スマトラオオヒラタの本命ラインと新規ブリードライン

みなさんこんばんは、鷹です!

気が付けば2019年もあっという間に1ヶ月が過ぎ、2月に突入していましたね。^^;

この週末も寒波が到来し、まだまだ寒い日が続きます。というよりこれからが冬本番といったところでしょうか?

寒さは生物の活動を抑制するようで何をするにも鈍くなってしまいがちですが、私はカブクワブリードのおかげで目一杯活動する日々が続いています。^^

というわけでここ最近は外国産クワガタだけでなく、国産種の本土ヒラタやノコギリクワガタもマット交換の時期が近づいており、その下準備で忙しい日々を送っています。

が、今回はヒラタやノコギリのご報告ではなく、またしてもスマトラオオヒラタです。^^

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目次

本命ラインの近況

WD 81㎜のオスCBF1 47㎜のメスでスタートした『本命ライン』(S-4ライン)ですが、これまでの記事でご紹介させて頂いた通り、10月中旬よりメスの羽化が始まっています。

このラインは元々産卵数もそれほど多くなく、幼虫11頭卵2個でのスタートでした。

その後幼虫3頭が☆となってしまい残されたのは10頭で、内訳はオス=2頭メス=8頭となりました。

最後のメスの羽化

で、先程も記載させて頂いたように、10月中旬からメスが次々と羽化を始めました。

以前こちらの記事でもお伝えさせて頂いたように、1頭が羽化直後に☆となってしまいましたが、

みなさんこんばんは、鷹です! ついに12月に入ってしまいましたね。2018年も残り一か月を切ってしまいましたが、皆様いかがお過ごしで...

11月30日12月19日に最後の2頭が羽化してくれました。

まずは1頭目、11月30日羽化のメスです。

とびぬけて大きいというわけではありませんが、このラインではそこそこ大きいようにも見えます。

で、実際は、

この画像では約46㎜となっていますが、この後数回測り直したところ、約47㎜ほどありました。

お次はこちら、

このラインのメスでは最後となる、12月19日に羽化した個体です。って、すでに掘り出した後の画像になってしまいましたね。^^

ちなみに体長は、

約45㎜でした。

S-4ラインのメス

ということでS-4ラインのメスはこれで終了です。

このラインのメスの羽化状況を振り返ってみると、

  • 10月12日~12月19日にかけて羽化
  • 最小=41㎜
  • 最大=47㎜
  • 平均=44.2㎜

という結果になりました。

ちなみに

このラインのメス親は約47㎜。そしてさらにそのメス親もこれまた47㎜ということで、3世代に渡りメスの最大は47㎜ということになりました。

オスの菌糸ビン交換

最終的に10頭中8頭がメスということで、このラインのオスはこちらの2頭のみです。

共に9月21日に1400㏄の菌糸ビンに投入し、約4カ月が経過した1月15日の様子です。

私的には『ちょうど良い食い上げ状態』だと思うのですが、ちょっと引っ張りすぎでしょうか?^^

いずれにしてもこのラインは産卵セットの割り出しが昨年の3月15日でしたので、まだもう少し大きく育ってくれる可能性は十分にあります。

ということで菌糸ビンの交換を。

なかなかいい感じですが体重の方は?

52g50gでした。^^

そんなにうまくいくとは限りませんが、最後のもうひと伸びとそのままの蛹化を期待して、この2頭には2300㏄の菌糸ビンへ入っていただきます。

新たなブリード

さて、いきなり話題を変えてお次はブリードのご報告です。

スマトラオオヒラタに関しては少し前に、小型の親虫を使ったブリードを行いました。

みなさんこんばんは、鷹です! 前回の記事の冒頭でも触れさせて頂きましたが、 『インフルエンザが猛威を振るっています!』 いまさら私が告...

こちらの産卵セットでも『爆産レベル』で幼虫と卵を回収することができましたが、飼育スペースや今後のブリードのことも考え、9頭のみを手元に残して飼育しています。

しかし将来的に継続してブリードを続けていくにはある程度のライン数は必要ですし、やはり大型個体を目指したいという思いもあり、新たなブリードを開始しました。

オス親

それでは肝心の種親ですが、まずオスはこちら、

9月19日に羽化した、S-2ラインの約67㎜のオスです。

このオスはマットでの常温飼育でしたが、交換タイミングを見誤り早期に小型で羽化してしまいました。

しかし幼虫時の成長速度は目を見張るものがあり、ここ最近の元気さも申し分ありません。それに加え菌糸ビン飼育している兄弟のオスたちもそこそこの大きさに育っているため、血統的にも期待が持てそうな気がします。

メス親

そしてメス親はこちら、

これはお見苦しい画像を、、、^^;

こっちの方が良かったですね。

11月初旬に羽化し、29日に掘り出した本命ライン(S-4ライン)のメスです。

覚えて頂いておりますでしょうか?

そうです。

以前こちらの記事でご紹介させて頂いた、

みなさんこんばんは、鷹です! ついに12月に入ってしまいましたね。2018年も残り一か月を切ってしまいましたが、皆様いかがお過ごしで...

掘り出し時に私に襲い掛かってきたメスです。

このメスは約44㎜とそれほど大きいわけでもありませんが、

  • 本命ラインの血を引き継いでいる
  • 兄弟のオスがそこそこ大きく育っている
  • 何よりも人間様に噛みついてくる闘争心

以上のことから掘り出し時より『絶対に種親に使おう』と、心に決めておりました。

ハンドペアリング

ということでオスの成熟は全く問題ありませんが、メスは行動とゼリーの食べ具合を観察しながら、ペアリングのタイミングを伺っていました。

そして2月7日

同居生活のスタートです。

が、

どう見てもオスに喧嘩を売っているようにしか見えませんね。^^;

少し不安はあるものの、今回のペアリングもオスがそれほど大型ではないため、とりあえずは飼育ケースを薄暗い場所へ。

そして約2時間後、飼育ケースを覗いてみると、

メスがエサ皿の下に潜り込もうとしてよく見えませんが、実はペアリングの真っ最中です。

これでもよく見えませんね。^^;

しかしとにかく目視でペアリングを確認でき一安心です。

産卵セットへ投入

さて、その後またしばらくして覗いてみると、

今度はしっかりとメイトガードしており、

メスを守るようにしてオスがこちらへ向かってきます。

ただ冷静に考えてみれば今回は、ペアリングも目視でしっかりと確認できています。

そうとなればもはや同居の意味もありません。

そこで事前に用意していおいたこちら、

メスには早速産卵セットへ入っていただきました。

最後に

スマトラオオヒラタも飼育開始から2年が経過し、『幼虫飼育』『成虫飼育』『ブリード』と、様々なシチュエーションを楽しむことができるようになりました。

オスの羽化もまだまだこれから楽しみですが、今回のブリードはある意味『本命ライン』とも言えますので、割り出し日が非常に楽しみでなりません。

とりあえずはメスのポテンシャルを信じ、1ヶ月から2カ月を目途に割り出しをしてみたいと思います。

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コメント

  1. 都内父さん より:

    鷹さんこんにちは。
    いつも丁寧なご返信有難うございます。
    マットの詰め方参考になりました。

    ペアリング成功おめでとうございます。
    私は怖くて顎縛り無しで放置出来ないです(笑)やはり♀が真っ二つになったのがトラウマになってます。それでも、目視確認したくハンドペアリングします。その時も縛りますけど(笑)あまり上手くいきませんが、成功すると嬉しいですよね。生命の営みというのでしょうか、卵が孵化し、幼虫が育ち、蛹になり羽化する。そしてまた次の世代へ。ロマンですね。

    東京は雪が降りまして、かなり寒いです。ちょっと風邪気味ですが、鷹さんもお仕事、ブログ更新頑張って下さい。

    • taka より:

      都内父さん様

      こんばんは。
      マットの詰め方もそうですが、
      私は飼育の理想は『より自然環境に近い状態』が理想だと考えています。

      もちろん完全に再現することは不可能ですが、
      できるだけ近づけてあげることが、
      あらゆる面において『いい結果』を生み出すのでは?
      と考えています。

      ここの所ペアリングだけは絶好調のようです。^^

      今回はたまたま小型のオスだったためそれほど心配ではありませんでしたが、
      90㎜オーバーのスマトラや100㎜近いパラワンの時はヒヤヒヤものでした。^^;

      しかも『事故』の経験があれば、なかなか再チャレンジする気にはなりませんよね。

      ただやはりペアリングを目視できれば、
      『ここからスタート』
      といった感じでワクワクしてきますね。^^

      先週末は関東地方は雪の影響で大変だったようですね。
      何かと危険も伴いますので、十分にお気を付けくださいね。