4月に備えて、カブトムシの幼虫のマット交換

みなさんこんばんは、鷹です!

いや~、随分と久しぶりのブログ更新となってしまいました。^^;

年末・年始のご挨拶以来になってしまいますが、特に体調を崩していたとかいうことでもなく、日々淡々と過ごしています。

ただ年末のご挨拶でも記載させて頂いたように、ここ数年は体力の低下をごまかすことも困難になり、なかなかブログの更新まで手が回っていませんでした。(寒さに極端に弱いという噂も無きにしも非ずですが^^;)

またこれも年末にご報告させて頂きましたが、昨年から飼育用品、特に菌糸や産卵材が思うように手に入りづらく、飼育・ブリード共にタイミングをずらすことが多くて、かなり苦戦を強いられています。

ただそれでもマイペースで飼育は続けていますので、これからは季節的に気分も盛り上がってきますので、ぼちぼちとブログの方も再開していきたいと思います。

ということで2021年最初の記事が3月ということになってしまいましたが、まずはこちらのご報告から再開していきたいと思います。

目次

国産カブトムシの飼育状況

昨年の夏、2年ぶりに飼育・ブリードを再開した国産カブトムシです。

8月初旬にメスの成虫を採集して産卵セットに投入したところ、多数の幼虫を確保することができました。

その後、10月にマット交換をしてからは気温がどんどん下がり、定期的な水分補給とマット表面の様子を観察しながら冬を越しましたが、2月中旬よりマットの量が減っていくのが分かるようになり、それと同時にちらほらと表面に糞が見えるようになりました。

この頃になると少しづつですが気温が高い日もあり、幼虫たちも次第に活動を開始しつつあるようです。

ということで3月11日、約5か月ぶりにマットの交換を行いました。

マットの交換

さてそれではいよいよ交換を進めていきますが、まずは交換直前の様子がこちら。

そしてマットの表面を見てみると、

よく見て頂くと丸い糞が見えるのがお判りでしょうか?

これはカブトムシの幼虫を飼育する際の一つの目安で、表面に糞が見えるようになれば早々にマットの交換をお勧めします。

もちろん見え出したからといってすぐに幼虫の食料(マット)が無くなったわけではありませんが、2月~4月にこの状況ですと幼虫がさなぎになるための体力を蓄えることができません。

カブトムシの幼虫を飼育していると一般的に『4月のマット交換は重要です』といわれるのには、こういった理由もあります。

さてそれではマットを掘り返して幼虫を取り出していきます。

早速、1頭目確保です。^^

ということで一気に、

10月に確認していた19頭、全て無事に掘り出すことができました。

ただ、、、あまり大きくは育っていませんね。^^;

これは幼虫の成長や栄養というより、昨年採集したメスがかなり小型だったこと、つまり血統が影響しているように思われます。

ちなみに最大でこちら、

なんと30gにも届いていませんでした。

過去の飼育記録ではオスだとこの時期には30g台後半~40gぐらいはあっても良さそうですが、これは今年はあまり大型は期待できないかもしれませんね。

まあ大きさだけが飼育の全てではありませんので、しっかりと成虫として育ってくれるように栄養たっぷりの新しいマットへ投入です。

かなり大きめの飼育ケースを使っていますので、前回と同様、10頭と9頭に分けて投入しました。

ちなみに私が使っているケースはこちらで、カブトムシの幼虫なら10頭~15頭を飼育することが可能です。

 

そしてマットはいつものこちらを、

 

今回は50ℓ(5袋)使用しました。

もちろんマットは使用前にしっかりとガス抜きしておきます。と言っても袋から出して大きめのケースに入れ、1日~2日放置していただけですけど。^^

最後に

この1年、世界中がウィルスの脅威にさらされ、今までに経験したことのないような生活を余儀なくされてき、それは今も続いています。

私がカブトムシを採集するようになってから40年以上経過し、山や木の状態は昔とは比べ物にならないほど変わってしまいましたが、今も変わらず私たちにその姿を見せてくれます。

いま私たちはウィルス脅威にさらされ大変な時期を迎えていますが、カブトムシたちがこれまでに乗り越えてきた脅威を考えれば、それはほんの一瞬の出来事なのかもしれません。

こうして他愛もない昆虫飼育をしていると、自然界の生物に触れ合っていると物の見方も変わってくるものです。

それはさておき、夏に向けてこの幼虫たちを立派な成虫に育て上げたいと思います。^^

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