みなさんこんばんは、鷹です!
飼育報告と前後してしまって恐縮ですが、現在、スマトラオオヒラタクワガタとローゼンベルクオウゴンオニクワガタのペアをヤフオクに出品しています。
スマトラオオヒラタは現在、多数の幼虫を飼育しており、ローゼンベルクオウゴンオニクワガタは多数のメスの羽化、そしてオスの羽化も控えており、かなりの余品が出てしまいました。
もちろん今後ブリードに必要な個体は確保していますので、もし興味があればご覧になってみて下さいね。
さて今回も少し空いてしまった飼育状況のご報告ですが、最も飼育数の多いスマトオオヒラタクワガタになります。
目次
小さなスマトラオオヒラタ^^;のブリード(S-5ライン)
これまで『小さなスマトラオオヒラタ^^;のブリード』ということで数回にわたりご報告させて頂きましたが、前回の記事でご報告させて頂いたように残りはオス1頭のみとなりました。
ただ上の記事でご報告させて頂いた約93㎜のオスですが、上翅が開いた羽化不全ではあったもののしばらくは元気にしていたのですが、悪い予感が当たり羽化から約2ヶ月で☆となってしまいました。
我が家での羽化最大記録だったため無事に後食まで持っていきたかったのですが、こうなることは羽化の時点で決まっていたのかもしれません。
やはり丈夫な成虫を産み出すには幼虫飼育がいかに重要かということですね。
改めて実感させられてしまいました。
さて気を取り直してこちらですが、
12月19日にマット投入後すぐに蛹室を作り出し、約1か月後の1月18日に綺麗に蛹化してくれました。
そして順調に2月26日に羽化してくれ、3月12日に掘り出しを行いました。
マット投入時の体重が40gということもあり、大きさに関しては期待していませんでしたが、やはりこのサイズだと非常に綺麗に羽化してくれますね。^^
ちなみに体長は、
約85㎜ということで、『80㎜あるかないかかな?』と思っていたため上出来です。^^
S-7ライン
続いてS-7ラインですが、こちらは12月下旬時点でメスと思われる幼虫が4頭となりました。
しかしこちら、
どうも蛹室の様子がおかしいため掘り出してみると、
残念ながら羽化不全ですでに☆になっていました。
メスの羽化
ということで残りはこちらの3頭ですが、
実は右端のこちら、
これは私の読み違いでどう見てもオスですね。^^;
しかもかなり菌糸を食い上げていますので近日中に交換するとして、こちらの2本、
それぞれ12月2日と12月28日に羽化してくれました。
しかも約48㎜と約47㎜で、我が家のスマトラのメスとしてはそこそこ大きく羽化してくれました。
オスの菌糸ビン交換
さてそれではオスの幼虫たちのその後ですが、まず最初にメスと読み違えたこちら、
1週間ほどでこの状態になったと思ったら、
1月9日には全く菌糸がなくなってしまいました。^^;
ただちょうど次の菌糸ビンが用意できたので、ずいぶん遅くなってしまいましたがいよいよ交換です。
どうです?
なかなか立派な面構えでしょう。^^
まただまた伸びしろはあると思いますが、これからに期待ですね。
ここからはしばらく静観状態が続いていましたが、上のオスも含め3月に入り、順次菌糸ビンの交換を行っています。
この3頭のうち最大は48gでした。
続いては5頭まとめてです。
まだ40gに達していない幼虫も2頭いましたが、順調に育ってくれれば90㎜オーバーも狙えそうです。
ということで願いを込めて、先の3頭も含め今回は全て2300㏄の菌糸ビンに投入しました。
S-8ライン
最後に今期の幼虫飼育のメインとなるS-8ラインですが、幼虫18頭・卵13個という爆産をしてくれたメスには、ダメもとで1月4日に2ラウンド目の産卵セットに入って頂きました。
産卵セットの割り出し
ただこちらもパラワンと同時期ということもあり、少し酷くコバエが発生してしまったため、2月13日に割り出しを行いました。
メスも無事回収し割り出し作業を進めていくと、
卵に、
幼虫も発見!^^
結果は、
幼虫7頭、
卵8個ということで、1ラウンド目と合わせると産卵総数は確認できただけで『46』となりました。^^
ということでこのラインの産卵はこれで終了!
続いては1ラウンド目の幼虫飼育の状況です。
菌糸ビンの交換
さてこちらは10頭のみを手元に残し、1月2日に500㏄の菌糸ビンへ投入しておりましたが、
成長の早いオスはそろそろ菌糸ビンの交換が必要な時期になっています。
割り出しから約4カ月になりますが、
食痕の割にはまだまだですね。^^;
ただ、
パラワンとまではいきませんが、500㏄1本でここまで育ってくれれば上出来です。
今回は約1ヶ月~2ヶ月での交換を想定し、800㏄に入って頂きました。
最後に
ブログ投稿が滞っている間にS-5ラインは終了し、こちらは種親の大きさだけでなく血統が大きく影響しているということを見事に証明してくれました。
このラインでのブリードは自分自身にとって、今後のブリードを考える上での大変貴重な経験となってくれました。
S-7ラインはメスがすべて羽化し残りはオスのみとなりましたが、最後の大詰めに差し掛かり自己最高記録も夢ではなくなってきましたので、しっかりと観察して飼育管理していきたいと思います。
そしてS-8ライン。
こちらはまだ始まったばかりですが、私自身は『本命ライン』としてブリードに挑んでいます。
メス親は『『小さなスマトラオオヒラタ^^;のブリード』で生まれた標準的なサイズですが、オス親にはそれまでの我が家での最高記録、約89㎜のオスを使用しています。
これまでのスマトオオヒラタクワガタのブリードを振り返ってみても90㎜オーバーできる血統なのは間違いないと思われますので、しっかりと幼虫管理していきたいと思います。
そういえば、、、
数多くクワガタを飼育していると、思いがけずこんな画像を撮影できるチャンスも訪れます。
マットを入れ替えた直後に初齢から2齢に脱皮したところです。
頭部がまだ真っ白で、非常に神秘的に感じてしまうのは私だけでしょうか?^^
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