スマトラオオヒラタクワガタの産卵セット、リベンジ!

みなさんこんばんは、鷹です!

ここ大阪では20日の夜から21日の日中にかけて、久しぶりにまとまった雨が降りました。少し気温が高く『ジメッ』とした感じで、いかにも『梅雨』らしい雨だったのですが、考えてみれば今年初めての梅雨らしい雨だったのではないでしょうか?

そう言えば今日(6月22日)、沖縄では早くも梅雨明けが発表されたようですね。近畿地方は向こう一週間は雨がちの予報が出ていますが、それを過ぎれば夏がやってくるのでしょうか?

心待ちにしています。

というのも最近、時間を見つけては採集ポイントへ出かけています。(夜中にコッソリ出かけたりしています^^;)しかし現地はまだまだ気温が低く、昨夜はなんと『15℃』だったのです!

そのためか見かけるのはコクワガタばかりで、全く採集できずにいるのが現状です。早くノコギリクワガタやミヤマクワガタに出会いたいものですが、もう少し時間が必要なようですね。

さて、そんなコンディションの悪さもあり、先日、新たなブリードを開始しましたので、今回はその様子をご紹介したいと思います。

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目次

スマトラオオヒラタクワガタのブリード

『新たなブリード』と言っても、新種に手を出したわけではありません。^^

私は昨年末から『スマトラオオヒラタクワガタ』と『パラワンオオヒラタクワガタ』という2種の外国産クワガタの飼育をはじめ、ブリードにもチャレンジしているのですが、パラワンオオヒラタクワガタは9頭の幼虫を飼育しており順調なのですが、スマトラオオヒラタクワガタは4頭のみという少し寂しい状態です。

詳しくはこちらのカテゴリー、

・スマトラオオヒラタクワガタ

・パラワンオオヒラタクワガタ

を参照していただきたいのですが、さすがにこの数では将来的にブリードが不安なため、以前、産卵させたメス2頭に、再度、産卵セットに入って頂くことにしました。

それがこちらの2頭になります。

・スマトラオオヒラタ メス CBF1 約47㎜

スマトラオオヒラタ メス CBF1 約47㎜ 7月羽化

・スマトラオオヒラタ メス WD 約45㎜

スマトラオオヒラタ メス WD 約45㎜

47㎜のメスはWD81㎜のオスとペアリングし、最終的には4頭の幼虫を確保することができました。

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45㎜のメスは95㎜のCBF1のオスとペアリングし、産卵セット内では卵や幼虫の姿が確認できたものの、いざ割り出してみると結果はゼロ!

みなさんこんばんは、鷹です! 今年も早いもので、とうとう1年の折り返しである6月へと突入してしまいました。 例年であれば6月に入れば真夏...

ということで2頭とも産卵セットから取り出してからは、単独で十分な休養を取っていただいており、まだまだ産卵する可能性があることとそれなりに時間が経過したため、再度、産卵活動をはじめてもらうことにしたのです。

産卵セットの改善点

さて、私のこれまでのスマトラオオヒラタクワガタの飼育状況をご覧いただければ、すぐにお分かりいただけると思いますが、何度も『ブヨブヨ病』に悩まされ続けています。

原因は現在でははっきりと解明されていませんが、これまでの飼育状況を振り返り考えてみたところ、私のケースでは『マットの水分過多』が最も可能性が高いと思われます。

そこで今までと全く同じように産卵セットを組んでいては何の進展も期待できないため、今回は主に、以下の2点を変更してみました。

飼育ケースの通気口を増やす

今までは飼育ケースの『保湿』が重要であると考えて『空気穴(通気口)』を開けていましたが、少しだけ穴を大きくしてさらに穴の数を増やすことで、飼育ケース内が『蒸れる』状態になってしまうのを防ぐための対策です。

空気穴(通気口)は多すぎるとマットが乾燥し、頻繁に水分を補給する必要が出てきますが、逆に少なすぎると飼育ケース内が蒸れて『水分過多』となってしまいます。

そこで一度産卵セットを組んでみて、中の様子を観察しながら随時穴の数を増やしていきます。

マットの水分量

そして最も重要なのがこちら、『マットの水分量』です。

これは多過ぎても少なすぎてもいけませんが、今回はこれまでより若干少なめにしてみます。

ちなみに使うマットはこちら、

B2 クワガタ用無添加マットです。

マットに関しては水分明けでなく『鮮度』、つまり古かったり使いまわしたりしていても『ブヨブヨ病』の原因となってしまうようです。

これまでも使用直前に購入したマットを使うようにはしていましたが、今回も直前に購入した新しいマットを使います。

産卵セットにメスを投入

で、出来上がった産卵セットがこちら、

早速メスを投入です。

するとメスは瞬く間にマットの中に消えていきました。^^

後はフタを閉めて投入日のラベルを貼って完成です。

今回もこれまでと同じく、1か月前後の投入期間を予定していますが、日々観察して様子を見ながらメスを取り出す時期を見ていきたいと思います。

ちなみに今回は再度、実験の意味も込めて、WD 41㎜のメスを投入した飼育ケースには産卵木もセットしてみました。

最後に

これまではさんざん『ブヨブヨ病』に悩まされてきましたが、これで無事、幼虫を取り出すことができるでしょうか?

またメスは2頭とも一度産卵を経験しているため、今回も無事、産卵してくれるとは限りません。

しかしやはりスマトラオオヒラタクワガタはとても迫力があって魅力的ですので、今後もブリードを続けていきたいと考えています。

そうなれば2つの産卵セットで最低でも10頭前後の幼虫を確保したいものです。

この産卵セットの経過は、またご報告させて頂きますね。

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