みなさんこんばんは、鷹です!
11月も下旬に差し掛かり、気が付けば2018年も残すところ1ヶ月強となりました。そしてここ数日で大阪でも気温が急激に下がり、本格的な冬の到来を感じてしまいます。
こういう季節の変わり目は、何かと体調を崩してしまいがちです。くれぐれも体調管理にはご注意してくださいね。
さてそれでは本題ですが、私は現在、2つのラインのパラワンオオヒラタクワガタの幼虫を飼育しています。
それぞれ産卵セットの割り出しを行ったのが、1月1日と4月18日。
前回のパラワンオオヒラタクワガタの記事でもご紹介させて頂きましたが、9月下旬からメスの幼虫の蛹化が次々とはじまり、10月中旬から羽化がはじまりました。
目次
羽化したメスたち
それでは順に羽化したパラワンのメスをご紹介していきますが、まずはこちらのラインから、
P-3ライン
こちらは私にとっての本命ラインになりますが、産卵セットを割り出したのが4月18日ということで、約6か月での早期羽化となり、現時点で羽化しているのはこちらの1頭のみとなります。
こちらは9月2日に12gで画像の500㏄へ投入しており、10月16日に羽化を確認しています。
ところでこれは今まで私が飼育してきたほとんどのクワガタに共通しているのですが、蛹化から羽化までは、ほぼ1ヶ月かかります。
種別や雌雄を問わずこの1ヶ月という期間だけは共通しており、何かクワガタの決まり事でもあるのか?とさえ感じてしまいます。
不思議なものですね。^^
それはさておき掘り返してみると、
やはり早期羽化だけあってか、少し小ぶりなようです。
とりあえず体長を測ってみると、
約42㎜。パラワンにしてはずいぶんと可愛いメスが羽化してしまいました。^^;
P-2ライン
続いて『P-2』ラインですが、こちらは昨年ヤフオクで落札した、同腹のオスとメスをペアリングしたインラインブリードになり、累代は『F4』となります。
まずはこちら、
こちらは産卵セットの割り出しから3か月はマットで飼育していましたが、4月9日に画像の500㏄の菌糸ビンへ投入。そのまま約半年が経過し、10月13日に羽化を確認しました。
では、
先程のメスよりは大きいようですが、それでもやはりまだまだか?
約45㎜ですから標準より少し小さめといったところでしょうか?
ちなみに先程の42㎜のメスと見比べてみると、
こうして見てみると、ほとんど差がありませんね。
まあとにかく完品で元気よく羽化してくれただけでも『よし!』としておきましょう。
続いてはこちらの2頭を、
この2頭は共に6月28日に画像の800㏄へ投入し、それぞれ10月22日と25日に羽化しています。
まずは右の10月22日に羽化したメスから、
約46㎜です。
なぜか掘り出した順に、じわじわと大きくなっていきますね。^^;
このメスも決して大きいわけではありませんが、さすがにこれぐらいになるとパラワンらしさも出てきます。^^
続いて左側のこちら、
外からはあまりよく分かりませんが、とりあえずビン底に蛹室を作っているのは確認できているため、慎重に掘り出していきます。
すると、
蛹室ごと出てきてしまいました。
が、一目見て感じたのですが、明らかにこれまでのメスより大きいです。
これはちょっと楽しみですが、実際は、
なんと50㎜の大台に乗ってくれました!(大袈裟^^;)
50㎜になるといかにメスといえども迫力が違いますね。
『これぞパラワンのメス!』
といった感じです。
そうなると期待が高まるのがこちら、
先程の2頭と同じく6月28日に800㏄へ投入していましたが、菌糸を食べ尽くし暴れていたため9月21日に再度800㏄へ投入しました。
その時の様子はこちらの記事でもご紹介させていただいております。
この時は暴れたためダイエットしてしまったオスかと思っていたのですが、実際はメスだったようで、ご覧のように新しい菌糸ビンへ投入した直後に蛹化してしまいました。
ただこの状態で見てみても、明らかにこれまでのパラワンのメスより一回り大きいです。
先程の50㎜のメスのこともあり、期待を高まらせながら観察を続けていると、
11月7日に無事羽化完了です。
そしていよいよ11月22日に掘り出してみました。
ほとんど菌糸を食べずに蛹室を作ってくれたおかげで、内部はとても固い状態です。
少しづつ慎重に掘り出していき、
ついにメスとご対面!
いよいよ取り出してみます。
個人的には今まで見たこともない大きさのパラワンのメスです。
で、実際の大きさは、
(自己)新記録となる、53㎜でした!
ちなみに先程の50㎜と一緒に見てみると、
少しわかりにくいでしょうか?
右が53㎜です。^^;
最後に
とりあえずはパラワンオオヒラタクワガタの自己新記録達成です(メスですけど^^;)。
これまでかろうじて50㎜のメスは飼育した経験がありましたが、たかが3㎜でもこれだけ印象が変わってしまうものなのですね。
このメスが誕生してくれたことで、今後様々な期待が出てきました。
このラインではまだ羽化していないメスもいますので、さらなる大型のメスもそうですし、まだもう少し先にはなりますが、姉弟のオスの幼虫たちにも期待が高まります。
そしてこのメスを種親にした次世代のブリード。
色々考えるだけでもワクワクしてきますが、とりあえずは無事に後食をはじめ、しっかりと成熟してくれるよう、大事に飼育していきたいと思います。