みなさんこんばんは、鷹です!
って、またしてもかなり久々の更新になってしまいましたね。^^;
ブログの更新は全くできておりませんが、カブクワ飼育はマイペースで続けております。ただ特筆すべき飼育成果が得られていないことや、今年に入ってから飼育環境・飼育種の見直しも考えていたため、体力低下も手伝ってなかなかブログまで手が回っていませんでした。
しかし!
これは必ずお伝えしたい、お伝えすべきだという出来事があったため、ご報告させていただきます。
目次
カブトムシの羽化
と、かなり大げさな前振りになってしまいましたが、先日我が家で2021年初となるカブトムシの成虫が羽化してくれました!
カブクワ飼育の経験がある方なら『たかがカブトムシ?』と思ってしまうかもしれませんが、やはり幼虫からその成長を見てきただけに、無事成虫へと羽化してくれた時の喜びは格別なものがあります。
ただ実は『前回の記事』でご報告させていただいた通り、3月半ばにマットの交換を行った後は、ほぼ放置状態でした。^^;
と言っても完全に放置していたわけではなく、マットの乾燥には気を使い水分補給だけは欠かさないようにしていました。
またこれまでの飼育経験から、成虫が羽化してくれるのは6月下旬から7月初旬と思っていたのですが、
なんだか廊下が騒がしいと思ったら、6月13日にこのような状況になっていました。^^;
まさかこれほど早く羽化してくれるとは思わず、入念に飼育ケースの観察はしていなかったのですが、、、、
5月~6月にかけて気温が上がったことが影響したのでしょうか?
とりあえず立派なオスたちが無事成長した姿を見せてくれました。
で、本当にお伝えしたいのはこちら、
体長こそ80㎜そこそこでお世辞にも『大きい』とは言えませんが、羽化してくれたオスたちは個体差はあるものの角が大きくてとても『かっこいい』姿をしています。
しかも中にはかなり『赤味』が強い個体もいてくれて、、、、
いかにも『カブトムシらしい』、私好みの個体が多く羽化してくれました。^^
ブリードの考察
ところで今回のブリードには少し気になることがありまして、それは
・屋外採集のメスに産卵させた
・幼虫は全体的に小さかった
ということです。
ではなぜ今回、そのようなことを思い立ったかというと、2年振りのブリードということで改めて過去の羽化個体を振り返ってみると、、、、。
幼虫体重はそこそこ(40g前後)まで育ってくれるのですが、いざ成虫として羽化してみると、体ばかりが大きくて角は小さいといった個体が目立ちます。
実際の個体の様子は過去記事『カブトムシ』を参照にしていただきたいのですが、実はこのことがここ数年のブリードで気になる点でもありました。
このようなことや様々な要因が重なり昨年は2年振りのブリードとなってしまったわけですが、幼虫飼育の過程からは想像もしなかった、とてもバランスの取れたかっこいいオスたちが羽化してくれました。
当たり前と言えば当たり前のことかもしれませんが、累代を繰り返すだけでなく定期的に『WILD』の血統を迎え入れることで、カブトムシ本来の自然なフォルムが保たれるのかもしれませんね。
次世代へ
ということで急な展開になりましたが、ここからは幼虫飼育から成虫飼育へと移行です。
そしてさらに翌日には、メスも姿を現してくれました。
ただカブトムシはオスとメスを一緒に飼育していると、管理できないほど多く散乱してしまうことがあるため、
メスは一旦取り出しておきました。
しかしながら今年の羽化個体は『WF1』、さらには色も形も私好みの個体が多かったこともあり、
早速来年へ向けてブリードを開始すべく、産卵セットに『1番お気に入り』のオスとメスを投入しました。
最後に
カブクワのブリードを行っているとどうしても『大型の個体』を生み出すことに執着してしまいがちですが、こうして『自分好み』の個体に出会うことができると、大きさだけが全てではないと、改めて再認識してしまいます。
目的は人それぞれですがやはり個人的には大きさだけではなく、体色や形状にこだわりながらまた1年、頑張ってブリードしていきたいと思います。
コメント
お久しぶりです。ブログ更新待ってました。
ヤマトカブト、やはりカブクワの基本ではないでしょうかね♪自分も何かと毎年ブリードしてますし。80㎜なら見栄えも迫力もあると思います。
場所によってはすでに出現しているそうですが、ヤマトカブトを見ると、珍しくはないのにうれしく思います。自分もそろそろ出歩こうかと思います。
鷹さんも忙しいかと思いますが、今後もブログ楽しみに待ってますのでよろしくお願いしますw
征様
なかなか更新できないブログにコメント頂き、誠にありがとうございます。^^;
やはりヤマトカブトは基本ですよね。^^
ただ今年は昨年採集した小さメスの持ち腹で、しかも幼虫がそれほど大きくなかったため、
全く期待していませんでした。
ただいざ羽化してみるとそこそこのサイズで、
なんといってもどの個体も角の大きさが際立っていました。
さらに中にはかなり赤味の強い個体も見られ、
『これぞヤマトカブト』と言わんばかりのスタイルです。^^
やはりカブトムシも累代を繰り返すばかりではなく、
時にはWDに戻ったり、血の入れ替えをしてあげることが必要だと実感いたしました。
ところでブログは更新できていませんが、
地道に海外産クワガタのブリードも続けております。^^;
パラワンは我が家では最大の101㎜の直仔のオスがそろそろ羽化してくれそうですが、
さなぎの大きさを見る限りでは、100㎜が大きな壁に感じられます。^^;
私事で大変恐縮ですが、
先月、ついに私の人生も半世紀を迎えることになってしまいました。^^
ますます体力の低下を実感している今日この頃ですが、
頑張ってブログも続けていきますので、よろしくお願いいたします。
カブクワの飼育を本格的に始められた所から一気に読ませていただきました!
検証を交えつつ飼育されているのを読むのはとても勉強になりました。
しかし1つだけどうしてもお伝えしたいことがありコメントさせていただきました。検証を続け様々な謎を暴こうとされている鷹さんには余計なお世話かも知れません。
ここから下はホワイトアイタランドゥスとブラックアイタランドゥスの掛け合わせについてです。読み飛ばしていただいても構いません。
ブラックアイの虫とホワイトアイの虫を掛け合わせても確率は半々ではないのです。メンデルの法則(優性の法則)と言って、ホワイトアイは子世代に現れません。しかし子世代にもホワイトアイの遺伝子は残っているため、子×子で孫世代には少しだけホワイトアイが出るのです。
かなり大雑把に説明しましたが、詳しくは調べていただけると幸いです。
おつくわ様
初めまして!
コメントありがとうございます、と、
返信が遅くなり大変申し訳ありませんでした、
趣味で飼育しながら検証をしてきたのですが、
『メンデルの法則』というものがあるのですね?
まだしっかりと調べることはできていませんが、
これは貴重な情報を教えていただき、ますます興味が湧いてきました。^^
というのもブログではご紹介できていませんが、
別ラインでホワイトアイ同士のブリードを行ったところ、
昨年末か3月ごろまでに羽化してきた個体の中には、
なんと『レッドアイ』が多数出てきたのです。
私はこれまでに『レッドアイ』の成虫は一度も飼育したことはありませんし、
ただただ『????』という状況でしたが、
ご教授頂いた法則を元に考えれば、数世代前から遺伝子を引きついでいたとも考えられます。
なかなか自分では専門知識を勉強するということは難しいですが、
このようにお教えいただけることは、大変うれしく思います。
もし今後も何かお気づきの点があれば、コメント頂ければ幸いです。^^
こんにちは。
カブトムシ飼育2年目の者です。
去年、オスメスを一匹ずつ頂いたのですが、産卵されず、頂いた方から4匹幼虫を頂き、7月初めに全て雄が羽化しました。
メスをホームセンターで2匹買い、売り場で一番大きかった?虫かごでオスメス2匹ずつ同居させているのと、雄一匹に野生でゲットしたメスを土曜日から2匹それぞれ入れてます。
が、土を今成虫用消臭マットにしていたのが悪いのか、卵が全然見当たりません。
まだオスメス同居させていて、メスは結構上に来て朝も夜もゼリーを食べています。
卵を産ませるにはどうしたらいいですか?
とりあえず消臭マット少しと、残っていた育成マットを混ぜて、今からガス抜きしているところです。
長々とすみません。
けっこ様
初めまして!
コメント誠にありがとうございます。
早速ですが、カブトムシにより効率よく産卵させるためには、
幼虫飼育用のマットの使用をお勧めします。
カブトムシは比較的どのような環境でも産卵してくれる傾向がありますが、
それでもやはり本能的に産卵場所を選ぶ傾向はあります。
数多く飼育していると『こんな状況で産卵するか?』なんてこともありますが、
基本的に野生のカブトムシは『腐葉土』に産卵します。
つまり『幼虫に適した環境』ということですね。
一般的に市販されている『消臭マット』や『成虫飼育用マット』というのは、
カブトムシの成虫にとっては何の害もありませんが、幼虫にとっては適した環境とは言えません。
カブトムシの飼育、特に産卵に関しては、
とにかく『自然環境に近づけてあげる』ということを心掛けてあげれば、
あっけないくらいうまくいくと思います。
そのためお勧めなのは特に金額や銘柄は問いませんが、
とにかく『幼虫飼育』『産卵用』というマットを使用するということ。
そしてより効率よく産卵させるためには大きめの飼育ケースを使い、
マットを10㎝以上の深さにしてあげることを心掛けてみて下さい。
ちなみにこの時のマットの深さは、深ければ深いほど理想的だと思います。
また使用するマットには、『消臭マット』や『成虫飼育用マットは』
一切使わないほうが理想的だと思います。
飼育経験が少なければ試行錯誤の連続でしょうが、
こればっかりは経験を積んでいくしかありません。
頑張ってチャレンジしてみて下さいね。