パラワンオオヒラタクワガタの飼育、産卵セットでの同居

みなさんこんばんは、鷹です!

12月から飼育をはじめたパラワンオオヒラタクワガタですが、我が家に到着したのが12月の20日頃だったと思います。

到着当初は個別の飼育ケースで単独飼育していたのですが、実は今現在、産卵セットを組んでその中で同居させています。

一般的にオオヒラタクワガタはオスによるメス殺しが発生する確率が高く、同居は厳禁とされていることが多いのですが、今回私が同居に踏み切った理由と経緯についてご説明したいと思います。

同居をはじめた経緯と理由

ハンドペアリングの様子

パラワンオオヒラタのペア(WD:野外採集品)が我が家に到着したのは、12月の20日頃です。

メスはそうでもありませんでしたが(他の国産クワガタと同じような雰囲気)、オスは今までに経験したことがないくらい、好戦的攻撃的です。

威嚇するパラワンオオヒラタ

飼育ケースのフタを開けただけでこの始末です。^^;

さらに不用意に手を入れようものなら、挟もうとするだけではなく、挟むために向かって来ます。

今までそれなりの数のカブトムシ・クワガタムシには触れてきたつもりですが、攻撃を仕掛けてくるクワガタは、正直なところ初めてです。

移動のストレスもあったかもしれませんので、それぞれ個別の飼育ケースに入れて休ませ、12月25日にハンドペアリングを試みてみました。

さすがにこの時は写真を撮る余裕はありませんでしたが、メスが頻繁にオスの方へ歩いて行き腹の下に潜り込むものの、全くそこからは進展しません。

そうこうしている内に2頭の間に距離が生まれ、やがてメスがエサ皿の下に隠れてしまうということを3回ほど繰り返す始末です。

ただオスがメスを襲うような素振りは全く見られませんでした

そこで以下のような考えから、少し大きめの飼育ケースで同居に踏み切ることにしました。

オスがメスを襲う理由

まずクワガタの飼育においては頻繁に『オスによるメス殺し』という事例が見られるようですが、このことについて自分なりに考えてみました。

オス・メス・双方、もしくはどちらかが成熟していない

メス殺しが起こる事例を色々調べてみると、交尾の前後メスが交尾を拒否した時に起こる事例が多いようです。

特にメスがオスの要求を拒否し、逃げようとする時に起こってしまうというのが最も見られる事例のようですね。

飼育環境

またほとんどの事例ではペアリングをより確実にするために、少し小さめの飼育ケースでペアリングを行ったり、マットを薄めに敷いて隠れ家をあまり用意せずに行われることが多いようです。

これはブリードを目的にしていれば当然のことなのですが、クワガタたちにとっては少なからずともストレスになってしまうでしょう。

それが最終的に『身近に存在する動くもの』、たとえそれが交尾を終えたメスであっても、攻撃対象となってしまうのかもしれません。

自然界でメス殺しは起こっているのか?

そして私が一番疑問に感じているのはこちらです。

『自然界でメス殺しは起こっているのか?』

これについては確かめる術もありませんが、本来、屋外で活動を始めたクワガタは繁殖(子孫を残す)ために行動しているにすぎません。

ヒラタクワガタであればオスがエサ場を自分の縄張りとして居座り、そこへ寄ってきたメスと交尾をします。そしてそこへ寄ってきた他のクワガタや昆虫などは、敵とみなして攻撃を加え追い払おうとします。

また交尾を終えたクワガタのカップルでは、オスがメスの上に覆いかぶさるメイト・ガードも良く見られます。

こうして交尾を終えたメスは栄養をたっぷり蓄え、産卵場所へと旅立って行きます。

以上のような考えから、

  • 飼育ケースをある程度、大きなものにする
  • エサ場を数か所、設置しておく
  • オス・メス共に隠れる場所(落ち着ける場所)を確保できるようにする

このようにしておけば、メスもわざわざ危険なオスがいる場所に近づくことはないんじゃないだろうか??

また今回入手したパラワンのカップルはWD(屋外採取品)ということで、メスは既に交尾済みのためオスが興味を示さないのかもしれません。

そうすればメスは産卵のためマットの中に潜りっぱなしになるので、まさかオスがメスを追いかけて、潜ってまで襲うこともないでしょう。

ということで産卵セットを組んで、同居生活をスタートさせました。

パラワンオオヒラタクワガタの産卵セットと同居生活

で、早速産卵セットですが、今回はあえて産卵材を埋め込んだセットを用意してみました。

パラワンオオヒラタはマットのみでも産卵するそうですが、より自然環境に近づけることも考え、柔らかめの産卵材に十分加水、乾燥させた上でさらに柔らかくして埋め込んでみました。

加水時間を短くするために、熱湯を使って加水します。

さらに上から重し(お湯を入れた一回り小さなバケツ)を乗せて、産卵材を完全に水没させます。

ちなみに加水時間は30分程です。

最後に陰干しで余分な水分を切りますが、今回は3時間行ってみました。

そして外側の皮を剥ぎ、産卵材の準備は完了です。

次にすでにガス抜きをしていたマットを、飼育ケースの底に3㎝ほど硬めに詰めていきます。

ちなみに今回使用したマットはこちらです。

フジコン プレミアム発酵ドルクスフレーク icon

で、完成しセットした様子がこちらです。

ちなみにこの産卵セットで同居をはじめたのは、12月27日のことでした。

パラワンオオヒラタクワガタの産卵セット、その後の様子

さて、パラワンオオヒラタのペアを12月27日から産卵セットで同居させてから、今日(1月2日)で6日が経過したことになります。

その後、毎日中の様子を伺ってはいるのですが、メスは29日にエサを食べている姿を目撃してから、一度も姿を見せていません。

ただ飼育ケースを横から見てみるとメスが掘り進んだ跡が見られますので、どうか無事に産卵していて欲しいものです。

ちなみにオスはこんな感じです。

ちゃっかり自分の居場所を確保しているご様子です。

さらに樹皮で隠していますが、右のエサ皿と産卵材の脇にはしっかり隠れ家まで作っています。

上2枚の写真は少し見にくいですが、1月1日に撮影したパラワンのオスが潜っている様子です。

最後に

今回ご紹介した飼育方法は私の個人的な考えによるもので、危険性も伴うためみなさんにお勧めするものではありません。

あくまでもパラワンオオヒラタクワガタの飼育方法の一例として捉えて頂ければ幸いです。

しかし自然界においても、交尾を終えたメスはいずれ産卵場所へと旅立って行きます。その流れを再現するべく、2,3日中にはオスを産卵セットから取り出す予定です。

メスはこのまま産卵セットで飼育を続け、1か月を目途に様子を見ていきたいと思います。

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