三菱自動車の燃費不正問題はなぜ起こったのか?

三菱自動車が軽自動車の燃費データを偽装していた問題。

連日ニュースや報道で取り上げられており、今後大きな社会問題に発展するのは、もはや避けられないでしょう。

問題の専門的な内容については、各報道で報じられている通りですが、ここではこの問題について、『一庶民の目線』で考えていきたいと思います。

この記事の内容については、個人的な見解も含まれているため、あくまでも『参考』として見て頂ければ幸いです。

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燃費データ不正問題とは?

まずは『燃費データ不正問題』について、分かりやすく説明していきたいと思います。

日本国内において三菱自動車など自動車製造メーカーが製品を製造、販売する際、その製品の様々なデータを、国土交通省に届け出する必要があります。これは一般的に『主要諸元』とも呼ばれているもので、その内容は全長、全幅、全高、車両重量などの車体の大きさや重さを示すものから、積まれている原動機(エンジン)の種類や、その性能(出力や燃費)などがあります。

今回、問題となっているのは、その中の『燃費(燃料消費率)の数値』

これはもちろん、各自動車メーカーや様々な車種が存在しているため、その測定方法が国土交通省によって定められています。

三菱自動車が行った不正

本来ならばこの燃費データは、各車種、グレード等によって個別に走行試験を行い、その数値を国土交通省に届け出なければなりません。

例えば単純な話、同じエンジンを使っていても、『二輪駆動車』『四輪駆動車』とでは、走行抵抗車両重量が異なってくるため、燃費が異なるというのは、今更説明するまでもないでしょう。

そこで三菱自動車が行った不正は、大きく分けて以下の2つになります。

  1. タイヤと路面の摩擦や風圧といった燃費に影響を与える
    『走行抵抗』のデータに、実際より燃費が良くなるように手を加える。
  2. 四輪駆動車においては二輪駆動車のデータを流用し、
    実際に測定したものではなく、計算によって算出したデータ
    提出していた。

要するに、『理論上の数値』を提出していたということになります。

なぜ、燃費データ不正は起こったのか?

まず背景には、長年にわたって繰り広げられてきた、自動車メーカーの『燃費性能競争』というものが挙げられます。

これについてはニュース等でも報じられている通りで、近年の自動車には『低燃費=高性能』という公式が、当たり前のように求められています。

そこで各メーカーは様々な新技術を投入し、日々試行錯誤しながら、製品開発に取り組んでいます。その中で三菱自動車の首脳陣は開発部門に対し、度重なる『燃費性能向上』を要求。

しかしそこには『コスト』であったり、『時間』であったりという、様々な問題が山のように積まれています。その中で『現場』で選ばれた手段が、『偽装』という、『逃げの手法』であったと言えるでしょう。

これは業界こそ違えど、飲食業界での食材の偽装や、ラベルの張り替えといった行為にも、酷似していると言えるでしょう。

経済の悪化が不正を誘発する?

日本は資本主義国家である以上、『競争』という2文字から逃れることはできません。これは『個人』であっても『企業』であっても同様です。

かつて存在した『バブル全盛期』の時代であれば、世の中の流れに身を任せ、時間と共に生きていればそれだけで時代を乗り越えられたのかもしれません。

しかし『バブル崩壊』と共に、時代は変わってしまいました。

例えば現在、問題となっている『燃費』に関しても、以前はそれほど取りざたされることもありませんでした。

むしろ四輪車や二輪車において、以前は高性能と言えば高出力。そんな時代もありました。

しかし『バブル崩壊』による『経済状態の悪化』。さらには近年問題となっている『地球温暖化』。様々な重圧が個人だけでなく、企業にものしかかってきます。

三菱自動車はその重みに耐えきれなかった企業の一つであると言えるのかもしれません。

1人のユーザーとして

ところで私、『鷹』の愛車のことなんですが、『偶然?』にも三菱自動車の製品なんです。

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デリカスペースギア

少し古い車ですが、『高燃費』の代名詞みたいな車です^^;。

今回の件に関する三菱自動車への世間での評判は、もちろん厳しいものがほとんどで、それは当然のことだと言えるでしょう。

単純な話、世間に対して『嘘』をついていたのですから。

ただ私個人は、現在でも『デリカスペースギア』を愛用しており、その他にない個性や特徴を、大変気に入っているのです。

それだけに今回の件が、非常に残念でなりません。

三菱自動車はこれまでに、たくさんの名車や人気車種も製造、販売してきました。

何とか『本来の三菱自動車らしさ』を取り戻してもらえないものなのか?

そう願わずにはいられません。

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