熊本地震でエコノミークラス症候群を防ぐ5つの方法プラスワン

4月14日に発生した熊本県熊本地方を震源とし、九州全土で揺れを観測した熊本地震

1949年、気象庁が震度階級を設定して以来、九州では初となる震度7を観測し、熊本県を中心に多大な被害をもたらした大地震ですが、発生からまもなく1週間を迎えようとしています。

しかし被災地では多くの方々が避難生活を余儀なくされ、未だ震度5を観測する大きな余震が続いており、予断を許さない状況が続いています。

そんな中、被災地では長引く避難生活に伴い、様々な新たな問題が発生しつつあるようです。

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エコノミークラス症候群で51歳の女性が死亡

4月19日、熊本市が避難のために車中泊をしていた51歳の女性が、『エコノミークラス症候群』で市内の病院に運ばれ、その後、死亡したと発表しました。

また19日現在、判明しているだけでも20人以上の方が、エコノミークラス症候群であると診断されています。

現在、被災地では、医師などによる防止のための働きかけ等もされているようですが、馴染みのない人にとっては、いまいちピンとこないかもしれません。

そこで『エコノミークラス症候群』と、その予防対策についてご説明していきたいと思います。

エコノミークラス症候群

これはわかりやすく言えば、血液の流れが悪くなることによって引き起こされる病気のことです。

長時間おなじ態勢で座り続けていると、静脈の中で血の塊(血栓)ができ、それが血液によって肺に達し、肺の入口である肺動脈に詰まってしまう病気です。

症状は?

軽い場合は、『足のむくみ』『足の痛み』を感じます。

しかし血栓が肺動脈に詰まった場合は、『胸痛』『息切れ』『呼吸困難』などを引き起こし、最悪の場合は死に至るケースもあります。

よく報告されているケースで『立ち上がろうとして突然に』というのは、座った状態でふくらはぎのあたりにできた血栓が、立ち上がった(足を延ばした)瞬間に肺に到達し、肺動脈を詰まらせてしまうために起こってしまうのです。

エコノミークラス症候群の5つの予防対策

この病気は、通常の日常生活の中ではほとんど起こることはありません。

しかし震災で避難生活を余儀なくされている方々は、常に危険にさらされています。

そこで予防対策についてご説明していきます。

①十分な水分補給

エコノミークラス症候群は、血液の流れが悪くなることによって引き起こされます。これは態勢によるところも大きいのですが、血液がドロドロの状態であっても発症しやすくなってしまいます。
そのため喉が渇いていなくても水分補給を心がけ、血液をサラサラな状態に保つことが必要です。また、過去に大塚製薬が行った実験では、ミネラルウォーターよりイオン飲料の方が、より効果的であることが分かっています。

②適度な運動を

車中泊をしていれば、足を延ばすことも困難になりますが、目安としては1時間に1回くらい、『足を延ばす』『歩く』『伸びをする』といった適度な運動を心がけましょう。また、睡眠時には車の利用人数や車種等によるところも大きいのですが、シートのリクライニング等を利用して、少しでも車内を広く使える工夫が必要です。また、これに関連して効果的なのが、『ふくらはぎのマッサージ』です。ふくらはぎは心臓の次に大事な、血液のポンプとしての役割を持っています。ふくらはぎをマッサージしほぐすことで血液の流れが良くなり、血栓の発生を防ぐ効果があります。

③ゆったりした服装で

少しでも血液の流れを妨げないように、体を締め付けるような服装避けるように心がけましょう。
『ベルトを緩める』『靴を脱ぐ』『スリッパに履き替える』なども効果的です。

④アルコールやコーヒーは控えめに

アルコールやコーヒーには『利尿作用』があるため、水分不足脱水の原因となってしまいます。このため①で説明したように、血液の流れが悪くなってしまいます。

⑤足を組まないように

ついつい『癖』足を組んでしまう人もいらっしゃるのでは?しかしこれも血液の流れを悪くしてしまう原因になります。意識して『足は延ばしておく』ことを心がけましょう。

プラスワン

そして最後にもう一つ。非常に効果的なのが、『弾性ストッキング』の着用です。これには先ほどの②で説明した、『ふくらはぎのマッサージ』同様の効果を得ることができます。特に今回のように地震被害での車中泊の場合、被災者の方々は水不足動きづらいといった状況下に置かれています。そのため弾性ストッキングを着用し、血栓の発生を予防するというのも一つの手段です。ただしこれにも注意が必要で、重ね履きなどして締め付けすぎないようにして下さい。『自分に合ったサイズで、ふくらはぎを適度に圧迫する』ということが重要です。

参考までに楽天市場を調べてみたところ、医療用などを含め、女性用男性用など様々なものが揃っていました。

評判のいいものを以下にご紹介しておきます。『支援物資』の中にも入れておきたいものです。

2次災害を防ぐ

被災地で発生しているエコノミークラス症候群は、震災が生み出した『2次災害』と言えるでしょう。

非常に過酷な環境にさらされているのは事実ですが、エコノミークラス症候群とは何かを知り、ほんの少し予防対策をすることで、悲劇的な『2次災害』は、十分防ぐことが可能です

この病気、一般的には肥満の方、喫煙者の方、生活習慣病を持っておられる方、40代以上の女性の方が発症しやすいと言われていますが、現実には20代~30代、男女を問わず発生しているケースもあります。

『自分だけは大丈夫』とは考えずに、突然発症するということを意識しておくことが重要です。

今はまだまだ苦しい時ですが、日本だけではなく、世界中からも救援の手が差し伸べられています。

手を取り合って、この困難を乗り越えていきましょう!

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