パラワンオオヒラタの本命ライン、ブリード開始!

みなさんこんばんは、鷹です!

前回の記事でご紹介させて頂きましたが、昨年から飼育してきたパラワンオオヒラタのオスの幼虫たちも、そろそろ成虫へと成長する時期が近づいてきたようです。

ところで実はこの幼虫たちには1頭のみメスの姉弟がいて、昨年の11月の末に無事成虫へと羽化してくれました。

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このラインのパラワンたちの親は、私がはじめて飼育した92㎜のWDのオス50㎜のメス(CB)から生まれた子たちで、どうしても子孫を残してあげたいと考えていました。

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そのため羽化からずっとタイミングを見計らっていたのですが、2月の初旬ごろから急激にゼリーを食べる量が増えてきました。

そこでこれは『成熟OK!』とみて、先日からブリードを開始しました。

目次

ペアリング

まずはペアリングからはじめますが、その前に改めて今回のブリード個体をご紹介させていただきます。

ブリード個体

メスはこちら、

何度もご紹介させて頂いておりますが、昨年11月末に我が家で初めて羽化したパラワンオオヒラタクワガタのメスになります。

ちなみに大きさは約48㎜前後で、正直なところお世辞にも大型とは言えません。^^;

ただやはり思い入れは相当なものです。^^

そしてオスはこちら、

昨年の11月に『補強』ということでヤフオクで落札した、約98㎜のオスです。

このオスは昨年8月羽化の個体で、累代はF3ということです。

実は昨年末から年始にかけて同時に落札したメスとペアリングし、そちらからも多数の幼虫を得ることができました。

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ちなみに余談ですが、このオス、パラワンにしては少し穏やかです。^^

もちろん威嚇もするのですが、以前飼育していたWDの個体ほど攻撃的ではなく、前回のペアリング時でもメスを攻撃することは全くありませんでした。

ペアリング

しかし実際は98㎜と48㎜。

実に倍以上の体格差がありますので、本気で襲われればメスはひとたまりもないでしょう。

しかしそうは言ってもペアリングしないことには何も始まりませんので、とりあえずオスとメスを同居させます。

今回は少し不安もありますしこの血統では唯一のメスになるため、万が一の時にはメスが隠れることができるように、潜れる環境を用意しました。

と言いたいところですが、実は新たに用意したわけではなく、普段からオスが生活している飼育ケースです。^^;

でメスを入れるとすぐに、

なんか雰囲気良さそうです。^^

やはりオスはメスを襲うような素振りは一切見せませんが、こうして改めて見てみるとその大きさの違いにやはり不安になってしまいます。^^;

しかしこのまま交尾まで行くのかと思いきや、メスはそそくさと木片の下に潜っていってしまいました。

まあ焦っても、変に刺激を与えてもよくありませんので、自作温室(薄暗い場所)に飼育ケースを置き、その場から少し離れておきました。

そして約20~30分後、改めて飼育ケースの様子を見てみると、

早っ!

あっさりペアリング完了です。

正直、ここまであっさりいくとは思ってもみなかったのですが、とにかく結果オーライです。

ということでペアリングを行ったのは3月8日のことだったのですが、目視で交尾を確認したため翌9日にはすぐにメスを個別飼育へ切り替えました。

メスにはたっぷりゼリーを与え産卵に備えてもらいますが、僅か1日で結婚生活を断ち切られたオスは御覧の通り、

いじけてゼリー皿の穴に潜り込んでしまいました。^^;

が、これも安全のためですので、ここは我慢してもらいましょう!

産卵セットへ投入

さて、ペアリングから一週間が経過し、メスもしっかりゼリーを食べてくれているようです。

そこで本日は満を持して産卵セットへ入ってもらいますが、こちらはメスがいつでも入れるように、事前に準備しておきました。

実はここ最近、産卵セットには月夜野きのこ園さんの『くわマット』を使っていたのですが、昨年で販売中止となり手持ちも底を尽いてしまったため、今回はこちらを用意してみました。

DOSさんの3次発酵クワガタマットです。

実はこのマット、1月の末ごろからマット飼育のスマトラオオヒラタの幼虫に使っているのですが、予想以上に大きくなってくれています。

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つまり幼虫が好んで食べてくれているということで、単純に

『幼虫が好む環境=メスが産卵場所に選ぶ』

と考えた次第です。

月夜野きのこ園さんの『くわマット』は、スマトラヒラタ・パラワンオオヒラタのブリードで満足のいく結果が得られましたが、手に入らなくなってしまったものは仕方ありません。

とりあえず今回は『代替えマットの第一弾』ということで、こちらのマットで様子を見ていきたいと思います。

ということでメスを投入、

早速、潜っていってくれました。^^

最後に

さて、いよいよ今年もパラワンの本命ラインのブリーをスタートしました。

1月にはCBF4となるパラワンのブリードもしており、そちらでも幼虫が確保できていますが、やはり思い入れのある本命ラインは、何としても成功させたいものです。

とりあえずは1か月の投入期間を予定していますので、できるだけ静かな場所で産卵に専念させてあげたいと思います。