スマトラオオヒラタクワガタの新規ブリード

飼育日記

みなさんこんばんは、鷹です!

昨年のスマトラオオヒラタクワガタのブリードは、爆産してくれた『S-2』『S-3』ライン。そして約3ヶ月遅れて『S-4』ラインをスタートさせたことで、少し余裕のない飼育状況が続いていました。

さすがにこの状況は全てにおいて良い結果を生むとは思えませんので、今期はさすがに少し学習し、他種の飼育状況やブリード時期、そして飼育数の調整を行いながら進行するようにしています。

目次

スマトラオオヒラタクワガタの飼育状況

それではまず、現在のスマトラオオヒラタクワガタの飼育状況についてご紹介させて頂きたいと思います。

S-5ライン

まず最初は『S-5』ラインですが、こちらはこれまでのブログ記事で、

『小さなスマトラオオヒラタ^^;のブリード』

としてご紹介させて頂いております。

小さなスマトラオオヒラタ^^;のブリード
みなさんこんばんは、鷹です! 人それぞれだとは思いますが、カブクワブリードには本当に様々な魅力がありますね。 大きさや形、そしてたった2頭の親から多くの子が生まれてくれる楽しみ。 カブクワブリードにおいて大型個体を生み出す上で、『血統』とい...

こちらは昨年の11月からブリードを開始し、12月末の産卵セット割り出し時点ではまたしても『爆産』の幼虫14頭に卵18個。

これではさすがに『S-2』『S-3』ラインの『二の舞』になってしまうと考え、9頭のみを手元に残し、23頭は里子に出しました。

で、こちらの記事でご紹介させて頂いた通り、

小さなスマトラオオヒラタ^^;のブリード、小さな?小さな??小さな???
みなさんこんばんは、鷹です! う~ん、またしても記事と飼育状況にずれが生じています。^^; 当たり前と言えば当たり前のことなのですが、4月以降は国産種の成虫たちも活発に活動を開始しています。 そのため外国産と合わせて夜な夜な生体のチェックや...

5月末にはメスの第1号が羽化。

その後メスは次々に羽化してくれ、幼虫飼育はオス3頭を残すのみとなりました。

S-6ライン

S-5ラインの飼育幼虫数を調整したこともあり、2019年のスマトラオオヒラタクワガタの飼育は少し余裕がある状況でした。

そこで2月にはこちらのラインでブリードをスタート。

スマトラオオヒラタの本命ラインと新規ブリードライン
みなさんこんばんは、鷹です! 気が付けば2019年もあっという間に1ヶ月が過ぎ、2月に突入していましたね。^^; この週末も寒波が到来し、まだまだ寒い日が続きます。というよりこれからが冬本番といったところでしょうか? 寒さは生物の活動を抑制...

が、産卵セットの割り出しを行ってみたところ、予想外の展開に。

撃沈!?スマトラオオヒラタクワガタ
みなさんこんばんは、鷹です! 急に初夏がやってきましたね!^^ まあ朝晩はまだまだ気温が下がってしまいますが、これから日中はかなり過ごしやすくなってきますね。というよりすでに『暑い!』と言った方が正解でしょうか?^^; そんな季節の移り変わ...

その後メスには第2ラウンドの産卵セットへ入って頂きましたが、2週間を経過してもメスは全く産卵の兆しを見せてくれなかったため、産卵セットは解除。

このラインでのブリードは終了することにしました。

ただ1ラウンド目で取り出した幼虫1頭と卵2個ですが、

マットで管理していたところ卵2個も無事孵化してくれました。

そこでとりあえずはマットプリンカップで管理。

その後4月末に460㏄の菌糸プリンカップへ投入しておりましたが、

7月末にはこの状態です。^^;

左2本は完全に交換が必要なほど育っていますが、右端は食痕も全く見えません。

そこで左2本は菌糸ビンの交換を、そして右端は幼虫の状態確認のため掘り出してみると、

この2頭はオスとメスのようですが、申し分のないくらい育ってくれています。

ただ、

こちらはどう見ても絶望的ですが、とりあえず慎重に中の様子を確認していくと、

無事でした。^^

どうも菌糸が合わなかったようです。

とりあえず先の2頭は800㏄の菌糸ビンへ、そして小さな幼虫は再度、マットで管理していくことにしました。

新規ブリード

このように今期は少し余裕のある飼育を続けていますが、先々のブリードのことを考えるとオオヒラタはオスとメスの羽化ずれも大きいため、少し不安も感じます。

そこで少し時間を遡ってしまいますが、実は5月1日から新たなブリードをスタートさせています。

ペアリング

今回のペアはこちら。

  • オス=CBF1 67㎜(S-2)
  • メス=CBF1 47㎜(S-4)

オスは前期ブリードのS-2ラインから産まれた子で、マットでの早期羽化(9月19日)のためそれほど大きくありませんが(と言うよりかなり小さい^^;)、菌糸で飼育した兄弟には90㎜も産まれています。

そしてメスは前期の私の本命ラインで、こちらからは89㎜のオスが産まれています。

どの数字を見てもスマトラオオヒラタクワガタとしては決して大きくはありませんが、まだまだブリード初心者の私にとっては十分でしょう。

ということで4月30日から同居生活をスタートさせたのですが、ペアリングをより確実なものにするために5月1日にはペアリングケースへ移動。

そして翌日には、

完璧なメイトガードですね。^^

ということで5月2日に産卵セットへ投入しました。

産卵セットの割り出し

メスを産卵セットに投入してからちょうど1ヶ月が経過し、

ケースの底を見てみるとちらほらと幼虫の姿が確認できます。

そこで6月6日に産卵セットの割り出しを行いました。

まず倒木やエサ皿を取り除いてみると、

メスがその下に潜んでいました。

まだまだ元気ですが、この様子から考えると産卵は一段落といったところでしょうか?

早速割り出し作業にかかっていきます。

この時点でなかなかいい感じですね。^^

結果、

卵5個、そして

幼虫12頭を回収することができました。

菌糸ビン飼育の開始

さて6月6日に割り出した幼虫と卵ですが、なかなかタイミングが合わず、その後はそのままマットプリンカップで管理していました。

しかしさすがに2ヶ月近くも経過すると、

結局、卵1個は孵化してくれませんでしたが、それでも全部で16頭

しかもかなり大きく育っていますね。^^;

ということで少し遅くなりましたが、いよいよ菌糸ビン飼育の開始です。

ちなみにこちらがオスで、

こちらがメスだと思われますが、

私の読み違いがなければちょうど半々で、これはちょっと珍しいケースですね。

とりあえず菌糸ビンへ投入です。

とりあえず今回は500㏄へ投入ですが、オスだとおそらく1ヶ月前後で交換が必要かと思われます。

が、ここで用意する数を間違えてしまうというミスも。^^;

この1頭は菌糸ビンが用意できるまで、もう少しマットで生活して頂きたいと思います。

最後に

さて最後にご紹介させて頂いた新規ブリードラインですが、今後は管理上『S-7』ラインとしてご紹介させて頂きます。

これでスマトラオオヒラタクワガタに関してはそこそこの数の幼虫を確保することができましたので、しばらくは幼虫飼育に専念していきたいと思います。

今回は菌糸ビン投入時点から少し出遅れてしまいましたが、今後はしっかりと観察・飼育管理を行い、できればこれまでの飼育個体で最大の95㎜を超える、スマトラオオヒラタクワガタを産み出したいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました