られますが、何も西成区全域がそいった場所ではありません。

一口に『西成区』と言ってもこれだけの広範囲に渡り(赤で囲まれた部分)、そこには普通に平穏に生活されている方々が多数いらっしゃいます。確かに過去には事件や騒動が起こっていますが、それらはある一部の地域に集中しているだけのことなのです。

今回の騒動に関しても実際に大阪に住んでいる私からしてみれば、『たまたま西成区で起こっただけ』ぐらいにしか捉えられないというのが本音です。

少しタイミングがずれれば北の浪速区、南の住吉区であったのかもしれません。

事件が注目される3つの要因

これが単に暴走族と一般人のいざこざであれば、ここまで注目されることはなっかったでしょう。しかし皆さんもお気付きのように、この事件が注目されるのには以下の3つの要因があります。

  1. 暴走族の規模の大きさ
  2. 騒動の中心の年齢層
  3. 騒動の発端

それではそれぞれについて見ていきたいと思います。

1、暴走族の規模の大きさ

まずはその暴走族の規模の大きさです。実際に乱闘騒ぎに加わったのは50台前後と報じられていますが、その規模は100人にも登っていたということです。バイクだけでなく車も参加していたということですから、想像では70台~80台の車両が道路を占拠して走行していたことになります。

ここで私が気になり報道でも見えない部分なのですが『この集団が一体どれくらいの長さになるのか?』ということについて考えてみました。

現場の国道26号線は片側2車線、仮にバイクが50台・車が20台であったとします。

そうするとバイクが横2列に並んで走っていたとして、縦に25台の行列。1台が走行時に必要な空間を4mで計算すると、それだけで100mの道路を占拠することになります。これに車20台をバイクと同じように考えてみると縦に10代の列を作ります。車の場合は1台当たり8mで計算すると、これだけで80mの列になってしまいます。

これを正味合算するとそれだけで180m

しかし実際には騒音をまき散らしながらとろとろと蛇行運転。それらの動きまで計算に入れると、実に200m~250mに渡って道路を占拠していたことになり、参加人数等を考慮に入れると現実にはもっと長い列であったかもしれません。

実はこれが暴走族の規模と騒動に加わった人数の差に繋がっています。

『これだけ列が長くなれば、先で何が起こっているのか見えません』

2、騒動の中心の年齢層

ある意味これが最も注目されている要因なのかもしれません。

『騒動の中心は30代~40代であった』

もはや現代社会で犯罪に年齢は関係ないのかもしれませんが、残念なのは同じような考え・趣味?を持った人間(大人)が多数存在し、それらが集団を形成してしまったことです。

30代・40代であれば無職である可能性は低く、中には普段は普通に会社員として働いている者もいるでしょう。当然結婚し子供がいることも考えられます。

そのような人たちが揃いも揃って行ったのは『赤信号、みんなで渡れば怖くない』なのです。小学生が口にする言葉を大の大人が平然と行ってしまう。この事実にはもはや『悲しい』という言葉しか出てきません。

3、騒動の発端

騒動の発端は『居酒屋の40代の客がバイクの集団に自転車やごみを投げつけ、そのうちの1台が転倒した』と伝えられています。

もちろんこれだけの迷惑行為を受ければ、誰でも頭に血が上ってしまうのは致し方ないと思います。しかしこの行為、騒動の報道の中では詳しくクローズアップされていませんが、一歩間違えれば取り返しのつかない大惨事を招いていた可能性もあるのです。

相手は数十台のバイクの集団でそれが連なって走っていた訳です。最悪の場合は多重事故、さらに炎上まで引き起こしていたかもしれません。

酒に酔っていた勢いもあったのでしょうが、この40代の客が取った行動は『殺人未遂』とも捉えられかねない、非常に危険な行為であったのです。

そして残念なことにこちらも『40代』。先の暴走族と大して変わりませんね。

最後に

こうして改めて事件を考えてみると、何とも言えない『虚しい悲しみ』に包まれてしまうのは私だけでしょうか?

実際に今回の暴走行為には地元の人間だけではなく、様々な地域から人が集まっていた可能性もあります。以前このブログで取り上げた『大阪府八尾市・近畿自動車道でCBX400Fが盗難に!』の事件でも、姫路市に住む少年が『ツーリング』と呼ばれる『集会』に多数参加していたことが分かります。

SNSの普及がこのような形で人を集めてしまうのも考え物ですね。

また少しさかのぼって思い出して頂きたいのですが、事件が起こったのは7月9日の午後11時ごろ。そして7月10日参院選が行われていましたね。今回は18歳からの投票も行われ、日本中が注目していた選挙です。

事件当時もテレビ番組は選挙一色で、結果として投票率は低かったものの、世の人々の関心を集めていたのは間違いありません。

積極的に自分たちの住む国の未来を考え投票に参加する10代がいれば、好き勝手に迷惑行為を行う30代・40代もいる。

こういう行為によりバイクが危険であったり野蛮であるとみられることは、私にとっては非常に耐え難いことなのです。そして大阪がそういう街であると見られることにも悲しみを感じてしまいます。

その為、実際に大阪に住む私が最後に言いたいのは、

『これはほんの一部の愚かな人たちが犯した行動です!』

大阪でこんな事件が多発している訳ではありません。

おすすめ記事(広告含む)
おすすめ記事(広告含む)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする