ノコギリクワガタの飼育状況

みなさんこんばんは、鷹です!

私事で大変恐縮ですが、8月に入ってからも少し仕事が忙しい状況が続いております。それに加え8月13日~16日までは『お盆休み』を頂くことができ、例年のごとく家族で高知県へ旅行に行って参りました。

そのため事前準備があったりと、公私ともに忙しい毎日を過ごしていますが、それでもカブクワの飼育はそれなりに順調に進んでいます。

ということで前回は少し時間が空いてしまった『オオクワガタの飼育状況』をご報告させて頂きましたが、今回はこちらも久々となる『ノコギリクワガタの飼育状況』についてご報告させて頂きたいと思います。

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目次

ノコギリクワガタの幼虫飼育

前回、最後にご紹介したのはこちらの記事です。

みなさんこんにちは、鷹です! 私は29日が仕事納めで30日からお正月休みに入っているのですが、自宅の大掃除を済ませないといけないため、『合...

最終的に生き残った幼虫5頭を12月に菌糸ビンへ投入し、その後は20℃の環境で飼育を続けていました。しかしその後は定期的に様子を観察していたのですが食痕が大きく広がることもありませんでした。

マット飼育へ

そのため少し飼育方法を見直し、マット飼育へ切り替えたのが4月初旬のことでした。

12月の菌糸ビン投入直後の画像がこちら、

そして4月の様子がこちらです。

プリンカップはそれなりに変化がありますが、その他はそれほどでもありません。

そして用意したマットがこちら、

それでは1頭ずつ掘り出し、成長具合を見ていきたいと思います。

それでは、

結局1頭が☆になっており残されたのは4頭のみ。ただ大きさは3g~4gとそれほど大きくはなっていません。というより常温より高めの温度で飼育していた割には、全く大きくなっていないような気もします。^^;

が、ここまでくれば大きさよりも完品羽化させることが先決です。

というわけでマットに投入し、常温にて飼育を続けることにしました。

ノコギリクワガタの羽化

さてマット投入から3ヶ月余り、6月の末には3頭が羽化していることが確認できました。

本来ならこの時期に羽化したノコギリクワガタは活動を開始せず、来年の初夏まで休眠をしてから地上へ出てくるはずですが、飼育スペースの問題もあるため、掘り出して成虫管理用の飼育ケースに移動させることにしました。

ただ念のため体長の測定だけは行っておきたいと思います。

では、

メス CBF1 約31㎜

メス CBF1 約34㎜

メスCBF1 約32㎜

ということで6月28日時点で羽化していたのは全てメス。大きさも31㎜~34㎜と屋外でよく見かけるサイズです。

そして残りの1頭。

こちらは前蛹になりかけている状態だったため人口蛹室へ移しておいたのですが、掘り出しのタイミングが悪かったせいかその後は蛹化の気配を見せないため、再び500㏄のビンにマットを詰め、そちらへ移動させておきました。

そしてそれから約1ヶ月が経過した7月26日には、

既に蛹室内で前蛹になり、蛹化直前の状態です。

すると翌27日には、

かなり小型ではありますが、こちらはオスになります。

おそらく8月末~9月初旬に羽化し、そのまま休眠に入るものと思われます。

ノコギリクワガタの後食

さて、6月末に成虫用の飼育ケースに移動させたメス3頭ですが、念のためにゼリーを入れておいたところご覧の通り、

一番最初に羽化したメス1頭は、既に後食を開始しています

この時期に羽化したノコギリクワガタは、全て休眠状態で冬を越して来年の夏、活動を開始するかと思っていたのですが、温度管理(平均25℃)をしているせいでしょうか?

飼育下であれば少し自然状態とは違った行動を取ってしまうようで、これも興味深い行動パターンです。

今年羽化したメス3頭はそのままの状態で管理を続けていく予定ですので、今後どのような行動を見せてくれるのか?とても興味深いところでもあります。

今期のノコギリクワガタのブリード

ということでオス1頭の羽化はまだですが、昨年ブリードしたノコギリクワガタはメス3頭オス1頭という結果になりました。

しかし大きさ的にはそれほどではないため、この血統は今期で終了したいと思います。

ただノコギリクワガタのブリードは続けていきたいと考えているため、今期はこちらで新たな血統にチャレンジしたいと思います。

みなさんこんばんは、鷹です! つい先日、関西でも梅雨明けが発表されました。 ただ皆様もご存知の通り、梅雨明け寸前には西日本を中心に大雨に...

7月12日に採集したペアですが、おそらくペアリングできているものと思い7月19日には産卵セットへ投入しました。

残念ながらオスは投入直後に☆になってしまいましたが、メスは現時点でも元気に活動しており、産卵セットには卵や幼虫の姿も確認できています。

投入から既に1ヶ月以上が経過していますが、少しでも多く幼虫を取りたいため、メスには最後まで産卵セットで生活してもらおうかと考えています。

このペアはオスが約67㎜とそこそこ大型のため、少しは期待が持てるかもしれません。

割り出しは9月中旬から下旬を予定しておりますので、その様子はまたご報告させて頂きますね。^^

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コメント

  1. ちっきー より:

    鷹さん今晩は。ノコギリクワガタは菌糸より何かマットの方が大きくなる様な気がするのは私だけでしょうか?
    というのも、現在ノコギリ系は国産ノコギリとトカラノコギリと後、外国産だとギラファとコンフキウスとファブリースタカクアイとアスタコイデスがいてるのですが、外国産は菌糸の方が大きくなりやすいです。しかし国産だと何故かマットの方が大きくなる傾向が有る様な気がします。
    何かノコギリクワガタでも種類によって菌糸やマットの合う合わないが有るのでしょうか?

    • taka より:

      ちっきー様

      こんばんは。
      今年羽化したノコギリクワガタは菌糸をメインに飼育しましたが、
      確かにメリットがあったようには感じませんでした。

      様々な情報を見てみても
      『ノコギリクワガタは菌糸でもマットでも大差は見られない』
      と言われていることが多いようで、正にそれを実感する結果となりました。

      確かに地域差や国産・外国産によっても違いはあると思いますが、
      特に本土ノコギリクワガタは『根食い系』と言われており、
      この『根食い系の種』は菌糸よりマットの方があっているのかもしれませんね。

      オオクワガタが菌糸であれだけ大きくなっているのに、
      ヒラタクワガタがそこまで大きく育たないのも『根食い系』だからなのかもしれません。

      ただ冷静に考えてみれば同じ種、亜種であっても
      生活環境はそれぞれ違います。
      特に国産と外国産では何から何まで違うといっても過言ではなく、
      適した食料が違うのも当然かもしれません。

      『より大型個体を生み出すにはどのような環境(温度や湿度)が適しており、
        どのような食料(菌糸やマット、さらにはその種類)が適しているのか?』

      試行錯誤にはなりますが、
      これを探りながら飼育するのが、クワガタブリードの醍醐味なのかもしれませんね?^^