バイクと共に走り続けた人生 その1

『バイク』『オートバイ』

この乗り物についてあなたはどう思われるでしょうか?

『危ない』『野蛮』『うるさい』

確かに暴走族の存在や、従来から若者が最初に利用する乗り物であること、またその構造から、体を屋外に晒して乗車することもあり、このような印象は当然のように持たれることでしょう。

しかし私はこちらのプロフィールでも記載したように、現在も『バイク屋』で働いています。

そして10代の頃からずっとバイクに乗り続けてきた1人のライダーでもあります。

そこで今回は『バイクに関する投稿』の最初の記事として、私とバイクについてお話ししたいと思います。

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目次

バイクへの憧れ

私がバイクに興味を持ったのは、確か小学生の頃だったと記憶しています。時は昭和50年代、西暦にして1980年代の初頭。まだ自家用車のない家庭も多く見られた時代です。

もちろんバイクも憧れの存在で、誰でもが気軽に所有し、乗り回しているような時代ではありませんでした。

そんな世代の私たちが目にしたのは、『月光仮面』ではありません。(月光仮面はもう少し前の世代ですね^^)

今現在も続いている『仮面ライダー』です。

変身して敵と戦う姿や、様々な技に多彩な武器。その魅力は今現在も変わることなく受け継がれているようですが、子供の頃の私が何より魅かれたのは、『バイクに乗ってる姿』です。

「あれに乗れたら、どこでも好きなとこにいけるんや!」

何とも子供らしい、単純な発想でした。

先に記載した通り、当時は『一家に一台乗用車』さえも普及していない時代でした。我が家でもようやく軽自動車を購入しようかという状況です。さらに交通網も現在ほど充実しておらず、『自由に移動できる』ということに憧れがあったように思います。

そんなある日、外で遊んでいると、近所のお宅の前に止まっていたのはなんとあの『ハーレーダビッドソン』。そしてそのハーレーを磨いていたのは近所に住むおじさんでした。

さすがに私は『見てるだけ』状態でしたが、その様子を見ていた私の父親が、そのおじさんと世間話をはじめました。

それによると『今日は朝から伊勢に行ってきた』とのこと。

さすがに頭の中は『?????』でした。
ん?伊勢に行ってきた?
え?行って帰ってきた?
な?今日?
そ?そんなことができるんや?

これが私が『将来、必ずバイクに乗ってやる!』決めた瞬間でした。

3ない運動

しかし皆さんは『3ない運動』というのをご存じでしょうか?

ちょうど私が中学生になろうかという頃、世の中は『校内暴力』『暴走族』全盛期だったと思います。有名なドラマ『積み木くずし』『3年B組 金八先生』などもこのころ放送されていましたね。

そんな社会環境の中、世の中では『3ない運動』というものが盛んに行われていくようになりました。

これは当時問題視されていた、高校生のバイク事故暴走族への加入を抑制するために行われたもので、バイクや自動車を『運転させない』『買わせない』『免許を取らせない』という趣旨の元、全国の高校で実施されていくようになりました。

このような時代背景のまま私は高校に進学し、免許取得可能な16歳になりましたが、当然のように私を待ち受けていたのは『両親の反対』でした。

しかし長年抱き続けてきた夢をどうしても諦めきれなかった私は、あの手、この手を尽くして両親を説得したのですが、少し長くなりましたので、この後のお話は『その2』でお伝えしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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