西村直樹容疑者がモンストでチートツールを使った理由

2月29日、兵庫県警に私電磁的記録不正作出及び共用の容疑で、
大阪府豊中市庄内栄町4丁目無職・西村直樹(にしむら なおき)容疑者(33)が
逮捕・送検されました。

少しわかりにくい言葉が使用されていますが、
容疑者が大阪府在住ということもあり少し気になったため、
その内容について調べてみました。

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事件の内容

西村直樹容疑者はスマホ向けの人気ゲームアプリ
『モンスターストライク(通称:モンスト)』で、
不正なソフトを使い希少なキャラクターを入手する
チート行為を行ったとして、
私電磁的記録不正作出及び共用の容疑で逮捕されました。

逮捕容疑は昨年12月、インターネット上から自宅パソコンに
モンストを有利に進行できるようにデータを改竄できる
『チートツール』と呼ばれる不正プログラムダウンロード
レアキャラクター3体を不正に入手したとされるものです。

さらに西村容疑者は不正に入手したキャラクターを
インターネットオークションに出品、
3体セットで約1500円という価格で販売していました。

西村容疑者の預金口座の記録を調べたところ、
昨年4月~今年2月までの間に
約440万円を売り上げていたと見られています。

モンスターストライク

モンスト
モンスターストライク=通称:モンストとは、
今更説明するまでもありませんが、
スマートフォン向けの人気ゲームアプリです。

各ステージをクリアすることによって、様々なキャラクターを入手。
それらをチーム(デッキ)として編成し、
さらに難易度の高いステージへと進めていくもので、
自分のキャラクターを指で引っ張って敵モンスターに当てて倒すことから、
別名、ひっぱりハンティングPRGとも呼ばれています。

運営会社はSNS大手ミクシィ
全世界で3000万人ダウンロードを突破していることや、
昨年8月、千葉の幕張メッセで開かれた
『モンストフェスティバル2015』では、
来場者の混雑の為、多数の熱中症患者を出してしまったのも
記憶に新しいところです。

自分のキャラクターを引っ張って、狙った方向に発射。
その反動や様々な効果を利用するといった
比較的簡単なゲーム操作
そして様々なイベントや次々に追加されるキャラクター
人気の要因の一つとなっているようです。

西村直樹容疑者の狙い

しかしこの人気のモンハンですが、
そう簡単に自分が欲しいキャラクター(レアキャラ)
手に入るわけではありません。

これを入手するには、

  • 難易度の高いステージをクリア
    (必ず入手できるとは限らない)
  • ガチャを回す
    (これも必ず入手できるとは限らない)

などが必要になってきます。

また、ゲームの特性上、1日にゲームを遊べる回数、
ガチャを回せる回数には限りがあり、それ以上を望む場合には、
いわゆる『課金(有料)』が必要になってきます。

西村容疑者が目を付けたのはここです。

『課金しても確実でないならば、
 確実な1500円を支払ってレアキャラを手に入れる』

西村容疑者の犯行期間や売り上げた金額等から見ても、
本当の目的は自身がレアキャラを手に入れるためではなく
それを売ることで収入を得ようとしていたことは、
「キャラクターを売ることで家族を養っていた」
という供述からも明らかでしょう。

ちなみにレアキャラの一例は、こんな感じです。
Screenshot_2016-03-03-09-45-39

Screenshot_2016-03-03-09-45-49

Screenshot_2016-03-03-09-46-43

私電磁的記録不正作出と共用

ところで今回、西村容疑者が逮捕された容疑は、
『私電磁的記録不正作出及び共用』と報じられていますが、
これは普段、あまり耳にしない言葉です。

そこで調べてみると、次のように説明されています。

電磁的記録不正作出及び供用罪
人の事務処理を誤らせる目的で、その事務処理の用に供する権利、
義務又は事実証明に関する電磁的記録を不正に作った場合、
5年以下の懲役または50万円以下の罰金に処される
(刑法161条の2第1項)。
引用元:Wikipedia

これでも少しわかりにくいですね^^:

つまり『私電磁的記録不正作出』とは、『私』『電磁的記録不正作出』
合わせた言葉になります。
個人や一般企業などが作った電磁的記録であれば『私』
これが国や公的な物であれば『公』となります。

今回はゲームのプログラムを不正に改竄しているので
『電磁的記録』となりますが、
これと似たようなものに『文書偽造』というものもあります。

今回の事件の場合は、ミクシィが作ったゲームプログラムを、
運営者の許可なく改竄して使用し、
本来の運営目的を妨げたというものです。
もちろんミクシィが許可するわけもありませんが、
これはもちろん、利用規約でも明記されている禁止事項です。

驚くべき実態

西村容疑者が『無職』と報道されていることや、
「キャラクターを売ることで家族を養っていた」
などと供述していることから、
彼がこの手法で生計を立てていたのは間違いないでしょう。

しかもその売上金額が『約440万円!!』
しかも10か月の間にです。

これを一月で割ると、1か月あたり約44万円
1件当たり約1500円ですから、
1か月当たり約293件の成約があったということです。

もちろん、不正行為であるため
確定申告をしていたなんてこともないでしょう。

事件の内容と報道内容から、こんな疑問点と考えが浮かんできます。

  1. 果たして家族は知っていたのだろうか?
  2. 無職で月収、手取りで44万円
  3. 総トータル2,930件もの成約数

1:まずはやはり、第一にこれが気になってしまいます。

2:無職でありながら、一般的なサラリーマンより
裕福な生活をしていたのでしょうか?

3:実際にこれだけの需要があったという事実。
これには驚きの声しか出ませんね。

さすが人気スマホゲームと言っていいのでしょうか?

このような実態が明らかになると、
現代社会を象徴するような事件であるとしか言いようがありません。

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