みなさんこんばんは、鷹です!
少し前にお伝えしましたが、今年は国産カブトムシのブリードに失敗してしまったため、思いもよらず常温飼育スペースにそこそこの余裕が出てしまいました。
その代わりと言っては何ですが、本土ヒラタクワガタの幼虫はそれなりに確保でき、ノコギリクワガタも幼虫と卵を相当数確保することができました。
そのため常温飼育スペースはこの2種で占められてしまいそうな勢いです。^^;
ただ今年はコクワガタのブリードも中断しているため、国産種に関しては
- オオクワガタ
- 本土ヒラタクワガタ
- ノコギリクワガタ
の3種の幼虫飼育ということになります。
本土ヒラタクワガタの飼育状況に関しては前回の記事でご報告させて頂きましたが、今回はオオクワガタとノコギリクワガタの飼育状況についてご報告させて頂きたいと思います。
目次
オオクワガタの菌糸ビン交換
オオクワガタのブリードに関しては、昨年5月に我が家で羽化した約72㎜のオスとヤフオクで入手した約45㎜のメスをペアリングし(共に山梨県産)、4月末からメスを産卵セットに投入していました。
その後6月20日に産卵セットの割り出しを行い、7頭の幼虫を取り出すことができたのですが、菌糸ビン投入時点では2頭が☆になり残された幼虫は5頭になってしまいました。
この5頭の幼虫は8月2日に菌糸ビンへ投入したのですが、さすがに2ヶ月以上も経過するとこのような状況に、
ご覧のように左の2本はそれほどでもありませんが、右の3本はほぼ菌糸が無くなってしまったようです。^^;
ということでこちらの3本、
しばらく観察しているとオスのようですので、次は800㏄へ投入したいと思います。
それではまずは1本目、
おっ、これは想像以上かも?^^
ちなみに体重は、
ぱっと見では20g以上あるように思えたのですが、いざ測ってみると17g。
現在のオオクワガタのブリード事情からい言えば、かなり小型の部類に入ってしまいそうです。^^;
まあでも私の飼育レベルではそれも致し方ありません。とりあえずは親越え(約72㎜)が目標ですので、今後の伸びに期待したいと思います。
続いて2本目、
う~ん、似たような感じか?
てか、全く同じ17g。^^;
いくら兄弟とはいえ、そこまで似なくても、、、。
それでは気を取り直し、期待を込めて最後の1本、
が、やはり血は争えなかったか?
とりあえず今後の伸びに期待して800㏄へ、
飼育環境にもよりますが、羽化まではまだ数か月~半年ぐらいはありそうです。その間にじっくり菌糸を食べて頂きたいと思います。
ノコギリクワガタの個別飼育とマット交換
さてお次はノコギリクワガタです。
昨年もノコギリクワガタのブリードにチャレンジしたのですが、産卵こそうまくいったものの初期の幼虫管理に失敗し、さらにその後の幼虫飼育も思わしくなく、結局今年羽化できたのは4頭のみでした。
ただどうしても今年も再チャレンジしたいと考えており採集に出かけたところ、運よくペアをゲットすることができました。
というわけで今年はこのペアでブリードにチャレンジ!
メスを7月19日に産卵セットに投入し、様子を伺いながら少し長めの2か月間の投入期間を経て、9月20日に割り出しを行いました。
産卵セットの割り出し時には幼虫8頭と卵16個を回収。幼虫は大きさに合わせて460㏄と90㏄のプリンカップへ投入しました。
卵は大きめのプリンカップに8個ずつに分けて入れておきましたが、1か月が経過しましたので、個別飼育への切り替えとマット交換を10月25日に行いました。
少し判別し難いかもしれませんが、手前から
- 460㏄プリンカップ×2
- 90㏄プリンカップ×6
- 卵を8個ずつ入れたプリンカップ×2
と並んでいます。
それではまずは90㏄のプリンカップから、
割り出し時にはほとんどが孵化直後だったのですが、なんとかここまで育ってくれていました。^^
ただ残念なことに6頭中1頭が☆になってしまいました。
続いて卵を管理していたプリンカップの1つ目、
プッチンプリンしてみるとこんな感じで、幼虫の姿と食痕も確認できます。
で、慎重に割り出しを行ってみると、
幼虫8頭回収!
つまり卵全部が孵化し、幼虫として回収することができました!^^
続いてプリンカップの2つ目、
こちらは零れ落ちた幼虫が1頭のみですが、食痕は多数見られます。
そして割り出してみた結果、、、、
なんとこちらも幼虫8頭!
ということで管理していた卵16個が全て孵化し、幼虫として生存していてくれました。
実は割り出し後の観察で卵全てが孵化しているような雰囲気はあったのですが、まさか掘り返して確認するわけにもいきません。^^;
それに加えプリンカップの外からは数頭の幼虫しか確認できておらず、正直なところ全てが生存していてくれてるとは思ってもみませんでした。
これは昨年とは全く違う『嬉しい誤算』です。^^
さて、それでは最後に460㏄のプリンカップへ投入していた2頭です。
この2頭は割り出し時から飛びぬけて大きく、おそらく種親のメスが早い時期に産卵していたものと思われます。
ではプリンカップを『プッチンプリン』してみると、
早々以上に大きくなっていました!^^
ただ左側は少し嫌な予感が、、、、
マットがプリンカップの形をしています。
このパターンは☆になってしまっている可能性が高いのですが、とりあえずマットを崩していくと、
おおっ、こちらも大きく成長してくれていました。^^
とは言ってもあくまで今回のブリードの中では大きいだけで、水牛を目指すにはまだまだこれからですね。
とりあえずこの2頭だけ体重を計ってみると、
まだ大型のコクワガタの幼虫にも及びませんね。^^;
これからの伸びに期待して、新たなマットへ投入です。
体重測定を行った2頭は1100㏄へ、その他は460㏄のプリンカップで管理していきたいと思います。
ちなみにこの幼虫たちの♀親ですが、産卵セットの割り出し後、引き続き産卵セットで飼育していましたが、
10月に入った当初は、まるで冬眠でもしてくれるような姿を確認していました。
しかし10月7日、
それ以上は産卵することもなく、☆となってしまいました。
多くの幼虫を残してくれて、本当にありがとうございました。<m(__)m>
最後に
オオクワガタは数こそ少なく決して大きいとも言えませんが、ここまでは順調に育ってくれました。
そしてノコギリクワガタは予想以上に孵化率が良く、大きめの2頭を見ていると、他の幼虫たちも今後が楽しみです。
今年はカブトムシの幼虫飼育がないためオオクワガタやノコギリクワガタ、そして前回ご紹介した本土ヒラタクワガタもしっかり管理していきたいと思います。