みなさんこんばんは、鷹です!
いよいよ今日から12月。2016年も残すところ僅か1か月となってしまいました。みなさんにとって2016年はどんな1年だったのでしょうか?
私はふと、当ブログ『青空』でカブトムシ・クワガタムシの採集や飼育をご紹介しようと思いついたことがきっかけで、どっぷりとカブトムシ・クワガタムシにはまった1年となってしまいました。^^;
おかげさまでこのブログも、いつの間にかカブトムシ・クワガタムシがメインとなってしまいましたが、開始当初のコンセプト通り、今後も思いついたことを気ままに投稿していきたいと思います。
というわけで今回もカブトムシ・クワガタムシに関する記事です。^^
目次
飼育環境の整理
最近は採集・飼育だけでなく、ブリードにもかなり興味が湧き挑戦しつつあります。
そのためこれまでとは違った飼育方法も実践しており、それと共に今年は、冬の飼育数も昨年とは比べ物にはならないくらい多くなってしまっています。^^;
昨年はカブトムシの幼虫は40頭ほど飼育していたものの、あとは越冬したコクワガタの成虫が5頭ほど。(越冬ケースの中からノコギリクワガタの幼虫も出てきましたけど^^;)
ただ基本的にはほぼ放置状態での飼育です。
時折マットの水分を確認・補充していただけで、4月に大掛かりなマット交換をするまではほとんど手間もかかっていませんでした。
しかし今年は、
- カブトムシ(幼虫)
- コクワガタ(成虫)
- コクワガタ(幼虫)
- ノコギリクワガタ(成虫)
- ヒラタクワガタ(成虫)
- ヒラタクワガタ(幼虫)
- オオクワガタ(幼虫)
かなり飼育の種類が増えてしまいました。^^;
そこで今後のことも考え、それぞれの飼育環境を整えることにしました。
自作温室の導入と完成
まず今年はオオクワガタやヒラタクワガタの幼虫を入手することができたこと、コクワガタも僅かながらブリードに成功し幼虫を得ることができ、菌糸ビンを使い始めたことから温室を導入することにしました。
そこで温室を自作、少しづつ改良を加えていたのですが、本日、自分で納得できる形に仕上がりました。
今回、アルミシートを内側全面に貼り、前面扉との接触面にも折り返すことによって、さらなる保温性の確保を行いました。
またセラミックヒーターは下に台を置くことによって、温風が斜め上方に放出されるようにしています。
これによりサーモスタットが作動後、より早く暖かい空気が上方へ向かい、より早く設定温度に達してくれると思います。
つまり極力温室内の温度差を少なくするための工夫なのですが、効果の程はまた後日ご報告させて頂きます。
カブトムシの幼虫
今年は早い時期からカブトムシの採卵を行っていたため、トータルで100頭以上の幼虫を取り出すことができました。
⇒飼育日記
しかしさすがにカブトムシの幼虫が100頭以上になってしまうと、とてもじゃないけど管理しきれないというのが正直なところです。
実は昨年までは生まれてきたカブトムシの幼虫を色々なところへ配っていたのですが、残念なことに今年は貰い手がほとんど見つかりませんでした。
そこで当ブログで飼い主の募集をさせて頂いたところ、私の想像以上に希望される方々からご連絡を頂くことができました。
そこで当初、今シーズンは36頭の幼虫を飼育する予定でしたが、最終的に12頭だけを手元に残し、その他の幼虫は全て私の手元から旅立って行きました。
ところで手元に残っている12頭は現在ペットボトルで飼育しているのですが、飼育スペースが空いていることもありそのうち6頭は自作温室で過ごしています。
カブトムシの幼虫は温室で飼育を続けていると、2月や3月にさなぎになってしまうこともあるようですので、1月に入ればすぐに常温飼育に戻したいと思います。
ただそれまでは栄養をたっぷり取っていただき、是非とも哀川翔さんの記録を超えてみたいと思っています。^^
、、、、無理ですね。^^
こちらは現在、外から確認できた幼虫の姿です。
手元に残っている幼虫はいずれも現時点で30g前後まで育っていますので、常温飼育に戻す前と3月以降、さなぎになるまでにどれだけ育ってくれるかでほぼ成虫時の大きさが決まってくるでしょう。
今後が楽しみですね。
コクワガタの成虫
今年は例年以上にコクワガタが採集できました。
おかげさまでブリードにも成功し、採集してきた成虫たちもほとんどが生存しており、既に越冬体制に入っています。
10月に一度は越冬体制に入ってもらったのですが、今後のことなどを考え再度、越冬用の飼育ケースを組みなおすことにしました。
こちらの飼育ケースは以前、ヒラタクワガタの成虫を入れたあったものです。
ヒラタクワガタの成虫を別の飼育ケースに移動させたため、コクワガタたちにはここで冬を越してもらうことにします。
仕切り版の左側にはオスばかり、右側にはオスが1頭とメスばかり7頭を入れてあります。
このオスは今年採集したコクワガタの中では最大のもので、採集当時は50㎜を超えているんじゃないか?と思っていたのですが、改めて測定してみると46㎜程でした。
しかしいかにコクワガタと言えど、これぐらいのサイズになるとやはり見ているだけで立派なものです。
そこで今回このような分け方をしたのは、ズバリ『目指せ50㎜アップ!』です。
まあ、メスたちが野外採集で既に持ち腹かもしれませんし、来年も都合よく交尾してくれるとは限りませんが、いつ交尾・産卵をはじめても良いようにこの状態で越冬させたいと思います。
それにしても今年は少し張り切り過ぎてコクワガタを採集し過ぎてしまいました。来年は必要な個体だけを持ち帰り、リリースにも気を遣っていきたいと思います。
コクワガタの幼虫
コクワガタの幼虫は8月にマットの中で見つけたものと、10月に産卵木から割り出したものがいます。
当初はそれなりの数を割り出すことができたのですが、その後の私の管理不足で現在は8頭を飼育しています。
11月の初旬に菌糸ビンに投入したのですが、
8月に取り出した2頭は既にかなりの大きさに成長していたため、来年の春先までには羽化してくれるのではないかと思います。
どんな成虫が出てくるのか、楽しみですね。^^
ノコギリクワガタの成虫
実は何度かご紹介させて頂いてるノコギリクワガタのオス2頭なんですが、今でも元気に?活動しています。
⇒ノコギリクワガタが生きてます!ところで寿命ってどれくらい?
しかも少し気温が上がったり、今日のように暖房が効いた部屋に持ってくるとゼリーまで食べだしているのです。
少し調べてみると飼育下においてノコギリクワガタが越冬してしまうケースは、そこそこ前例があるようですね。
特に繁殖個体であればよく見られるようですが、稀に今回の私のように野外採集の個体でも翌年の3月~5月頃まで生存しているケースも見られるようです。
そういえば昨年は12月初旬まで、ノコギリクワガタのメスが生存していました。
その飼育ケースを今年の4月に整理してみたところ、中から幼虫が出てきて9月に無事に立派なメスへと羽化してくれました。
こちらは休眠中のメスを入れているケースです。
来年も是非ともノコギリクワガタを採集し、このメスの子孫を残してみたいと思います。
ヒラタクワガタの成虫
少し前に知人から譲って頂き、我が家へやってきた立派なヒラタクワガタのペア。
見たところ新成虫のようですが、なにぶん屋外採集の個体であるため詳細は来年になってみないと分かりません。
譲り受けてすぐに越冬体制に入ってもらっていたのですが、今後の飼育や管理のことを考え新しい飼育ケースに移動してもらうことにしました。
実はこれ、100均(ダイソー)で見つけたものなんです。
フタを開けてみるとこんな感じです。(開けた状態でフタが止まる構造になっています)
密閉性もかなり良いようで乾燥にも強そうです。そのため上部にキリで空気穴を数か所開けてみましたが、大きさ・深さ共に越冬にはちょうどいいかもしれません。
ちなみにきれいに重ねて置ける形状をしているため、今後、個体が増えた時や管理にももってこいです。
ヒラタクワガタたちは寝ているところを起こされて期限が悪そうですが、この後すぐにマットの中へ潜っていき、再び越冬体制に入ってしまいました。^^
ヒラタクワガタの幼虫
成虫を譲って頂いた方から、同時に幼虫も6頭譲って頂き、少し前に菌糸ビンに投入し現在は自作温室の中で飼育しています。
毎日、温室内の様子を観察しているのですが、特にヒラタクワガタの幼虫はコクワガタやオオクワガタの幼虫と比べると活発で、よくビンの外から元気な姿を確認することができます。
こちらは順当にいけば、恐らく来年の夏から秋にかけて羽化してくれると思います。
譲って頂いた成虫のように、立派に育って欲しいものです。
オオクワガタの幼虫
ついに手を出してしまったオオクワガタ。
初心者のため特に血統にこだわることもせず、とりあえずはYahooオークションで2齢、3齢幼虫4頭をゲット。
現在は菌糸ビンに入れて自作温室内で飼育しています。
羽化の目標は来年の9月~11月ごろ。今現在の大きさを考えれば、そのあたりでちょうど1年くらいになると思います。
菌糸ビンに投入した直後は食痕も見えたのですが、それ以降は幼虫の姿を確認することはできていません。
非常に気になるところですがここはひたすら我慢です。元気に育ってくれていることを信じて待つしかありません。
特に大きさにはこだわらず、とりあえずは無事に成虫になってくれるように細心の注意を払って飼育に取り組んでいきたいと思います。
最後に
ここのところバタバタと飼育ケースを入れ替えたり、飼育数を調整したりしてきましたが、とりあえず今年の冬は、この体制で飼育を進めていきたいと思います。
実はもう一つ計画中のこともあるのですが、それはまた別の機会にでもご紹介させて頂きいと思います。
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