クワガタの低温管理にはワインセラーがおすすめ?

みなさんこんばんは、鷹です!

ここ大阪ではこの2週間ほど、いかにも梅雨らしい雨がちの天候が続いています。それと同時に一気に気温は上昇し、さらにそこへ湿度も加わって、いかにも『大阪の夏!』といった雰囲気が漂っています。

ところで以前、こちらの記事でご紹介させて頂いた、クワガタの幼虫飼育用のペルチェ冷却ユニットを使った自作保冷室ですが、

クワガタの幼虫用、ペルチェ冷却ユニットを使った保冷庫の作成
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余りの気温の上昇に、連日休む間もなくフル稼働しています。

それに加え飼育場所の気温の上昇が、当初、私が想像していたよりもはるかに高く、希望した設定温度を維持するのが、かなり困難な状況となってきました。

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保冷庫の使用理由

まず初めに保冷庫について。

私がクワガタの幼虫飼育に保冷庫を使用している主な理由は、以下の2つになります。

1.できるだけ大型の成虫に育てたい

これはクワガタの幼虫をより大型の成虫へと育て上げるために、一般的に行われていることなのです。

クワガタの幼虫は種類によっても差はありますが、概ね25℃以上の環境であれば非常に活発に活動しています。

しかしそのため非常に早く成長してしまう(羽化してしまう)という傾向もあり、十分大きく育たずに小型の成虫として羽化してしまうことがあります。(いわゆる早期羽化というやつです)

その反面、比較的気温の低い状態ではゆっくりと時間をかけて育つ傾向があり、時間はかかるものの十分に栄養を摂取し、大型の成虫として羽化することが多いのです。

そのため大型の成虫を目指して飼育する際は、ある程度低温の環境で幼虫を飼育するというのが鉄則なのですが、あまり気温が低すぎると(概ね18℃以下)幼虫が冬眠状態になってしまい、かえって逆効果になってしまうという点には注意が必要です。

2.菌糸ビンを使用している

これも大型の個体を目指して飼育する際には基本中の基本です。

ただし菌糸ビンはその取扱いに注意が必要で、気温が低すぎるときのこが発生し、菌糸ビン全体の養分を奪い取ってしまいます。

また逆に気温が高すぎると菌糸の劣化が早くなってしまい、これもまた幼虫が大きく育たない原因となってしまいます。

そのため使う菌糸の種類にもよりますが、菌糸ビンを使用する際は19℃~23℃くらいが望ましいとされています。

上記2つの理由から5月頃に自作保冷庫を作成し使用しているわけですが、しばらく使い続けているといくつか気になることが出てきました。

保冷庫に求められること

私は以前、冬場のクワガタ飼育用に自作温室を作成しそれを利用しているのですが、今回の保冷庫もそれと同様の方法で作成していました。

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一つだけ違うのは、温室では熱源にセラミックヒーターを使い、保冷庫では冷却装置としてペルチェ冷却ユニットを使ったということです。

しかしいざ使ってみると、温室は冬場の使用において私が狙った性能を発揮してくれたのですが、保冷庫は気温の上昇と共に性能不足が目につくようになってしまいました。

で、よくよく一般的な冷却装置(冷蔵庫等)を参考に考えてみたところ、以下の2つの大きな課題に気付いたのです。

それは、

  1. 保温性能
  2. 冷却能力

というものです。

1.保冷性能

これはつまり保冷庫の中で冷やされた空気の温度上昇を防ぐ、つまりどれだけ外気より低い状態を維持できるのかということになります。

そのため断熱材としてよく使われているカネライトフォームを使用しているのですが、どうも保温する時よりも保冷するときの方が、外気の影響を受けやすいようです。

またできるだけ気密性を高めようとカネライトフォームの合わせ面にテープを貼ったりしてみましたが、それでも自作である以上、どうしても限界があるようです。

2.冷却性能

もちろん1の保冷性能も重要ですが、根本的に保冷庫内の空気を目標となる数値まで下げることができる性能を持った冷却装置が必要になってきます。

当然のことながらこれは保冷庫内の容積によっても違いが出てくるのですが、私が作成した保冷庫は内寸でW54cm・D40cm・H82cmほどあり、現在は5Aのペルチェ素子を使ったユニットを2つ備え付けてあります。

この状態で外気温によっても差が出てしまいますが、最高気温が32℃(室内)を記録した時には、27℃を維持するのがやっとです。つまり『外気温度-5℃』というのが、現在の保冷庫では限界のようです。

さて、このような2つの大きな課題に直面してしまったわけですが、私は管理温度を23℃以下にしたいと考えているため、解決策としては、

  • 保冷庫内の気密性を高める(隙間を埋める)
  • さらに断熱性を高める(より分厚いカネライトフォームを使う)
  • 冷却能力を上げる(ペルチェ冷却ユニットを増やす、よりパワーのあるユニットを使用する)

などが考えられるのですが、コスト・時間の両面をよくよく計算してみた結果、このような結論に至ったのです。

ワインセラーの導入

こちらはクワガタを飼育されている方々の間でも、多数、導入されていらっしゃる方がいるようです。

タイプはいろいろな物が存在しているようですが、温度管理の利便性価格面などを考えて、私が購入したものは冷却装置に『ペルチェ冷却方式』を使ったものになります。

つまり冷却方式は自作と同じということになりますね。

元々はその名の通りワインを冷やしておく(保冷)ためのものなのですが、ワイン専用ということで一般的な冷蔵庫より高めの温度を維持するように作られています。

今回、私が購入した製品は設定温度が12℃~18℃となっており、クワガタの幼虫飼育にはそのままですとちょっと低すぎます。

そのため以前、自作保冷庫を作成した時と同じサーモスイッチを使い、設定温度によってワインセラー自体の電源が入ったり切れたりするようにして使用します。

アップにするとこんな感じですね。

ちなみに今回私が購入した製品は、『ワイン18本収納・48ℓ』と表記されています。

中にはワインを寝かせて置くためのスチール棚が6枚セットされていましたが、2枚だけを残しXL−POT 800ccを置いてみると、こんな感じに収まりました。

XL−POT 800ccですと1段に6本、計18本が収納可能です。

そんなに数は多く入らないのですが、今回は現在、菌糸ビンで飼育しているパラワンオオヒラタクワガタやスマトラオオヒラタクワガタの幼虫たちをとにかく早く移動させたかったため、『お試し』の意味も込めてこのサイズを購入してみました。

今後、飼育数が増えればもっと大きいサイズのものを購入するか、同サイズのものを数個設置するか、置き場所の問題もあるので、じっくりと検討してみたいと思います。

ワインセラーの性能

さて、最も気になるワインセラーの性能ですが、設置したのは休日の昼間でエアコンはつけていたものの、室温は約28℃ほどの状態でした。

サーモスイッチを接続し電源を入れると、

内部上面には照明まで付いていますね。^^

で、電源投入から5分~10分といったところでしょうか?あっという間に目標温度まで下がってくれました。

(ワインセラーの温度表示と後付けの温度計では多少、誤差があるようです^^)

まあ、元々が12℃~18℃を維持するために作られていますので、クワガタ飼育の22℃~23℃と言えば本来の性能の5割から6割といったところでしょうか?当然と言えば当然です。

しかも保冷能力も相当高いようで、電源が入りっぱなしということもありません。2分稼働し5分休憩といった動作を繰り返しています。

また音も静かで、と言うより、私にはよほど近づかない限りほとんど何も聞こえません。^^気になるのは『カチ・カチ』という、サーモスイッチの作動音の方ですね。

最後に

さて、今回思い切ってワインセラーの購入に踏み切った訳ですが、数日使ってみての感想はズバリ、

『最初っからワインセラーにしときゃ良かった!』

です。^^;

冷却性能・保温性・作動音、どれをとっても自作保冷庫とは比べ物にはなりません。(当たり前か、、^^;)

ただ冷却ユニットの能力と容量のバランスを取って設計されているため、自作ほど内部空間に自由度はありませんが、この辺りは使いながら工夫していけば何とかクリアできそうです。

さあこれで夏場の幼虫飼育はなんとか乗り切ることができそうです。

ちなみに自作保冷庫の方は、設定温度を上げて成虫管理、主に産卵セットの保管に使用することにしました。

さすがに30℃を超える環境では成虫たちもダメージを受けてしまうでしょうから、28℃を上回らないように設定しておきます。

さすがにこれなら『作動しっぱなし』ということにもなりません。^^

最後になりますが、参考までに今回私が購入したワインセラーのリンクを張り付けておきます。

私が今回こちらのショップを選んだ最大の理由は、『1年保証』に目が留まったからです。

この手の製品はほとんどが海外で生産されており、中には粗悪な商品も出回っていると思われます。

その中で例え1年でも保証がついているというのは、消費者にとっては非常に有難いことです。

ちなみにアマゾンでも同様の製品が売られているようですね。

もし興味があれば、参考にしてみて下さい。

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