globeの名曲『DEPARTUERS』がMVに!歌詞の意味から見える2つの世界観

1990年代後半に数々のヒット曲を生み出した3人組ユニット『globe』。そのglobeが1996年にWミリオンを記録しながらもミュージックビデオ(MV)を制作していなかったヒット曲、『DEPARTUERS』のMVが完成し話題になっています。

globeは昨年20周年を迎え、小室哲也さんが描いた歌詞の世界観を映像として表現する『MUSIC VIDEOドラマプロジェクト』をスタートさせ、今回の『DEPARTUERS』は3月に発表された第1弾『FACE』(主演・池田エライザ)に続く第2弾となっています。

今回の『DEPARTUERS』では主演にモデルで女優の三吉彩花さんを起用し、独特の世界観が見事に表現されています。

三吉彩花
引用元:miyoshis style

しかしこの『DEPARTUERS』という曲、元々その歌詞には深い意味が込められているという話があり、それが今回MVで表現された世界観とは、全く違ったものだったのです。

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MVの世界観

MVの監督を務めた薮内省吾監督によれば、今回の『DEPARTUERS』のテーマはこのこのように語られています。

「愛の世界が引き起こす悲劇。その悲劇からの脱却」。

三吉に白羽の矢を立てた薮内省吾監督は
「人は愛によって救われ、愛によって傷つく
 今回、三吉彩花さんには、一度は愛によって全てを与えられ
  そして、全てを奪い取られた、
 そんな女性を演じてもらいました」と説明。

「一人で雪山へと向かい、そこで彼女は何を想い
 何を感じ、そして何と決別するのか。
 愛と対極にあるものに向かおうとする時、
 彼女は自分自身をも否定するのか。
 儚さと美しさは同じコインの裏表
 彩花さんはそんな演技を見せつけてくれました。すさまじいです」
とその演技力を称賛した。
引用元:ORICON STYLE

この内容を踏まえた上で、『DEPARTUERS』のMVをご覧ください。

『DEPARTUERS』の歌詞に込められた隠された意味

しかしこの『DEPARTUERS』という曲には、作詞・作曲を手掛けた小室哲哉さんの深い思いが込められていたという話はご存知だったでしょうか?

『DEPARTUERS』の意味

まずは曲名である『DEPARTUERS』の意味について見ていきたいと思います。

departuerとは本来、『立ち去ること、出発、発車、退去、撤退』といった意味があります。
これに複数形を示す『s』が加えられていることから、『立ち去る者たち』『それぞれの出発』、転じて『別れ』という解釈もできそうです。

ただ2008年に公開され、第81回アカデミー賞外国語映画賞、および第32回日本アカデミー賞最優秀作品賞などを受賞した映画『おくりびと』が、英題は『Departuers』とされていることから、『おくりびと』であるとも解釈できそうです。

『DEPARTUERS』の歌詞の意味

それでは、『DEPARTUERS』の歌詞全文を、題名の意味を踏まえながら見ていきたいと思います。

どこまでも限りなく 降り積もる雪と
あなたへの想い
少しでも伝えたくて 届けたくて
そばにいてほしくて

ずっと伏せたままの 写真立ての二人
笑顔だけは 今も輝いている
いつの日から細く 長い道が始まる
出発の日はなぜか 風が強くて
やさしさも わがままも 温もりも 寂しさも
思いやりも 全てを 全部あずけた

どこまでも限りなく 降り積もる雪と
あなたへの想い
少しでも伝えたくて 届けたくて
そばにいてほしくて
凍える夜 待ち合わせもできないまま
明日を探してる
いつだって思い出をつくる時には
あなたと二人がいい

When a man and a woman
Start to be tired to do the same thin`
again and again
Leavin` their dream,their love behind
Lookin`after all those long nights
to discover a new adventure

行ったことがないね 雪と遊びたいね
会いたくて 会えなくて あこがれている
夜がやけに長くて 冬のせいかもしれない
だけど春は明るく 陽ざし浴びたい

永遠に続く道
それはあなたへの想いがきっと
降りつもる雪とともに
深く強く 二人を支えていた

前髪が伸びたね 同じくらいになった
左利きも慣れたし 風邪も治った

愛が夢を邪魔する 夢が愛を見つける
やさしさが 愛を探して
あなたが私を 選んでくれたから

どこまでも限りなく 降り積もる雪と
あなたへの想い
少しでも伝えたくて 届けたくて
そばにいてほしくて
凍える夜 待ち合わせもできないまま
明日を探してる
いつだって思い出をつくる時には
あなたと二人がいい

この中のひとつのフレーズ、

『前髪が伸びたね 同じくらいになった左利きも慣れたし 風邪も治った』

これに関し小室さんが以前、『亡くなった女の子のことを歌った曲』であるということを載せた記事がありました。

1996年に発刊された小室哲哉 深層の美意識には、このような内容が書かれていました。

いとこの春実ちゃん

小室さんは早稲田実業に通っていた当時、一つ年上で九段高校に通う、いとこの春実ちゃんと原宿の『BJストーン』という喫茶店で待ち合わせ、自分の作曲した曲を聴いてもらうのが楽しみだったそうです。

周りの誰もが小室さんの夢を無理だと言っていた中で春実ちゃんだけは、「哲ちゃんは絶対に世の中に名前が出る人になると思うな。デビット・ボウイみたいに」と言い続け、小室さんを励まし支え続けていたようです。

しかし彼女は、小室さんが23歳の時に他界。

彼女から小室さんへ最後に送られた年賀状には、「早く哲ちゃんの名前を活字で見たいな。頑張って下さい」というメッセージが書かれてあったといいます。

アルバムには、いとこたちが集まって、府中の家の前で撮った記念写真が残っているといいます。その中で高校生の小室さんは春実ちゃんと並んで写っており、顔が小さくて小柄でやせていて、二人はまるで姉弟のように写っていたといいます。

2つの世界観

こうして『DEPARTUERS』の世界観を、

  • MVの世界観
  • 歌詞の意味が持つ世界観

この二つの観点から考えてみると、全く違ったものであるかのように思えてしまいます。

しかしこの二つの世界を見事に表現している『DEPARTUERS』という曲の魅力、そして『小室哲哉』というアーティストの才能に改めて感動を覚えてしまいました。

MVでは曲の前後に、新たな世界を作り出すためか?セリフが付け加えられていたのをお気づきになりましたでしょうか?

あの人に会って 最後にもう一度だけ
確かめたいことがある
なぜ 私を愛してくれたの?
なのに どうして

(曲)

どうして わたしじゃなかったの?

しかしこのセリフでさえ、私にとっては2つの世界観どちらにも当てはまってしまうのです。

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