行方不明だったU-125自衛隊機が発見される!墜落原因は?

4月6日の午後、航空自衛隊入間基地所属の飛行点検機『U-125』が鹿児島県上空でレーダーから消えて消息を絶つという事故が起きました。

現場周辺では自衛隊員や消防隊員、警察などが集まり、地上と陸上から捜索活動が行われましたが、悪天候の影響もあり、6日は夜になって捜索は中断。

7日になって早朝から600人体制で捜索が再開されていましたが、午後1時15分ごろ、機体の一部とみられる金属片と乗っていた自衛隊員1人が発見されましたが、心肺停止状態ということです。

そして午後4時ごろ、新たに3人が心肺停止状態で発見されました。

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墜落事故の経緯

U-125が鹿児島県鹿屋(かのや)市にある海上自衛隊鹿屋航空基地を離陸したのは、6日午後1時15分ごろ。

同機は航空機に方位や距離を伝えて着陸誘導などをする無線施設からの電波の発信状況を点検していました。

点検終了後は再び鹿屋基地に戻る予定でしたが午後2時35分ごろ、基地の北約10㎞上空約800mの地点でレーダーから消えるとともに通信が途絶えました。

通信が途絶えたのは、鹿屋市と垂水市にまたがる高隈山の周辺で、救難信号の発信は確認されていませんでした。

U-125には機長の40代の男性3等空佐副操縦士整備と無線を担当する隊員各2人計6人が搭乗していました。

U-125航空機

U-125
(画像後方の機体が墜落したU-125)

電波により航空機の航行を援助するための施設である、自衛隊の「航空保安無線施設」の機能の状態を点検するのが「飛行点検機」です。

U-125は平成2年度の予算で1機の調達を開始し、計3機を取得しました。その特徴は、低高度から高高度までの飛行点検が可能で、自動飛行点検装置(米国製のAFIS)を搭載していることです。原型は英国ブリティッシュ・エアロスペース社の「BAe125-800」です。

主要諸元

主要スペック
分類 飛行点検機
乗員 7人
全幅 約15.66m
全長 約15.60m
全高 約5.36m
自重 約6,860kg
エンジン
搭載数 2基
名称 TFE731-5R-1H
推力 1,950kg/1基
型式 ターボファン
運用自重 約8.1t
性 能
最大速度 マッハ約0.8(約860km/h)
巡航速度 約740km/h
実用上限限度 約13,100m
航続距離 約5,500km

出展:航空自衛隊ホームページ

墜落時の状況

U-125が消息不明となった当時、上空には雨雲が立ち込めており、視界はあまりよくなかったようですが、強風などはなかったようです。

またこの時、同機は目視による有視界飛行をしていたことが明らかになっています。

様々な高度や方向での飛行をしながら受信状況を確認する必要があるため、計器や管制などに頼らず、機長らによる目視で飛行していたということです。

一部報道にもありましたが、悪天候のため周囲の山に気付くのが遅れ、山中に墜落してしまったのかもしれません。

現在、残る2名の捜索が懸命に続けられていますが、どうか無事でいて欲しいと願うばかりです。

墜落現場付近の地図

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