みなさんこんばんは、鷹です!
今年の夏は何度『暑い』という言葉を口にしたでしょうか?^^;
それほど近年稀にみる暑い夏でしたが、お盆前後の台風の到来と共に少しづつ最高気温も下がり、ここ大阪では9月に入った途端、朝晩はかなり過ごし易くなりました。^^
過ごし易くなったのは良いのですが、やはり夏好きな私にとっては『今年のカブクワシーズンももう終わりかな?』という思いもあり、少し寂しくなったりもしてしまいます。
しかしそんな季節の移り変わりも、温度管理下で生活している外国産クワガタたちには何の関係もありません。^^;
ということで今回は、『スマトラオオヒラタの本命ライン』の飼育状況のご報告です。
目次
スマトラオオヒラタの本命ライン
さてそれでは『スマトラオオヒラタの本命ライン』ですが、こちらも前回の投稿から少し時間が空いてしまったため、再度ご説明させて頂きます。
とは言っても、あまり長くなりすぎてそれはそれでややこしくなってしまいますので、『スマトラオオヒラタの本命ライン』の詳細については、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
記事内でもご説明している通り、このラインは決して大型血統というわけではありません。しかしメスは私が初めて飼育したスマトラオオヒラタの血を受け継いでおり、なんとか子孫を残していきたいと考えています。
ブリード経緯
さてこの『スマトラオオヒラタの本命ライン』ですが、ペアリングを開始したのは2月5日のことでした。
目視でのペアリングは確認できませんでしたが、翌日にはすぐにメイトガードを確認することができました。
そのため同居は2日間で終了。
メスには2日ほど休養して頂き、2月9日に産卵セットに入って頂きました。
メスを投入してから約10日後には飼育ケースの底面に卵を確認することができたのですが、それからしばらくの間は何の変化もありませんでした。
しかしメスの投入からちょうど1ヶ月が経った頃には、急に飼育ケースの底面に数頭の幼虫が確認できたこと、そして産卵セットに投入してから一度もメスの姿を確認していなかったことから、3月15日に急遽産卵セットの割り出しを行いました。
その結果、幼虫11頭と卵2個を回収すことができマットで管理していたのですが、約1ヶ月が経過し幼虫もそこそこ大きくなってきたため、4月5日に菌糸ビンへ投入することにしました。
この時点で卵で取り出した2頭は孵化して幼虫となっていたものの、マットで飼育していた11頭の内2頭が☆になってしまいました。
ということで最終的には11頭の幼虫飼育となったのですが、飼育スペースの関係上9頭を菌糸ビンへ、卵から孵化して間もない2頭はその後もマット飼育を続けています。
菌糸ビンの交換
さて菌糸ビンへ投入した9頭の幼虫ですが、4か月以上が経過しそれなりに大きく成長してくれたようです。
食痕の広がり具合には個体差がありますが、中にはほとんど菌糸を食べつくしてしまった個体も見られたため、8月5日にこちらの8頭の菌糸ビンの交換を行いました。
さてそれではどれくらい大きくなってくれているのか?
非常にたのしみですが、1頭づつ見ていきたいと思います。
まずはこちらから、
メスかもしれませんが、まあこんなものでしょう。
続いて、
何度も同じネタで申し訳ありませんが、無理をせずに幼虫を取り出すにはこれが一番です!
『クワガタ釣り!』^^
さて、大きさは、
そこそこですね。
こちらは半分ほど食いあげていますが、
先程の幼虫とほぼ同じくらいですね。
こちらはほとんど食痕が見えていませんが、この機会に交換してしまうことにしました。
同じくらいの大きさが続いていますね。
さてお次は菌糸ビンの3分の2ぐらいを食いあげています。
で、菌糸ビンの反対側を見てみると、
幼虫の姿が見えますが、食痕の大きさの割にはあまり大きくないようです。
やはり思った通りでした。
こちらは食痕の穴から少しだけ幼虫の姿が見えていますが、
やはりこんなものです。^^;
さて残りは2本ですが、この2本はかなり食痕が広がっており、菌糸ビンの外から見える幼虫の姿もこれまでとは一味違うようです。
それではこちら、
で、ビンを回転させてみると、
あからさまに大きな頭です。
やはりこれまでで最大の29gありました。^^
こちらは間違いなくオスでしょうが、500㏄の菌糸ビン1本でここまで育ってくれれば十分ですね。
それでは最後、
この時点では幼虫の姿が確認できませんが、事前のチェックではそこそこの大きさでした。
とりあえず外から幼虫の姿が確認できませんので掘り進めていくことに。
すると、
巨体が姿を現してくれました。
そして体重は、
同ラインの中では飛とびぬけて大きい、35gでした。^^
最後に
ということで8頭を新しい菌糸ビンへ投入。
今回も菌糸は使い慣れたDOSさんのSRD−3600ccで、菌糸ビンは800㏄を使用しました。
しかしさすがに大きい幼虫は、潜って行くのにも時間がかかってしまいますね。^^
正直なところ今回の交換で30gオーバーがいるとは思っていませんでした。これは嬉しい誤算ですが、今後の飼育管理次第ではそれなりの大型も期待できそうですね。
今後の飼育が非常に楽しみになってきましたね。^^