あと少し、ローゼンベルクオウゴンオニクワガタ

ローゼンベルクオウゴンオニ

みなさんこんばんは、鷹です!

独特の形状と『金色』という体色に一目ぼれして飼育を始めたローゼンベルクオウゴンオニクワガタですが、ブリード開始直後から何かと苦戦を強いられています。

成虫を2ペア入手しブリードに挑んだのですが、最終的に確保できたのは4頭の幼虫のみ

この4頭の幼虫は順調に育ってくれたのですが、今度はタランドゥス以上に暴れる始末。^^;

結局、『暴れが見られれば菌糸ビンの交換』という飼育スタイルになってしまい、最後に菌糸ビンの交換を行ったのは8月23日のことでした。

で今回は、その後の飼育状況のご報告です。

目次

最後の菌糸ビン交換?

さて、前回の記事で最後にご紹介したのはこちら、

9月13日の画像です。

この画像は8月23日に全頭菌糸ビンの交換をし、それから約3週間後の状態です。

左の2本はそれほどでもありませんが、右の2本(特に右端)は完全に暴れてしまっています。

ただ産卵セットの割り出しから考えると(3月15日)、そろそろ『蛹化前の暴れ』ということも考えられますので、そのままじっと様子を観察していました。

すると10月6日には、

これを左からもう少し詳しく見ていくと、

なんとなく蛹室を作っているようにも見えますが、まだ完全ではありませんね。

続いて左から2本目、

こちらは完全に蛹室を作っています。

こうなれば後は静観するのみ。一安心ですね。^^

で、左の2本は、

『いつ蛹室を作ってくれるのか?』と約一か月半引っ張ってみましたが、結局暴れるのみで一向に進展なし。^^;

このままでは幼虫の体力が奪われる一方ですので、『今度こそは!』と菌糸ビンを交換してみることにしました。

とりあえず幼虫を掘り出し、体重を図りながら交換を進めていきます。

まずは1本目、

前回も13gだったため、全く大きくなっていません。^^

むしろ暴れを考えればキープしてくれただけでも良かったのかも?

続いて2本目、

こちらも前回と同じ11gです。

こうして見てみるとかなり体色も黄色っぽくなっています。しかも1ヶ月半が経過していながら体重の変化も見られません。

これはやはり蛹室を作ろうとして菌糸ビンの中を動き回っていたのでしょうか?

とりあえず新しい菌糸ビンへ入れてあげることで食料も確保できます。また蛹室を作ることも考慮して、今回は少し硬めに菌糸を詰めてみました。

できればこの菌糸ビンの交換をきっかけに、一気にさなぎへと蛹化して欲しいものです。

さなぎと最後の暴れ

さて、先程ご紹介した蛹室を作っていた幼虫ですが、10月16日になんとかさなぎへと蛹化してくれました!

こちらはその後も順調で、そろそろ羽化が近づいてきています。

そこで先日、天井掘りをしてみました。

ちょっと大きく天井を掘りすぎてしまいました。^^;

とにかくここまでくればあと少し、なんとか完品羽化してほしいものです。

ところで残りの3頭はと言うと、

左端は10月6日の時点で蛹室を作っているようにも見えたのですが、結局落ち着くことなく暴れ再発。^^;

注意深く静観していましたが、ここまでくれば限界ですね。

一方、中央と右端は10月6日に菌糸ビンを交換した2頭です。

やはり少し暴れてしまいましたが、なんとか2頭とも蛹室を作ってくれました。

この2頭は一安心ですが、

こちらはこれ以上引っ張れそうにもありません。

ということで新しい菌糸ビンへ交換です。

あまり変化がないように思われますが、とりあえず体重を、

変化がないどころか1gダイエットしてしまいました。^^;

『これが最後』と願いを込めて、

少し硬く詰めた、新しい菌糸ビンへ投入です。

最後に

とにかく『暴れとの戦い』だったローゼンベルクオウゴンオニクワガタの幼虫飼育も、ようやく終盤を迎えつつあるようです。

オオヒラタやタランドゥスとも一味違うこの暴れは不可解ですが、これがオウゴンオニクワガタの特徴なのかもしれません。

であれば今後は『暴れることを想定した飼育』を考えていかなければならないかもしれません。

例えばある程度動き回ることを想定し、早い段階から大きめの菌糸ビンを使うなど。

まだまだ分からないことが多いですが、これまでの経験も今後の飼育の参考にしていきたいと思います。

が、気になることが一つ。

4頭の幼虫の最終的な体重を改めて見てみると、

『13g・13g・13g・11g』

う~ん、これは雌雄が偏ってしまった可能性大ですね。^^;

まあ、無事完品羽化してから今後のことは考えたいと思います。

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