オオクワガタの成虫掘り出しと産卵セット割り出し

みなさんこんばんは、鷹です!

まだまだ暑い日が続きますが、お盆を過ぎると何かと季節の移り変わりを感じてしまうのは、私だけでしょうか?

待ちに待った『夏休み』が終わってしまったことでそう思うのかもしれませんが、気が付くと8月も残すところ1週間を切ってしまいました。^^;

しかし!

カブクワの季節はまだまだ終わりません!^^

昨年に引き続き、今年も8月は1度も採集に出かけることができていませんが、飼育の方は休む暇もありません。^^;

というこで今回は、国産オオクワガタの飼育状況のご報告です。

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目次

成虫の掘り出し

前回の記事でもご紹介させて頂いたように、昨年ブリードの国産オオクワガタは残り3頭となり、6月中旬に全ての羽化を確認することができました。

みなさんこんばんは、鷹です! 気が付けば6月も中盤に差し掛かり、約1カ月ぶりの投稿となってしまいました。^^; 私事で非常に恐縮ではあり...

そして羽化を確認してから約1ヶ月が経過した7月17日、いよいよ成虫の掘り出しです。

まずはメスから。

まあ事前にビンの側面から確認はしていましたし予想もしていたのですが、

やはり大きさはそれほどでもなく、約44㎜でした。

奇麗な完品、そしてとても元気なことが何よりですね。^^

続いてオスの1頭目。

オオクワガタでは何度か経験があるのですが、掘り出した途端に蛹室からすごい勢いで飛び出してしまったため、ピントが定まりませんでした。^^;

とりあえず捕獲?して、ノギスで測ってみると、

僅かに70㎜mに及ばず、約69㎜でした。

続いてオスの2頭目ですが、

少し威嚇もしていますが、実際の大きさはそれほどでもありません。むしろ先程のオスより小さく見えてしまいます。

しかも何か様子がおかしい、、、、などと考えながら掘り出してみると、

まさかここまでとは想像もしていませんでしたが、上翅が1枚、完全に欠損していました。

そして体長は、

やはり思った通り1頭目のオスより一回り小さく、約66㎜でした。

この子は既に後食も開始し現時点では非常に元気にしていますが、おそらくこれまでの経験上、寿命はそれほど長くないと思われます。

しかしせっかく成虫へと羽化してくれたので、少しでも長生きできるようにしっかり最後まで飼育管理していきたいと思います。

というわけでこの3頭で、昨年ブリード分のオオクワガタは全て終了です!

ただ残念ながら約72㎜のオス親を超えることはできませんでした

産卵セットの割り出し

こうなることを予測していたわけではありませんが、性懲りもなく今年も5月からオオクワガタのブリードにチャレンジしています。

産卵セット内で同居を始めたのが5月2日、そして5月9日にオスを取り出しました。

1度目の割り出し

産卵セット投入直後からメスは良い感じで材を削っていたので期待も高まりますが、1ヶ月以上が経過した6月20日、いよいよ割り出しを行ってみました。

ちなみに中の様子は、

こうして見てみると材が削られているようには見えませんが、材を裏返してみると、

メスを発見!と同時に全面に渡って材が削られていますね。^^

が、しかし、今回の割り出しで取り出せたのはこちらのみ、

なんと卵1個のみでした。^^;

材の削り具合からすればもっと産卵していると思っていたのですが、産卵材が好みじゃなかったのでしょうか?

ともあれ1個とはいえ産卵している以上、オスとのペアリングは成功していたはずです。ただこれではあまりにも寂しすぎるので、結局こうすることにしました。

まだまだ時間はありますし今度は材を2本入れて、メスには再度チャレンジしてもらうことにしました。

2度目の割り出し

さて、6月20日に2度目の産卵セットにメスを投入しましたが、それからは夏本番!

本格的なシーズンを迎えたためできるだけ刺激を与えないよう、静かな場所で管理していました。

そして今回は約2ヶ月と長めに投入期間を取り、8月14日にいよいよ2度目の割り出しを行いました。

とりあえず中の様子を確認してみると、

ボロボロとまではいきませんが、それなりにメスが削った跡が見られます。

今回は投入期間が長かったこともあり、とりあえずはマットの中から点検していくと、

少し大きめの幼虫1頭を回収することができました。^^

ただマットから出てきたのはこの1頭のみでしたので、孵化後、もしくは移動中に材から零れ落ちてしまったものと思われます。

続いて産卵材の割り出しを行っていきます。

まずは1本目。

パット見た雰囲気ではいかにも産卵してくれてそうですが、こればっかりは実際に割り出しを行ってみないと何とも言えません。

とりあえず進めてみると、

当初の不安をよそになかなかいい感じです。^^

まだまだ幼虫がいそうな食痕が多数見えますね。

幼虫だけではなく、卵も回収することができました。

結局この1本目の産卵材からは、

幼虫はほぼ全てが初齢ですが、想像以上に回収することができました。

続いて2本目です。

こちらにも削り跡は見られますが、なんとなくこちらの材にはあまり産卵していないような気がします。

というのもこの材は、少し加水しすぎたような感じなのですよね。^^;

まあでもとりあえず、

卵発見!^^

で、こちらは画像は少ないのですが最終的に、

卵3個と幼虫4頭を回収することができました!^^

最後に

1度目の割り出しがかなりの不発だったため2度目も不安いっぱいでしたが、結局は卵4個幼虫14頭を回収することができました。

その後、幼虫は1頭ずつプリンカップへ、

卵は4個まとめて一つのプリンカップへ入れ、全てマットで管理しています。

オオクワガタの産卵数としては多い方ではありませんが、飼育管理のことを考えればそこそこ良い数だったのかとも思います。

卵や孵化したばかりの初齢もいたため全てが生存してくれるとは限りませんが、もう少し様子を見て菌糸ビンに投入したいと思います。

またこれは個人的な感覚ですが、四季のある日本に生息しているクワガタであることもあり、幼虫の飼育管理、特に温度管理に関しては、外国産のクワガタより難しく感じてしまう部分もあります。

例えばパラワンやスマトラなどのオオヒラタは、管理温度を低くすれば蛹化までの時間を稼ぐこともできますが、オオクワガタはそれでも時期が来れば蛹化してしまうこともあります。

この辺りをうまく管理しなければ大型個体には辿り着けないのでしょうね。

が、私の場合はとりあえず『親越え』ですね。^^

とても小さな目標ですが、『70㎜』を目指していきたいと思います。

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