本土ヒラタクワガタの産卵セット割り出し、気になるブヨブヨ病は?

みなさんこんばんは、鷹です!

以前、記事内でも記載させていただきましたが、私は今年、本土ヒラタクワガタのブリードに最も力を入れています。

さらにできれば自己採集個体からのブリードを希望しており、かなり早い時期(4月後半ごろ)から採集ポイントやその周辺を下見しておりましたが、残念ながら今のところは採集できておりません。

以前はこのポイントでもそこそこ採集できていたのですが、少し生息域が変わってしまったのでしょうか?ここ数年は全く見かけておりません。

これは少し視点を変えて、全く違う地域でポイント探しをした方が良さそうな気もしてきました。心当たりは幾つかありますので、今後ものんびりと探索を続けていきたいと思います。

しかし採集は皆目ですが、ブリードの方は日々奮闘中です。

というのも昨年知人から譲って頂いた成虫や、同じ方から譲っていただき今年羽化した成虫が多数いるためです。

(参照:ヒラタクワガタ)

今年最初のブリードは失敗に終わってしまったものの、

その後は別のペアでハンドペアリングに成功しメスを産卵セットに投入したものや、産卵セット内でオスとメスを同居させているものもあります。

その中で一番最初に産卵セットにメスを投入したのが6月8日ということで、そろそろ1か月が経過した先日、割り出しを行いましたので、今回はその様子をご報告させていただきたいと思います。

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目次

産卵セットの概要

今回割り出しを行った産卵セットはこちらになりますが、

まずは概要からご説明させて頂きます。

今回の産卵セットでペアリングさせたオスとメスはこちら、

昨年譲っていただいたWDのオス約65㎜と、今年の3月初旬に我が家で羽化した約33㎜のメスです。

本来はしばらく同居生活させる予定だったのですが、同居をはじめてから約30分ほどで無事交尾に成功。その後メスは5日間ほど休養させ産卵セットに投入したのですが、その時の詳しい内容については以下の記事を参照してみて下さい。

みなさんこんばんは、鷹です! 私は今年『本土ヒラタクワガタ』のブリードに力を入れる予定で、1月には冬眠中の個体を自作温室に移し、 2...

産卵セットの割り出し

それではいよいよ産卵セットの割り出しです。

とりあえずフタを外して中の様子を見てみますが、メスの姿が見当たりません。

日中ですのでマットの中に潜っているのは当然ですが、割り出しと同時にメス探しも進行していきます。

カブトムシにしろクワガタにしろ、マットの表面付近に産卵していることはほとんどありません。と言うより皆無に等しいですね。

そこで少しでも割り出しを行い易くするために、飼育ケースを斜めにして表面付近のマットを徐々に落としていきます。

そうしてしばらく作業を続けていると、

まずはメスが無事にその姿を見せてくれました。(ひっくり返っていますけど^^;)

約1か月強もの間、本当にご苦労様でした。これからはまた個別飼育でしっかり休養を取ってもらいます。

そしてマットが半分以下になったところで、飼育ケースを一気にひっくり返します。

すると、

やりました!

幼虫3頭発見です!

そして先に発見した幼虫3頭は取り出しておき、取りこぼしがないかマットの中を慎重に調べていきます。

その結果、

幼虫3頭卵3個を取り出すことができました!

気になるブヨブヨ病は?

なんとか無事、幼虫と卵を取り出すことはできましたが、やはり今年のクワガタブリードで悩みの種となっている『あの病気』のことが気になります。

そうです、『ブヨブヨ病』です。

そこで再度、幼虫の様子をよく確認してみると、

(パソコンですともう少し大きめの画像を見ることができると思います)

幼虫の体色をよくよく観察してみると、少し黒っぽくなっていますね。

これは間違いなく幼虫がマットを食べているという証拠であり、ブヨブヨ病の症状の一つである『拒食障害』起こっていないということです。

今回の産卵セットでは、どうやらブヨブヨ病は発症していないようです。まだもうしばらく様子を見る必要はありますが、とりあえずは一安心といったところです。

最後に

今回の産卵セットでは、幼虫3頭と卵3個を取り出すことができました。

今年の3月に羽化した若いメスを使ったためそんなに多くは期待していませんでしたが、むしろこれ位の数の方が飼育管理し易くていいのかもしれません。

もちろん取り出した卵が無事孵化してくれてのことですが、実は割り出しから数日経ってみてみると、

なんとか無事孵化してくれたようです。

ただもう1個の卵が見当たりません。

で、プリンカップの側面をよく見てみると、

すでに孵化してマットの中に潜っていたようです^^。

実はこれもブヨブヨ病の判断基準のひとつで、感染した幼虫はなかなかマットの中に潜って行こうとしません。また元気な幼虫のように、動き回ることもほとんどしないのです。

今年のクワガタブリードは幾度となくブヨブヨ病に悩まされていきましたが、どうやら今回の産卵セットはなんとか『成功』と言って良さそうですね。^^

もちろん最後の卵が無事孵化してくれてのことになりますが。

こちらの幼虫たちはしばらくプリンカップで様子を見て、後日菌糸ビンに投入する予定です。

そして今回は『少しでも大型の成虫へ』ということを意識しながら、本土ヒラタクワガタの幼虫飼育を楽しんでいきたいと思います。^^

追記

この卵も8月6日に無事孵化してくれました。

産まれたばかりのヒラタクワガタの幼虫はかなり小さいですね。^^

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コメント

  1. くんすけ より:

    幼虫確保おめでとうございます。
    ずっと結果が気になってました(笑)

    私も今年のブリードは成功と失敗の両方でした。もちろんブヨブヨ病にもやられました。あれはほんとによくわからないのが怖いですよね。

    元気に育って欲しいですね。
    続報楽しみに待っています。

    • taka より:

      くんすけ様

      コメントありがとうございます!

      少数ですがなんとか確保することができました。
      毎日観察していますが、プリンカップの中で元気に動き回っているようです。^^

      頑張って何とか立派な成虫に育ててあげたいと思います。

      くんすけ様もブリードされているのですね?
      ブログ拝見させて頂きました。

      ブヨブヨ病など分からないこともたくさんありますが、
      お互い頑張ってブリードしていきましょう!

      くんすけ様の飼育報告も楽しみにしています。