みなさんこんばんは、鷹です!
前回の記事でもお伝えしたように、年末年始からスタートしたタランドゥスオオツヤクワガタのブリードも、徐々に蛹化する幼虫が見られるようになり、終盤を迎えつつあるようです。
第一号のメスが蛹化したのが7月7日で、それから約1ヶ月半が経過し、めまぐるしく変化が見られます。
そこで今回はタランドゥスオオツヤクワガタの飼育状況について、ご報告させて頂きたいと思います。
目次
メスの羽化
前回の記事で3頭の蛹化をご報告させて頂きましたが、それから約1ヶ月が経過し、順次羽化が始まりました。
本来なら自力で蛹室から出てくるまで休眠させておく方が良いのかもしれませんが、どうしても菌糸ビンは飼育スペースを多く取ってしまいます。
またこれまでの成虫飼育の経験上、タランドゥスは羽化後、比較定期長い期間(2ヶ月~3ヶ月)は休眠しているようです。
そこで羽化した個体を菌糸ビンの外から観察し、そこそこ体色が黒くなってきた時点で掘り出し、成虫飼育用のケースに移動させることにしました。
8月9日の掘り出し
まずは8月9日にこちら、
7月7日に蛹化し31日に羽化を確認した、我が家で初めて誕生したタランドゥスの成虫です。
上の2枚は羽化直後の様子ですが、外から見て蛹室の位置は確認していますので、慎重に天井掘りを進めていきます。
すると、
何とか元気な姿を見せてくれました!^^
とりあえず取り出してみると、
羽化から一週間強ですのでまだまだ動きは鈍いですが、親虫と同じ『ホワイトアイ』もしっかり引き継いでくれています。
で、やはり気になるのは『体長』ですね。^^
というわけで早速測ってみると、
体が固まるにつれ若干縮んでしまうと思われますが、それでも約49㎜ほどはありますね。
また大変綺麗な個体で、不全らしき痕跡も全く見当たりません。
8月23日の掘り出し
とりあえず外から見て羽化したと思われるこの3本を掘り出してみることにしました。
すると一本目、
こちらも成虫の無事を確認できましたが、なんだか少し小さいようです。
やはり予想通り、35㎜強ほどしかありませんでした。^^;
続いて2本目、
こちらは外からは少し見づらいのですが、蛹室内に黒い物体は確認できています。
そこで『これは成虫に間違いない!』ということで掘り出してみると、
残念ながら蛹化できず前蛹の状態で☆になっていました。^^;
非常に悔やまれますが、落ち込んでばかりもいられませんので続いて3本目、
こちらは掘り出してみるとご覧の通り、
逆さまで出てきてしまいましたが、それに加え腹部もまだまだ赤いです。
この状態で長時間刺激を与えてしまうことは良くありませんので、早急に体長だけ測ってみます。
すると、
こちらは約45㎜でした。
ということで速やかにこちらの成虫飼育用のケースに移動です。
って、すでに潜ってしまい、何も見えませんね。^^;
休眠が終わるまではこちらでゆっくり休ませてあげたいと思います。
最後に
ということで現時点で3頭が無事に羽化してくれました。
12頭の幼虫を飼育していて羽化が3頭、1頭が☆になってしまいしたので、残るは8頭です。
8月25日時点では8頭のうち5頭の蛹化を確認できており、その中には小型ながらもオスのさなぎも確認できています。
また、いまだ蛹化していない幼虫は比較的大型で、こちらはオスの可能性が大きいかと思われます。
ここまでくればもう一息ですが、なんとか残りの8頭、全頭が完品羽化できるように注意深く見守っていきたいと思います。