ローゼンベルクオウゴンオニクワガタの産卵セット

みなさんこんばんは、鷹です!

タランドゥスとほぼ同時期にブリードを開始したローゼンベルクオウゴンオニクワガタ。

まあ以前の記事でも書きましたが、

『ブリードに向けて同居飼育をはじめよう!』

というのが本来の予定だったのですが、いざ同居飼育をはじめてみると翌日にはメイトガードが見られました。

しかもタランドゥスと同様、オスはかなり長時間にわたってメイトガードをしているようで、いつ覗いてみてもオスはメスの上に乗っかったまんまです。

『これはひょっとしてペアリング成立?』

ということで、早速産卵セットを組んでメスを投入してみました。

スポンサーリンク

目次

産卵セットの概要

さてローゼンベルクオウゴンオニクワガタの産卵セットですが、今回はタランドゥスと全く同じものを用意してみました。

というのもオウゴンオニクワガタもタランドゥスと同様カワラ材やレイシ材に産卵し、幼虫はカワラタケの菌糸で飼育するタイプのクワガタなのです。

そのため実は前回の記事でご紹介したタランドゥスの産卵セットを組んだ際、

  • カワラ菌床レイシ材の産卵セット×2
  • カワラタケ菌糸ビンの産卵セット×2

合計4セットを組んで同居生活をはじめていました。

ということで産卵セットの詳しい内容については、こちらの記事を参照して下さい。

みなさんこんばんは、鷹です! 先日の記事でお伝えした通り、12月の下旬からタランドゥスオオツヤクワガタのブリードを開始しました。 オス2...

レイシ材の産卵セットが2セットありますね。^^

R-1ラインの産卵セット

こちらは48㎜のオスと46㎜①のメスをペアリングしたラインになります。

同居期間は12月25日~29日

そしてメスを産卵セットに投入したのは12月29日です。(実はタランドゥスのT-1ラインと全く同じ日程です^^)

ちなみに産卵セットはカワラ菌床レイシ材を使用したものになります。

しかしこのメス、投入から数日が経っても全く穿孔する気配がありません。

まあタランドゥスやオウゴンオニクワガタは産卵に関しては少し気難しいところがあるようで、それに加え『少し早いかな?』というタイミングでペアリングを開始したため、もちろん最初からうまくいくとは思っていませんでした。

それに加え同じ日程で産卵セットに投入したタランドゥスも全く穿孔の気配なし。

半ばあきらめつつ毎日の『ゼリーチェック』だけは欠かさず行っていたのですが、1月3日に少し変化がありました。

事前にレイシ材に開けた穴の中に、メスが自ら頭を入れているではありませんか!

といっても削りカスが出ているわけでもなく穿孔しているとは思えませんが、産卵セット投入から5日間も何もなければこれだけでも嬉しく感じてしまいます。^^

この日はそれ以上の進展は無く、翌日もまたいつもの様子に戻っていたのですが、1月5日、劇的変化がありました!

レイシ材の横に大量の削りカスが出ています。

どうやら穿孔してくれたようです。

どうやら第一段階は何とかクリア。メスはレイシ材の中に潜り込んでくれたようです。

それにしても実物ははじめてみましたが、本当にきれいに削りカスを出して穿孔していくものですね。

さらに驚くべきはその速さ。

前日までは全く穿孔していなかったのに、たった1日でこの状態です。

とりあえずこちらの産卵セットは、1か月を目途に割り出しを行ってみたいと思います。

R-2ラインの産卵セット

こちらは49㎜のオスと46㎜②のメスをペアリングしたラインになります。

同居期間は1月4日~7日の3日間のみ。

R-1ラインより遅れてペアリングを開始したのは、49㎜のオスの食欲が今一つだったためです。

後食を開始したのは他のローゼンベルク達とほぼ同じ時期だったのですが、ゼリーを食べる量が他の個体と比べると明らかに少なかったのです。

ということで無事同居生活を終えメスを産卵セットに投入。

こちらもタランドゥスと同様、カワラタケの菌糸ビンを使ってみます。

使った菌糸はD・O・Sさんのブナカワラ菌糸ブロック SRD−4000ccです。

さてこちらの産卵セット、メスを投入したのは1月7日のことだったのですが、なんと翌8日にはこんな状態に、

早速、穿孔ですか?

間違いなく潜っていますね。

『これは幸先の良いスタートか?』

と喜んだのですが、3日後の11日には、

あれ?もう終わり?

早くもメスが出てきてしまいました。

これってネットでよく見る『産卵セット失敗例』の典型的なパターンですよね?

まあレイシ材の方は間違いなく穿孔してくれていますし、そもそも何でもかんでもそううまくいくはずもありません。

『とりあえず長い目で』

ということでそのまま放置。毎日のゼリーチェックだけは欠かさず行っていました。

というのもタランドゥスと同様ローゼンベルクもかなり『大食い』で、こちらのメスは16gのゼリーを1日に1個平らげてしまうのです。

そして1月13日、仕事から帰宅しいつものようにゼリー交換を行おうとしたところ、

ついに菌糸ビンの奥まで穿孔してくれました!

ちなみに反対側から見てみると、

まるで幼虫の食痕のようにも見えますが、ここまでメスが潜り込んでくれたようです。

恐らく産卵床を作っているものと思われますが、さすがに外からはこれ以上見ることができません。

とりあえずはこちらも『第一段階突破!』ということで、しばらくはメスに刺激を与えないようにし、そっと管理していきたいと思います。

最後に

さて生まれて初めてのローゼンベルクオウゴンオニクワガタのブリードということで、見よう見まねでペアリングから産卵セットまで進めてみました。

今回はかなり運が良かったようで、どちらのセットも比較的早い段階からメスが穿孔してくれました。

まだ確実に産卵しているとは言い切れませんが、なんとか幼虫を確保できるよう割り出しのタイミングを計っていきたいと思います。

おすすめ記事(広告含む)
おすすめ記事(広告含む)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ちっきー より:

    鷹さんこんにちは。
    家のローゼンベルクは失敗に終わりました。今日♀の死亡が確認でき、産卵用菌糸瓶を掘ってみましたが卵が全く採れませんでした。
    このままいけばタランドゥスもあやしい雲行きになりそうです。

    • taka より:

      ちっきー様

      こんばんは。
      ローゼンベルク、残念な結果となってしまいましたね。
      メスは産卵セットの中で☆になってしまったのでしょうか?
      だとすれば元々産卵するだけの体力がなかったのかもしれませんね。

      なんとかタランドゥスはうまくいって欲しいですね。

      インフルエンザ、大丈夫ですか?
      あまり無理しないで下さいね。^^

      • ちっきー より:

        メスは菌糸瓶に三週間位は潜っていたのですが、たまたま昨日見たら菌糸瓶から出て息絶えてました。
        菌糸瓶も割り出して見ましたが産卵の形跡が見当たらず失敗と判断しました。
        メスは標本用で乾燥パックに入れました。
        レイシ材今日届いたのに残念ですが、明後日ダイスケギラファペアがやって来るので、産卵用に使います

        • taka より:

          ちっきー様

          こんばんは。
          菌糸ビンに潜っていたにも関わらず失敗とは、、、
          さらに出てきて☆になっているとは、なんとも不可解ですね。

          ローゼンベルク残念でしたが、レイシ材は無駄にならないようで何よりです。
          ギラファのブリード、うまくいくと良いですね。^^