パラワンオオヒラタの菌糸ビン飼育開始!

みなさんこんばんは、鷹です!

非常に寒い日が続いていますね。ここ大阪でも25日は最低気温が氷点下となり、最高気温も3℃ほどでした。

こんなことを言うと北国の方々からお叱りを受けるかもしれませんが、私の生活圏は大阪でも平野部で、例年を見ても最高気温が5℃を下回る日はそんなに多くありません。

そのためここまで気温が下がると、何をしてても少しきつく感じてしまうのです。

『そのせい』と言っては何ですが、ここのところ少し体調が思わしくありませんが、カブクワの飼育だけは元気を出して取り組んでいきたいと思います。^^

さて、『ラインの増加』ということで12月にブリードを開始したパラワンオオヒラタクワガタですが、1月2日に割り出しを行い幼虫たちもそこそこ大きくなってきたようです。

そこで今日は幼虫たちを菌糸ビンへ投入しましたので、その様子をご報告させて頂きたいと思います。

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目次

パラワンオオヒラタのブリードの経緯

今回の幼虫たちの親虫は、11月の末に我が家へやってきたペアになります。

パラワンオオヒラタ オス 約98㎜

パラワンオオヒラタ メス 約47㎜

実はもう1頭約48㎜のメスもいるのですが、この3頭は全て同腹の姉弟で累代は『CBF3』ということになり、今回のブリードで生まれてくる幼虫たちは『CBF4』ということになります。

別血統で飼育している幼虫たちや、11月の末に羽化したメスがいることから先々の配合を色々考えたのですが、結果的には1ペアをインラインで、つまり98㎜のオスと47㎜のメスをペアリングすることにしました。

みなさんこんばんは、鷹です! 先日こちらの記事でご紹介させて頂きました、 新たに我が家へやってきた3頭のパラワンオオヒラタクワガタ。...

そして12月1日にあっさりとハンドペアリングに成功!^^

メスには丸2日たっぷりとゼリーを与え、12月4日に産卵セットへ投入しました。

その後、飼育ケースの側面や底には卵の姿が確認でき、幼虫の姿も見えるようになった1月1日、産卵セットの割り出しを行いました。

みなさんこんにちは、鷹です! あらためまして、新年明けましておめでとうございます! 2018年もカブトムシ・クワガタムシの採集・飼育に真...

その際は幼虫5頭卵5個を回収できたのですが、ちらほらと卵の孵化も確認することができました。

菌糸ビン飼育の開始

さて、産卵セットの割り出しから既に3週間が経過してしまいました。

日々プリンカップの幼虫や卵の様子は確認していたのですが、中にはすごい速さで成長していく幼虫の姿も見られました。

菌糸ビンの用意

そこで先日急いで菌糸ブロックを購入しビンに詰めておいたのですが、今回も菌糸はDOSさんのSRD−3600ccを使わせていただきます。

ここのところ好んで使わせて頂いておりますが、なんと言っても菌糸のまわりがすごく早いのが良いですね。

それにオガもそこそこ細かくて、若齢幼虫が食べやすそうな雰囲気です。

これまでにノコギリクワガタやオオクワガタの幼虫飼育にも使っていますが、今のところは全て順調に食べてくれているようです。

幼虫の成長度合いや長時間使った感触はまだわかりませんが、当面はこちらの菌糸をメインに使っていこうと考えています。

今回は1ブロック(約3600㏄)のみを購入し、500㏄のビンを使います。

少し硬めにオガを詰めたため、ちょうど7本作製することができました。

割り出し時には幼虫5頭と卵5個を回収することができましたが、全てが生存しているとは限りません。また卵の孵化時期から考えても、菌糸ビンに投入するには早すぎる幼虫もいることでしょう。

そこから逆算して今回は1ブロックのみを購入したのですが、ビン詰めしたのが1月17日で、約1週間でここまで菌糸が回ってくれました。

菌糸ビンへ投入

それでは順次プリンカップから取り出し、菌糸ビンへ投入していきます。

いきなりそこそこの大きさです。

2齢になりたてのようですね。

かなり頭部が大きいです。こちらはオスでしょうか?

次々に進めていきます。

プリンカップをひっくり返した時、この状態ですと非常に安心できますね。

どれだけ早くても孵化から1か月~1か月半といったところですが、それにしてもパラワンの幼虫の成長速度には驚かされます。

こちらは今回の幼虫たちの中で最大の個体です。頭部もかなりおおきいことから、おそらくオスだと思われます。

こちらは今までの幼虫たちと比べると、明らかに頭部が小さいです。

どうやらメスのようですね。

そして最終的にかなり小さい初齢幼虫が3頭。

1頭は孵化して2,3日といったところですので、菌糸ビンにはまだ早すぎです。

ということでこの3頭は、もうしばらくの間マットで管理していきたいと思います。

最後に

あけてみれば菌糸ビンに投入分が7頭3頭は引き続きマット飼育ということに。

つまり割り出し時に取り出した幼虫と卵が全て生存していたことになります。

これは現在飼育しているスマトラオオヒラタも同様で、産卵セットを見直してから産卵数が増えただけでなく、生存率も上がっているようで、クワガタのブリードにおいては非常に良い傾向だと言えます。

このラインの幼虫飼育ははじまったばかりですが、まずは『全頭完品羽化』を第一に考え、大事に飼育していきたいと思います。

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コメント

  1. より:

    御疲れ様です。m(uu)m

     当方も第一次ブリード終了&産卵も10個で一旦終了し、やっぱり菌糸ビンも用意しておりますまた同時期ですW
     当方の第1候補だったメスが突然☆になり、もう一匹も同時期に成熟した個体の為☆になられては困と思い、慌てて12月にブリードした次第であります。あと本来考えていた6月以降に第2陣のブリードを開始する予定です。

    鷹さんのオスパラワンの蛹化はいかがですか?こちらもぼちぼち進んでおりますが、まだくすぶっている個体の方が多いです。もちマットも導入しましたが、やはり個体個々の食痕でないと円滑にはいかないのかもしれません。対策については次回以降の課題かと思っております。

    • taka より:

      征様

      こんばんは。
      今年も同時期にブリードのようで、偶然とはいえ非常に嬉しく思います。^^

      私の方はもう少しすれば、11月羽化のメスをブリードさせる予定です。
      このメスは昨年のブリードで唯一羽化してくれたメスなので、
      ぜひとも子孫を残してあげたいと考えています。

      ところで我が家のパラワンオスたちですが、
      実はあれ以来、全く暴れることなく落ち着いてしまっています。

      マットへ移動させた幼虫も蛹化することなく、
      少しづつ移動しながらマットを食べている様子です。

      『これならマットではなく菌糸ビンに入れた方が良かったのでは?』
      とも思いましたが、あまり移動を繰り返しても良くないと思い、
      そのまま放置しています。

      羽化時期がはっきり分からないため、このあたりのタイミングは非常に難しく感じますが、
      まだまだ経験を積んでいかなければならないようです。^^;