スマトラオオヒラタのマット飼育が順調です!

みなさんこんばんは、鷹です!

ブリードをはじめた頃は大した数が捕れなかったり、ブヨブヨ病に悩まされたり。

悪戦苦闘していたスマトラオオヒラタとパラワンオオヒラタのブリードですが、昨年11月から飼育ケースを変えたりマットを変えることにより、予定数以上の幼虫や卵を回収できるようになりました。

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そのため観察の意味も込めてはじめたスマトラオオヒラタのマット飼育ですが、今のところ思ったより順調に進めることができています。

ということでまたしても、マット交換が必要な個体が見られるようになりました。

目次

マットの準備

今更こんなことを説明するのは失礼かもしれませんが、『マットの交換』と言っても、現在幼虫を飼育している容器のマットを入れ替えるわけではありません。

正確には、

『新しいマットを詰めた容器を用意し、そちらへ幼虫を移動させる』

と言うのが正解です。

そのためこれはクワガタだけではなくカブトムシでも同様ですが、幼虫を移動させる数日前に事前にマットを詰めた容器を用意しておきます。

また幼虫の飼育には基本的に『発酵マット』を使用することがほとんどだと思いますが、使用する前に袋から大きめの容器に移し、『ガス抜き』をしておくことをお勧めします。

これはマットが『再発酵』を起こしガスを発生させ、幼虫に酸欠等の悪影響を及ぼすことを防止するためです。

今回私はマットのビン詰めを行う3日ほど前に、画像のような容器2つにマットを出してガス抜きを行いました。

そしていよいよマットを容器に詰めていきますが、今後の飼育スケジュールやマット交換を考慮し、今回も800㏄のビンを用意することにしました。

そして幼虫たちの飼育環境をできるだけ揃えるため、重量を測りながらマットを詰めていきます。

というわけでマット詰めが終了!

800㏄を8本と、余った分で500㏄1本の完成です。

ただマットを詰めた後、すぐに幼虫を移動させるようなことはしません。

1~2日現在幼虫を飼育している場所に置き、温度慣らし再発酵が起こっていないかのチェックを行ってから幼虫を移動させます。

これは幼虫が新たな環境にスムーズに馴染めるようにするためと、最終的に再発行が起こっていないかチェックするためです。

ちなみに今回も使用するマットはこちら、

DOSさんの3次発酵クワガタマットです。

マット飼育組は当初から一貫してこちらのマットを使用しているのですが、できれば成虫まで使用したいと考えています。

マットの交換と体重測定

それでは今回、マットを交換する幼虫たちはこちらです。

以前、450㏄のプリンカップと500㏄の容器に入れておいた個体たちです。

それからこちらも、

こちらは『スマトラオオヒラタの本命ライン』から回収した幼虫2頭なのですが、菌糸ビン飼育スペースに収まりきらなかったため、マットで飼育したいと思います。

それでは幼虫の取り出しと体重測定をまとめて。

まずはこちら、以前プリンカップで暴れていた幼虫ですね。

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早いものであれからもう2か月になりますが、果たしてどれくらい成長してくれているのでしょうか?

一気にひっくり返してみると、

さらに、

かなり大きく成長していますが、果たして体重は?

もうすでに12gになっていました!^^

さらに続けて見ていくと、

で、最大がこちら、

さすがにこれぐらいの大きさになってくると『スマトラらしさ』というのも出てきます。

そろそろ迫力が出だすころですね。^^

最後に

というわけで皆さんそろって新居へお引越し!

ただ当初の交換予定8頭のうち1頭が☆になっており、今回は本命ラインの2頭を合わせて合計9頭を新たなマット容器へ投入しました。

菌糸ビン飼育組はまだ交換時期が来ていないため詳細な大きさは不明ですが、ここまでで見る限りマット飼育もなかなか期待が持てそうです。

ただ菌糸ビン飼育組は現在23℃での管理。そしてマット飼育組は成虫と同じ環境(24℃~26℃)での管理となるため、この温度差も成長スピードに影響していると思われます。

私自身、今後の経過が非常に楽しみなのですが、今後も可能な限り詳細にご報告していきたいと思います。