大阪府八尾市・近畿自動車道でCBX400Fが盗難に!

少し驚くような事件が起きてしまいましたね。

5月8日の午前2時過ぎ、大阪府八尾市美園町の近畿自動車道を2人乗りで走行していたオートバイが黒い乗用車に幅寄せされ、やむを得ず路肩に停車させたところ降りてきた男に脅されて、そのままオートバイを盗まれるという事件が起きました。

これはもはや『盗難』とは呼べず、『強奪』とも言うべき凶悪な犯罪行為です。

しかしこの奪われた車両がホンダの名車・『CBX400F』だったということで、この事件について調べてみました。

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CBX400F強奪の経緯

事件が起こったのは、5月8日午前2時25分ごろのことでした。

オートバイを運転していたのは兵庫県姫路市の男性会社員(22)で、後部座席に友人男性(17)を乗せてツーリングを終え、姫路市内に帰る途中だったといいます。

場所は大阪府八尾市美園町近畿自動車道上り車線八尾本線料金所の手前付近でのことでした。

1台の黒い乗用車幅寄せしてきたため、男性会社員はやむを得ずオートバイを路肩に停車させました。すると乗用車の助手席から、マスク姿の男が降りてきて、「降りな、しばくぞ(痛い目に遭わせるの意味)」と言って、男性会社員と友人男性を脅しました。

2人が男の指示に従いオートバイを降りたところ、男はバイクに跨り、そのまま走り去ってしまいました

黒い乗用車にはもう1人の男が乗っており、この乗用車もオートバイと共に走り去っていきました

この強奪されたオートバイというのが30年以上も前に生産され、既に生産中止となっているホンダの名車・『CBX400F』

『旧車』としても有名なオートバイで、被害に遭った男性会社員は、「今年の2月に300万円で購入した」と話しています。

事件現場の地図

ストリートビュー

CBX400Fとはどんなオートバイ?

CBX400Fが生産・発売されていたのは、今から30年以上も前の1981年~1983年。しかし市場からの要望により、1984年10月に再生産されたという、少し変わった歴史を持ったオートバイです。

ホンダはそれまで400㏄クラスでは2気筒エンジンホークシリーズを主力としていましたが、他メーカーが4気筒エンジンを採用、性能的にもホークシリーズを凌駕しつつありました。

当時の流れで言えば、
1979年 カワサキ Z400FX
1980年 ヤマハ  XJ400
1980年 スズキ  GSX400F
といった感じでした。

さらにホンダがホークシリーズ以前に生産・販売していたドリームCB400FOUR中古車価格も高騰。世の中で4気筒エンジンの復活を望む声が多く見られていました。

そんな時代の流れの中で、ホンダが400㏄クラスに投入したのが『CBX400F』でした。

スペックは
最高出力:48PS/11,000rpm
最大トルク:3.4kg-m/9,000rpm
という、当時の同クラスの中では最高を誇り、インボードディスクブレーキアンチダイブ機構プロリンクサスペンション等の二輪車初搭載の新機構も搭載していました。

また外観では、リヤウィンカー、テールランプ一体型のコンビネーションランプ、1~3番シリンダーからのエキゾーストパイプと4番シリンダーからのエキゾーストパイプがX型に交差するなど、特徴的な作りこみがされていました。

オートバイの形状は現在で言う、オーソドックスな『ネイキッド』タイプですが、当時としては最先端のスポーツモデルだったのです。

CBX400F2

引用元:Wikipedia

CBX400Fのその後

しかし時代と共に、CBX400Fのオートバイとしての位置づけも変化していきます。

世の中のスポーツ性を追求したモデルの座はいわゆる『レーサーレプリカ』へと変わっていCBX400Fは別の場面で人気を得ることになってしまいました。

20代~30代までの方々はあまり実感がないかもしれませんが、1980年代後半は、『暴走族全盛期』でもあったのです。そしてその人たちが最も好んで使用したオートバイが、CBX400Fだったのです。

八尾

引用元:テレ朝news

しかしそれから数十年の月日が流れ、世の中の状況も目まぐるしく変わって行きました。暴走族は各規制や取り締まりと共に減少し、CBX400Fも生産されていないがために、その数は年々減少していきました。

そうすると次にCBX400Fがたどった運命は『プレミア化』です。

なんといってもホンダの、そして世界の二輪車の歴史に名を残す1台であったことは紛れもない事実であり、それは数の減少と共に大きな価値をもたらすことになってしまったのです。

現在、グーバイクでの市場価格を調べてみると、車両本体価格は100万円~300万円程がほとんどです。特に時間が経過しているため『オリジナル』の状態が保たれているほど、高値で販売されているようです。

強奪されたCBX400Fは?

とこれで今回被害に遭われた会社員の男性。今年2月に300万円程で購入されていたということで、悔やんでも悔やみきれないことでしょう。

そこで調べてみたところ、被害者のものと思われるツイッターアカウントが見つかりました。

八尾4

このツイートには、

  • 犯行車両:黒の18クラウン
  • ナンバープレート:大阪・・19
  • 犯人はマスクをしていた
  • 犯人は20代後半~30代くらい

といった情報も書かれており、場所や時間なども一致しております。

しかし正直なところ複雑な気持ちです。これはいわゆる『族車』にしか見えません。

おそらく改造申請等を行い、正規でナンバープレートを取得されているとは思いますが、他のツイートを見ていても、

  • 走り方はどうだったのか?
  • 音はどうだったのか?
  • 何かトラブルはなかったのか?

などの疑問も出てきます。

オートバイとの接し方

オートバイの楽しみ方は人それぞれです。

  • 運転を楽しむ
  • 見て楽しむ
  • カスタムを楽しむ
  • etc.etc

本当にそれは自由であると思いますし、そうあるべきです。

しかしやはり他人を不快にさせたり、迷惑をかけるような行為には賛同できません。

『車検に通っていればOK』
『違法じゃないからOK』

よくこんな言葉を耳にします。

しかし
『車検に通っていても、あなたのオートバイは安全ですか?』
『違法じゃなければ、他人が迷惑と思われる行為も許されるのですか?』

ライダーすべての行動が、社会的なオートバイという乗り物のイメージを作り出すのです。

このことだけは忘れないでいたいですね。

私は心の底からオートバイという乗り物が好きなのです。

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