スマトラオオヒラタの幼虫、菌糸ビン飼育とマット飼育の経過⑩

みなさんこんばんは、鷹です!

ついこの間、2018年も残り一カ月を切ったかと思えば、気が付けば残り10日ほどとなってしまいました。^^;

これから年末にかけて、どんどん世間もせわしなくなっていきますね。

師走の名の通り忙しい日々をお過ごしでしょうが、こんな時に限って事故やトラブルは付き物です。

良い年を迎えられるよう、再度気を引き締めて行動していきたいと思います。

さてそんな忙しさのあまり(←言い訳^^;)ブログの更新も遅れがちですが、今回は飼育開始から1年を経過した、スマトラオオヒラタの菌糸ビンとマットによる飼育比較の経過報告です。

前回の記事でもご紹介させて頂いたように、両ライン共にメスは全て羽化しており、残りはオスのみとなってしまいました。

改めて見直してみると、前回の投稿から一カ月以上が経過していますが、まずはS-2ラインから。

目次

S-2ラインの経過

こちらは残り7頭で、6頭を菌糸ビン、1頭をマットで飼育しています。

菌糸ビン飼育組

最近は菌糸ビン飼育組も一気には交換せず、幼虫の成長具合や食痕の広がり具合を見ながら、その都度、交換するようにしています。

で、11月29日にこちらの2本を交換。

これはパラワンオオヒラタクワガタでも同様ですが、どうも菌糸ビンの上部の方は食べ残す傾向があるようです。

もちろん暴れてしまうとこのような状況にはなりませんが、しっかりと居食いしてくれた幼虫の菌糸ビンは、大抵このような感じになっています。

この2本は左からそれぞれ、『9月27日・39g』『9月21日43g』で投入していましたが、どこまで大きくなってくれているでしょうか?

なかなかいい感じではないでしょうか?

結果は、

41gと51gでした。^^

51gの方は9月21日に43gでしたから、約2ヶ月強で8gの増加ということで、まずます順調なようです。

ただ41gの方は約2ヶ月でたった2gの増加です。

これには菌糸ビンが小さかったことも影響しているかもしれませんが、ひょっとするとこれがこの幼虫の限界なのかもしれません。

画像を取り忘れてしまいましたが、とりあえずこの2頭は1400㏄の菌糸ビンに投入し、様子を見ていきたいと思います。

マット飼育組

続いてマット飼育組の1頭ですが、こちらはそろそろ蛹化準備に入りそうです。

こちらはもう一息ですので、何とか無事蛹化してもらいたいものです。

S-3ラインの経過

続いてS-3ラインですが、まずはこちら。

菌糸ビン飼育組

こちらの記事でご紹介させていただきましが、9月22日の菌糸ビン交換は見送りその後様子をうかがっていたところ、10月の末にはこのような状態です。

そこで急遽、10月25日に菌糸ビンを交換。

画像を取り忘れてしまいましたが、それぞれ44g39gということで残念ながら現状維持とダイエットでした。^^;

が、暴れの影響も考えられますので、リバウンドに期待して2300㏄へ投入、

したものの1ヶ月後にはこの状態。^^;

ちなみに体重は、

全く変化なしです。

これは体重や体色などから判断して、蛹化前のワンダリングの可能性が十分考えられます。

そのためこの時点でこれ以上の成長はあきらめて、マットへ投入することにしました。

これが11月29日のことだったのですが、12月20日の様子がこちら、

39gはすでに蛹化し、44gの方も前蛹になっています。

あくまでも結果論ではありますが、やはり前回の菌糸ビン交換前後の暴れは、蛹化前のワンダリングだったようです。

さて、その他の菌糸ビン飼育組はというと、

左から『9月21日・45g』『11月29日・43g』『9月21日・48g』になります。

両サイドは9月21日に1400㏄へ投入したのですが、かれこれ1ヶ月以上、画像の状態から食痕が広がっていません。

また中央は11月29日に画像の1400㏄へ交換したものの、わずか1ヶ月でこの状態です。

この3頭もそろそろ蛹化時期が近づいているのかもしれませんね。

マット飼育組

それでは最後にS-3ラインのマット飼育組です。

こちらは11月下旬に蛹化の兆しが見えてきました。

ということでこの時点で残りは3頭。

左から3本がS-3ラインで、右端はS-2ラインになります。

このような感じで全て蛹化が進むかと思われたのですが、

こちらの1本、少し様子がおかしそうなので天井掘りをしてみることにしました。

すると、

やはり思った通り、☆になってしまいました。

最後に

ブリード開始から1年以上が経過し、遂に菌糸ビン飼育組でもオスの蛹化が始まりました。

以前のブリードやパラワンオオヒラタクワガタの時もそうでしたが、私にとってはここからが正念場になってきそうです。

これまでもマット飼育組でオスの羽化不全が数頭あり、今回も蛹化できずに☆になってしまった幼虫も出てしまいました。

正直なところここまでくれば、もう何も手の施しようはないと思われますが、なんとか残りのオスたちには無事成虫へと羽化して頂きたいと願います。<m(__)m>