みなさんこんばんは、鷹です!
梅雨入りした途端、不安定な天候が続いていますね。雨が多くて湿度が高いため、太陽が出てくるととても蒸し暑くなってしまいます。^^;
そんなこととは関係なく、私は年から年中『虫熱い』のですが、、、、
さて、しょーもない関西おやじの笑えないダジャレはこれくらいにしておいて、本題に入りましょう。^^;
目次
2018年、本土ヒラタクワガタのブリード
迷いと不安の中で開始した本土ヒラタクワガタのブリードですが、
『昨年の失敗は何だったのか?』
と思わせるような好調なスタートを切ることができました。
念には念を入れて3ペア・3ライン体制で臨んだところ、全ての産卵セットでメスを投入した翌日には産卵を確認することができました。
さらに飼育ケースの側面にちらほらと幼虫の姿を確認することができるようになったため、5月31日に先行して『H-4ライン』の割り出しを行ってみました。
こちらからはなんと、幼虫9頭と卵18個を取り出すことができ、幸先のいいスタートを切ることができました。
さて残るは『H-3ライン』と『H-5ライン』の2セットですが、どちらも飼育ケースの底や側面に卵と幼虫の姿が確認できています。
そこで6月7日と14日、それぞれの割り出しを行いました。
『H-3』ラインの割り出し
まずは6月7日、『H-3ライン』です。
こちらは屋外採集の約40㎜のオスと、昨年我が家で羽化した約33.6㎜のメスをペアリングしたラインになります。
かなり小さな種親ですが、オス親の元気さに惚れ込んだのと、小型の親虫からどのような子たちが誕生してくれるのかを検証するためのラインです。
まずは割り出し前の産卵セットの様子から。
飼育ケースに受けをして一気にひっくり返してみます。
こちらも『H-4ライン』と同様、多数の卵と幼虫の姿も確認できます。
飼育ケースを取り除いてみると、
ここからは慎重に卵と幼虫を取り出していきますが、再度飼育ケースを見てみると、取り残された卵と幼虫が、
爪楊枝とスプーンを使って、なんとか救出成功です。
この調子で注意深く作業を進めたところ、
この『H-3ライン』も予想以上に大量です。^^
結局、
幼虫9頭、
卵15個を取り出すことができました。^^
卵のプリンカップは少し窮屈そうですが、孵化と当時に別のプリンカップに移動させ、個別飼育へ切り替えていきます。
『H-5』ラインの割り出し
ということで最後は『H-5ライン』。
オスは我が家で最大の約65㎜で、2度目の冬を越したWDの個体です。そしてメスは他のライン同様、昨年我が家で羽化した35㎜のメスです。
このラインは我が家で最大のオスとメスをペアリングしており、より大型を目指したラインになります。
それではいよいよ割り出しを行ってみますが、こちらはメスを産卵セットに投入したのが4月26日と他のラインより遅かったため、6月14日に割り出しを行いました。
まずは割り出し前の産卵セットの様子から、
それでは早速、ひっくり返してみます。
こちらも他のラインと同様、無数の卵と幼虫を確認することができます。
そして飼育ケースを取り除いてみると、
やや大きめの幼虫の姿を確認することができました。
こちらを取り出してみると、
かなり頭部が大きいですが、まだしっかりとオレンジ色になっていませんね。初齢から2齢へ脱皮した直後のようです。
ここから先はいつものように、慎重にマットの中を点検していきます。
すると、
今回はやや少なめですが、それでも十分な数の卵と幼虫を取り出すことができました。
ちなみに内訳は、
幼虫10頭と卵5個という結果でした。
このラインはメスを産卵セットに入れたのも遅かったですが、割り出しも少しタイミングを遅らせたため、ほとんどが幼虫へと孵化していました。
もう一週ほど遅らせば全数孵化していたかもしれません。また幼虫も全体的に大きかったという印象です。
最後に
さて、これで4月にセットした本土ヒラタクワガタの産卵セット、すべての割り出しが終了しました。
改めて内訳をご紹介すると、
- 『H-3ライン』=幼虫9頭・卵15個
- 『H-4ライン』=幼虫9頭・卵18個
- 『H-5ライン』=幼虫10頭・卵5個
合計:幼虫28頭・卵38個
という結果になりました。
こうして改めて集計してみると、とんでもない数ですね。^^;
もちろん全ての卵が孵化し、全ての幼虫が無事育ってくれるわけではありませんが、今後の外国産クワガタの幼虫飼育で参考になることも多々あるかと思いますので、1頭でも多く成虫へ辿り着けるよう、大事に飼育していきたいと思います。^^