カブトムシ・クワガタムシ採集ポイントを探してみよう!

みなさんこんばんは、鷹です!

7月も終盤に差し掛かり、私の2017年カブトムシ・クワガタムシ採集も、今が正にシーズン真っただ中と言ったところです。^^

ところでやはり夏休みということもあり、みなさんの中でもカブトムシ・クワガタムシ採集に出掛けたり、あるいは計画されている方が多数いらっしゃるかと思います。

実はここのところ当ブログにご訪問された方から、

『カブトムシ・クワガタムシ採集ポイントを教えて欲しい』

とのご連絡を多数頂いております。

ただ誠に申し訳ありませんが、環境保全と乱獲防止の観点から採集ポイントについての詳しい情報提供は全てお断りさせて頂いております。(申し訳ありません<(_ _)>)

ただ採集する種類にもよりますが、カブトムシ・クワガタムシが集まる場所というのは、少しの努力とちょっとしたポイントを押さえることによって、誰にでも見つけられるものだと思っています。

そこで今回は、

『カブトムシ・クワガタムシ採集ポイントの探し方』

について私の知識と経験から、少しご説明させて頂きたいと思います。

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目次

カブトムシ・クワガタムシ採集の基礎知識

まずカブトムシ・クワガタムシを採集しようと思えば、採集に関する基礎知識は必ず押さえておかなければなりません。

これについては以前、このような記事を書きましたので、

2016年もいよいよ6月に突入しました。気温もずいぶん高くなり夏本番といった雰囲気が感じられます。この時期になると毎年頭に浮かんでくるのは、...

詳しくは上の記事を読んで参考にしてみて下さい。

この記事の中で、特に必要なことを抜粋してご説明させて頂きます。

①カブトムシ・クワガタムシが集まる木を探す

当たり前のようですが、これが一番需要です。

カブトムシ・クワガタムシに限らず野生の生物は、基本的に食べ物がないところには集まってきません。私たち人間のように食料を購入して料理して食べるわけではありませんからね。

野生の生物にとっての生きるための行動は、『食』『繁殖』というのがその大部分を占めています。そしてその行動の中で敵と出会ったり天敵に襲われたりしながら、生態系というものが形成されているのです。

少し話がそれましたが、日本に生息するカブトムシ・クワガタムシのほとんどは、成虫になってからの寿命はそれほど長いものではありません。

そのため成虫になってからはひたすら繁殖行動を求め、オスとメスが出会うきっかけとなるのが『エサ場』なのです。

そしてカブトムシ・クワガタムシは広葉樹(クヌギ・コナラ・シラカシ等)の樹液を食料としているため、採集の第一歩としてはそれらの木がある場所、そしてその中で樹液を出している木を探すということが必要になります。

②採集に出掛ける時間帯

基本的にカブトムシ・クワガタムシは夜行性です。

そのため採集に出掛けるには夜間(暗くなってから)というのが基本です。

ただ採集する種類や採集方法によっては昼間の採集も可能ですが、やはり絶対数はどうしても少なくなってしまいます。

またこれはあくまでも私の経験からですが、早朝よりも日没から深夜にかけて(概ね19時~24時ごろ)の方が、見られる数は多いようです。

これはあくまでも私の仮説ですが、カブトムシ・クワガタムシは日没と共に活動をはじめます。そしてエサ場に集まり様々な行動をするわけですが、中には争いに負けてエサ場から追い払われたり、交尾を終え栄養を蓄えたメスは産卵場所へ向かったり。

目的を果たしたカブトムシ・クワガタムシは、いずれにしても日が昇るまでにそのほとんどが次の行動に移ってしまうようです。

そのためエサ場からどんどん離れて行ってしまう早朝よりも、これから集まってくる日没の方が、より多くのカブトムシ・クワガタムシを見ることができるようです。

③下見が重要

実はこれが一番重要なのかもしれません。

カブトムシ・クワガタムシがいくら夜行性だからといっても、採集ポイントが分からない状態で探し回ってみたところで、こちらも効率が落ちてしまうばかりです。

そのため採集ポイントを探すのは、基本的に日中に行うのがベストです。

この時重要なのは、

『カブトムシ・クワガタムシがいる場所』

ではなく、

『カブトムシ・クワガタムシが集まりそうな場所』

を探すということなのです。

例えば先述した木が密集している場所や、その中でも樹液を出している木を探す。また日中であればそれらの場所に、スズメバチやチョウ、カナブンなどが集まっている場合もあります。

『日中にそれらの場所を探しチェックしておき、日没と同時に見に行く』

というのが、最も効率的なカブトムシ・クワガタムシ採集ポイントの探し方だと思います。

ここまではカブトムシ・クワガタムシ採集ポイントを探す上での基本的な考え方と方法ですが、さらにもう少し掘り下げた視点についてご説明させて頂きます。

カブトムシ・クワガタムシの生態を考える

一般的にカブトムシ・クワガタムシがいそうな場所というと、深い森や林の中、さらには山奥のようなイメージを持たれているかもしれませんが、実はそうでもありません。(生息域や種類による部分もありますが)

①飛んで来れる場所

そこで一つヒントになるのが、

『カブトムシ・クワガタムシは飛翔してエサ場にやっくる』

ということです。

これは特によく飛ぶ種類、例えばカブトムシ・ノコギリクワガタ・ミヤマクワガタなどを採集したい場合に参考になりますが、

『飛んできてそのまま止まりやすい木』

というのもカブトムシ・クワガタムシがよく集まるポイントになることが多いです。

逆にクヌギなどが密集していて樹液を出していても、そこに辿り着くまでに障害物がたくさんあるようであれば、全く見られないといったことも良くあります。(ただし大きな木で洞があれば、ヒラタクワガタやコクワガタ等のドルクス系が生息している可能性は高いです)

例えばこんな感じで、

この木は樹液をたくさん出し洞もありますが、数年に一度しかカブトムシもクワガタムシも採集することはできません。

しかしほんの数十メートル離れたこの木、

この木には毎回、カブトムシ・コクワガタ・ノコギリクワガタなどが集まっています。(実は上の画像でもコクワガタが写っています^^)

②カブトムシ・クワガタムシは臆病です

基本的に近年は採集ポイントを探す際、車を使われる方がほとんどかと思われます。(実際、私もそうですが)

そのためどうしても車を止めることができる場所付近でポイント探しを行うことが多くなってしまうのですが、基本的にカブトムシ・クワガタムシは交通量の多い道路付近で見られることは少ないです。

カブトムシ・クワガタムシが夜行性であり、体色が黒っぽい色をしているものが多い理由の一つに、『天敵から身を守る』というのがあります。

また採集時に懐中電灯で光を当て続けると、ほとんどのカブトムシ・クワガタムシは警戒して逃げて行ってしまいます。

さらにオオクワガタやヒラタクワガタなどは物音や人の気配を察知しただけでも、身を隠そうとしてしまいます。

つまりカブトムシ・クワガタムシは騒音の多い場所交通量の多い場所には、基本的にはほとんど集まってきません。

ただ、

上の画像は府道沿いのちょっとしたクヌギ林なのですが、ここでは非常にたくさんのカブトムシ・クワガタムシを採集することができます。

もちろん交通量はほとんどありませんよ。^^

7月26日の採集

さて、ここまでカブトムシ・クワガタムシ採集ポイントの探し方について、自身の経験に基づいた私なりの説明をさせて頂きましたが、いかがだったでしょうか?

『これから採集ポイントを探そう!』

という方は、是非とも参考にしてみて下さいね。

ただ、夜間の自然にはたくさんの危険もあります。実は私も今日(7月26日)の早朝、採集に出掛けてきたのですが、久しぶりに『イノシシ』に出会いました。^^;

これから採集に行かれる予定の方は、もう一度こちらの記事に目を通しておいて下さいね。

2016年もいよいよ6月に突入しました。気温もずいぶん高くなり夏本番といった雰囲気が感じられます。この時期になると毎年頭に浮かんでくるのは、...

というわけで本日の採集のご報告ですが、自宅を出たのは午前3時30分ごろで、現地に到着したのは午前4時ごろでした。

気温は約23℃。採集にはベストな気温ですね。

今日は採集しながら写真も撮ったりと少しせわしない感じでしたが、最近は仕事の都合等で早朝に出掛けることが多いためか、見かけたのはカブトムシ・コクワガタ・ノコギリクワガタのみでした。

コクワガタのオスが歩いていますね。

しかしふとこの木の上を見上げると、

巨大なケムシが。

見てるだけでゾッとします。^^;

で、今回はこちらだけをお持ち帰りすることにしました。

カブトムシのメスです。

先週もカブトムシのメスはお持ち帰りしたのですが、その個体は自宅で羽化させたオスとペアリングして産卵セットに入ってもらいました。

みなさんこんばんは、鷹です! 毎日暑い日が続きますね。そう言えば夏休みが始まる直前の7月19日、ここ大阪でも梅雨明けが発表されました。 ...

今回のメスはWDとして、そのまま産卵セットに入れてみたいと思います。おそらく交尾は済んでいると思われますので、どんな子たちが産まれてくるのか?

これも採集・ブリードの楽しみの一つですね。

体長は約43㎜ですね。

ちなみにこちらは少し珍しい画像、

カブトムシのメスの威嚇です。^^

なかなか元気なようで、『良し!』としておきましょう!

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