パラワンオオヒラタクワガタ、悪夢再び?

みなさんこんばんは、鷹です!

長かったゴールデンウィークもそろそろ終盤を迎えつつありますね。

私は4日(土)までが休みで5日(日)からまた日常が始まってしまいますが、この連休は私事もカブクワの世話も満喫することができました。

ご報告したいことも山ほどあるのですが、内容をまとめながら少しでも分かり易い記事にしてお伝えしていければと考えています。

ということで今回はなんと約3ヶ月ぶりになってしまいますが、パラワンオオヒラタクワガタの飼育状況のご報告です。

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目次

メスの羽化

前回までの記事でご報告させて頂いているように、昨年のパラワンオオヒラタクワガタは

  • P-2ライン
  • P-3ライン

の2ラインでブリードを進行しており、残りの幼虫は

  • P-2ライン=オス2頭
  • P-3ライン=オス2頭・メス2頭

となっておりました。

みなさんこんばんは、鷹です! ふと振り返ってみるとパラワンオオヒラタクワガタの飼育を始めてから、すでに2年以上が経過していたんですね。^^...

まずはP-3ラインのメスの状況です。

左は前回の記事で画像がなかった幼虫で、右は1月25日に13gでマットへ移動させた幼虫です。

左は少し前に羽化の様子を確認していたのですが、その後の様子がどうもいつもと違います。そのため3月14日、とりあえず中の様子を確認してみると、

やはり思った通り☆になっていました。

この2つのラインではメスの羽化率は非常に良かったのですが、やはり全数が完品羽化とはいきませんね。

ただ右の最後のメスは3月30日に無事羽化を確認、

その後約2週間放置して4月11日に掘り出してみました。

この最後のメスは完品でなかなか元気も良さそうです。一目見ただけでは特別大きいというわけではありませんが、

それでも約49㎜ほどはありました。^^

パラワンのメスも50㎜前後で羽化してくれればそこそこではないでしょうか?

前回の記事でご報告させて頂きましたがP-3ラインのメスは42㎜~46㎜でしたので、最後に羽化してくれたこのメスが、約49㎜でP-3ライン最大のメスとなりました。

P-2ラインのオス

それではP-2ラインのオスの幼虫です。

こちらは前回の記事でご紹介させて頂いた通り、2月14日菌糸ビン飼育からマット飼育へ切り替え、管理温度も成虫と同じ24℃へ上げました。

これは暴れて体力を消耗する前に蛹化を促進し完品羽化を狙ったわけですが、1ヶ月後の様子がこちら、

決して暴れているわけではありませんが、相変わらずまったりと幼虫ライフを満喫されているようです。^^;

これだと1カ月前も菌糸で良かったような気もしますが、暴れているわけではありませんのでここはこのまま静観で。

そしてさらに1ヶ月後

相変わらずのような感じもありますが、2頭共さらに移動量が減ったような感じもします。特にこちらの幼虫、

しばらくこの場所から動いていませんし、少し見えにくくてはっきりしませんが、蛹室を作っているようにも見えます。

ということでいよいよ現在の状況です。

この角度では幼虫の姿が見えませんので回転させてみると、

2頭共間違いなく蛹室を作っていました。^^

特に左は先程ご紹介した4月25日の時点で蛹室を作っているような雰囲気があった幼虫で、現時点では脚の動きも止まり、完全に前蛹になりつつある様子が確認できました。

P-3ラインのオス

続いてP-3ラインのオスです。

こちらも2頭ですがP-2ラインよりも遅くブリードを始めたため、2月14日には2頭共2300㏄の菌糸ビンへ入って頂きました。

それが1ヶ月後には、

これは暴れていますよね?^^;

どちらにしても菌糸がほとんどありませんし、この状態は幼虫によろしくありません。このタイミングは非常に迷ってしまうところですが、この幼虫たちは昨年の4月18日に割り出しを行っています。

みなさんこんばんは、鷹です! 4月はやはり『新年度のはじまり』ということもあり、公私共に何かと忙しい日々を過ごしています。 そして同じタ...

さすがにこのタイミングでの蛹化はないと判断し、ここは再度2300㏄の菌糸ビンへ投入しますが、とりあえずこの時点での幼虫たちの状態は?

目視では少し判りにくいですね。

実際に体重を測ってみると、

1ヶ月前が57g56gでしたので、これは大幅減少となってしまいました。^^;

とりあえずここは2300㏄の菌糸ビンへ投入しておきます。(申し訳ありませんが投入時の画像は撮り忘れてしまいました)

ちなみに飼育温度はこれまでと同じ22℃前後としています。

そしてさらに1ヶ月後

またしても1ヶ月でこの状態に、、、^^;

この2ヶ月の幼虫の状況を考えてみると、これはもう蛹化の前兆としか考えられません。そのためこれはイチかバチかになりますが、今回はいよいよマットへ投入したいと思います。

さすがにこれだけ暴れてくれると幼虫の状態が気になりますが、とりあえず確認だけ。

見た目はそんなに悪くなさそうですが、実際の体重は?

僅かながら2頭共リバウンドしてくれていました。

これ以上体力を消耗してしまわないよう祈願しつつ、マットへ投入です。

ということでこの2頭の現在の状況は、

じゃなくて幼虫が見える位置で、

なんとまあ理想的な位置で蛹室を作ってくれました。^^

最後に

結局今年もパラワンは予想外の動きをしてくれ、試行錯誤の連続となってしまいました。

P-2ラインは読みが外れマット投入から約3ヶ月でようやく蛹化。その間暴れた形跡は見られませんでしたが、何とか体力を消耗していないことに期待したいと思います。

そしてP-3ラインですが、

『ダイエット⇒リバウンド』

というのは昨年のブリードでも経験しており、

『羽化直後に☆に』

という悪夢が頭をよぎってしまいます。

が今年は幸いなことに、全頭理想的な場所で蛹室を作ってくれました

またご報告はこれからになってしまいますが、同時に飼育しているスマトラオオヒラタでは特にさなぎを蛹室から取り出すことなく、完品羽化にも多数成功しています。

ここからは本当に『パラワン任せ』になってしまいますが、あとは幼虫たちの生命力に任せ、できるだけ『静観』を心がけていきたいと思います。

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コメント

  1. より:

    お久しぶりです。連休いかがお過ごしでしたか?自分は生体を温室から出したりマット交換、ヤフオクでのバトルなどやはりカブクワライフでした(^^)

    パラワン、我が家のは多分元々かなり累代重ねてそうで、現在4匹すべて微妙な羽化不全と、うち3匹が突然死と、燦々たる結果でした。個体自体は107ミリ以上と善戦したのですが、残念でなりません・・・ただ、人口蛹室使用など、個体に負荷のかかるやり方になってしまった部分はあります。

    鷹さんの個体も、このタイミングで暴れてくれて、正直たまりませんね(TT)。我が家も先日の猛暑?で蛹室を作ってたやつが暴れてくれました・・・。今年は記録こそよかったものの、生存個体のサイズは今一つな結果になってしまいました・・・

    くよくよしてても仕方ないので、現在新ライン(前回の雄親に別雌をかけたCB)既に始めてます。先日3か月で雄37グラム(知り合いにあげたやつは41グラム!)雌17グラムと、今のところかなり順調ではあります。気温管理はずっと20度前後をキープできてたのも良かったのかもしれませんが、最終的には今年秋での雌の羽化と来年早々の雄の羽化で良い報告できるよう頑張りますm(uu)m

    • taka より:

      征様

      こんばんは。お久しぶりでごさいます。^^

      結果的に見てみれば、私もゴールデンウィークはほぼ毎日カブクワの世話をしていました。
      まだブログではご報告できていませんが、
      やはりまとまった時間が取れるとここ数年はカブクワに費やすようになってしまいました。^^;

      征様も何かと苦労されているようですね。
      それでも107㎜は『流石』としか言いようがありません。

      ところでパラワンですが、、、我が家ではオスは必ずといっていいほど暴れてくれます。^^;

      そのため少しでも暴れの兆候が見られれば、管理温度を上げマットに移動させる作戦だったのですが、
      結局P-2ラインでは暴れは見られなかったもののすでに投入から3ヶ月。
      P-3ラインでは見事に読みが外れ、最後の菌糸ビンで見事に暴れてくれました。

      現時点では4頭とも蛹化準備に入っているため、
      あとはサイズはともかく、完品羽化してくれることを祈るばかりです。

      ただ少し不思議なことがあって、同時に飼育しているスマトラオオヒラタでは今期は暴れが全く見られません。

      元々種類が違うため比較すること自体が間違っているのかもしれませんが、
      例えばパラワンは本土ヒラタクワガタと同じく『根食い系』なのでは?
      などと考え、次期のブリードの作戦を考えたりもしています。

      ただ現在我が家にはブリードに使えるオスがいませんので、
      もう少しじっくり作戦を練っていきたいと思います。

      征様の新ラインもなかなか期待できそうですね。
      このペースで育ってくれれば、110㎜オーバーも夢ではありませんね。
      期待してご報告お待ちしております。