ローゼンベルクオウゴンオニクワガタまで暴れるか!?

みなさんこんにちは、鷹です!

今年初チャレンジとなるローゼンベルクオウゴンオニクワガタのブリードですが、世間の評判通り一筋縄ではいかないようで、非常に苦しいスタートとなりました。

それでも最後のレイシ材からなんとか幼虫2頭卵4個を取り出すことに成功!

卵2個はなんとか孵化してくれて、幼虫4頭でのローゼンベルクオウゴンオニクワガタの飼育が始まりました。

と、ここまでの経緯は『オウゴンオニクワガタ』を参照してみてくださいね。

ところでこの4頭の幼虫ですが、今までに飼育してきたヒラタ系やオオクワガタ系とは違い、ちょっと独特の『クセ』があるようです。

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目次

暴れ癖?

その『クセ』というのは、これまでオオヒラタやタランドゥスで、いやというほど経験してきた『幼虫の暴れ』というものです。

これまでにも何度か触れてきましたが、クワガタの幼虫が暴れてしまう原因は様々な理由が考えられています。

  • エサ切れ
  • 酸欠
  • 環境が合わない
  • 蛹化前のワンダリング

などなど。

ただこれらは飼育種や環境によっても異なり、さらには個体差もあると考えられています。

つまりある個体が暴れる原因を特定するためには、その個体の飼育環境から成長傾向までをよく観察し、分析する必要があります。

ただ種によってある程度の傾向があるようで、私の経験から言えばヒラタ系やオオクワガタは蛹化前まではほとんど暴れは見られません。

これに対しタランドゥスやオウゴンオニクワガタは成長段階に関係なく暴れが見られ、一度暴れだすと留まることを知らず、とことんまで暴れてしまう傾向があるようです。

これには先に挙げたような暴れの原因が影響しているようですが、聞くところによるとタランドゥスやオウゴンオニクワガタは『自分が作った坑道を嫌う傾向がある』ようで、よくよく観察していると『なるほど』と思える部分もあります。

オウゴンオニクワガタの成長過程

ということで5月の初旬から中旬にかけて菌糸ビンへ投入した4頭の幼虫たち。

5月5日に800㏄へ2頭。

5月13日には500㏄へ2頭を投入しました。

そしてその後の様子はと言うと、

こちらは800㏄へ5月5日に投入したうちの1頭。5月20日の様子ですが、なかなか順調なようです。^^

そしてこちらはもう1頭、

5月22日に撮影したものですが、お分かりいただけますでしょうか?頭部が真っ白で幼虫の腹部あたりに何かが付着していますね。

これはちょうど3齢幼虫へと脱皮した直後で、付着物は幼虫が脱ぎ捨てた皮なんです。

なかなか珍しい瞬間を撮影することができましたのでもう1枚。

それが翌日になると、

角度を変えて、

少しづつ頭部にも色がついてきました。

暴れ発生!?そして菌糸ビンの交換

さて、こんな感じで4頭の幼虫は順調に育ってくれていたのですが、6月に入った途端、800㏄2本に『暴れか?』という動きが見られるようになりました。

そのため早急にいつもお世話になっているDOSさんにカワラ菌糸を注文し、菌糸ビンの作成に取り掛かったのですが、菌糸が十分に回り菌糸ビンの交換をできたのが6月10日のことでした。

で、その時の菌糸ビンの様子がこちら、

500㏄2本はまだ交換の必要がありませんね。^^

しかし、

800㏄2本はご覧の通り。

暴れ始めたかと思えば、わずか10日ほどでこの有様です。^^;

とりあえず新しい菌糸ビンを用意し、

幼虫を掘り出してお引越しです。

まずは1本目、

かすかに幼虫の姿が確認できますので、そこをめがけて掘り進めていきます。

そして幼虫とご対面、

なかなか順調に育ってくれているようです。^^

念のために体重を計ってみると、

8gでした。

産卵セットの割り出しからは3ヶ月ほどですが、ローゼンベルクオウゴンオニクワガタは元々大型のクワガタではありませんので、こんなものでしょうか?

初めてのブリードであまりよくわかっていませんが、5月5日に菌糸ビンへ投入した時は2gでしたので、タランドゥスと同様、成長速度は速い種のようです。

とりあえず新しい菌糸ビンへ、

それでは続いて2頭目です。

こちらは側面に大きな頭部が見えています。

とにかく幼虫に傷をつけてしまわないようこの位置を目指して掘り進めていきますが、いくらカワラ菌糸が固いといっても、これだけボロボロになっていれば楽勝です。^^;

ということで、

こちらも先程の幼虫とほぼ同等程度の大きさのようです。

ところで体重は、、、

7gということで先程の幼虫とほぼ同じ大きさでした。

とりあえずは新しい菌糸ビンへ投入し、一安心です。^^

最後に

なんとか新しい菌糸ビンへの投入が完了しましたが、幼虫の様子を見ていると、なんとかダイエットは免れたようです。

この様子ですと500㏄2本もあっという間に交換時期が来そうですが、よく観察してダイエットだけは避けるように、タイミングを見計らっていきたいと思います。

5月の交換時は菌糸ビンが間に合わなかったため、大阪府東大阪市にある『COLORS(カラーズ)』さんで菌糸ビンを購入しそちらを使いましたが、今回は使い慣れたDOSさんのブナカワラ菌糸ブロック SRD−4000ccを使っています。

また改めて考えてみると、この2頭は約1ヶ月で800㏄を食い上げたことになります。

これだけの早いタイミングはオオクワガタやヒラタ系では見られず、私の飼育経験ではタランドゥスとローゼンベルクオウゴンオニクワガタのみです。

元々幼虫の成長速度が速い種なんでしょうね。

さてここまでは順調にきましたが、もう一つ気がかりなことがあります。

それは、

『どうかオス・メス、偏らないで下さい!』

僅か4頭しか確保できませんでしたので、私にとっては今後のブリードに影響する『死活問題』なのです。^^;

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