スマトラオオヒラタの幼虫に騙された!

飼育日記

みなさんこんばんは、鷹です!

私が現在飼育しているスマトラオオヒラタとパラワンオオヒラタの幼虫たちですが、ブリード時期がほぼ同じだったため、成長速度もほぼ同じような感じで推移しています。

そのため当然のことながら菌糸ビンの交換タイミングも似たような時期になるのですが、スマトラとパラワンそれぞれ1頭づつ、交換を見送っていた幼虫がいました。

しかし先日、『ある理由』からこの2頭の菌糸ビンを交換しましたので、今回はその様子をご報告させて頂きたいと思います。

目次

交換を見送っていた理由

まずはこちらから、

左がパラワンで右がスマトラになります。

パラワンの理由

まずはパラワンですが、こちらは2回目の菌糸ビン交換になり、現在入っている1400㏄に投入したのは、7月中旬過ぎになります。

そしてその時の記事がこちら、

パラワンオオヒラタクワガタとスマトラオオヒラタクワガタの菌糸ビン交換①
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この時は事前に菌糸ビンの外から幼虫の姿を見て雌雄の判別をしていたのですが、他のオスの幼虫が30g前後まで育っているにもかかわらず、体重は18gでした。そのため『ひょっとしてメス?』とも思いながら1400㏄に投入したのです。

そしてずっと観察を続けていたのですが、食痕の広がりもそれほどではなく、ほとんど姿を見せないため、菌糸の減り具合と劣化具合を見ながら様子を伺っていたのです。

スマトラの理由

そして次にスマトラオオヒラタですが、こちらは800㏄への投入日が5月21日で、これが1本目の菌糸ビンになります。

こちらも菌糸ビン投入から観察を続けていましたが、一向に食痕は広がらずさらに姿もほとんど見せてくれません。ただ7月に他の幼虫達の菌糸ビンを交換した際、食痕から少しだけ姿を確認し、『メス』であると判断していました。

菌糸ビンのラベルにも記載していますが、これは『メス』『次回も800㏄に投入』という意味です。

その後も食痕の広がり具合もそれほどではなく、以前こちらの記事

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でもご紹介させて頂いた通り、もう1頭のメスが10月11日に蛹化したため、『この幼虫もメスで近いうちに蛹化するだろう』と思っていたのです。

菌糸ビンの交換

そんな理由からこの2本は交換を見送っていましたが、最近になって少し変化が現れ、急遽菌糸ビンの交換が必要になりました。

パラワンの菌糸ビン交換

まずはパラワンオオヒラタですが、こちらは最近になって急激に食痕が広がり始めました。

ということで交換の様子を。

まずは菌糸ビンの上部ですが、こちらは側面から見た通りで全く食べられていません。

まだまだ食べられそうな雰囲気です。

しかし少し掘り進めて見ると、

ん?こんなにも早く大きな空洞が?

更に上部を少しづつ掘ってみると、

幼虫の頭部付近が見えたのですが、

あれ?ひょっとしてかなり大きい?

とりあえず体全体が見えるように、

なんか無茶苦茶大きくない?

ということで取り出して体重を測ってみると、

なんと、驚きの56g!

これは我が家のパラワンの幼虫の中でも、No2の大きさです!

しかも投入時18gからすれば、実に3倍の体重まで成長しています。^^;

いつもは悪い意味での『予想外』が多発していますが、これはいい意味での『予想外』でした。

しかも体の色や時期的なものを考えると、もう少し成長してくれる可能性も十分にありますね。^^

ということでこちらに投入です。

XL-POT 2300cc icon

今後の成長に期待です。

スマトラの菌糸ビン交換

続いてスマトラオオヒラタですが、こちらはずっとメスだと思い込んでいました。

この姿を見るまでは、、、、

これはどう見てもオスですね。

すっかりスマトラに騙されてしまいました。^^

反対側を見ても食痕はこんな感じで、

完全に『居食い』していたようです。

まあそれでも大きくなってくれるに越したことはないので、とりあえず菌糸ビンを交換します。

こちらも上部は全く食べられておらず、

少し掘り進めていくと、まずは幼虫のお尻が見えました。

先程のパラワンほどの大きさではありませんが、これは明らかに『オス』である大きさです。

その後、どんどん奥へ逃げようとするので、負けじと周囲の菌糸を掘っていると、

今度は牙を剥いて威嚇してくる有様。^^;

本当にパラワンといい、スマトラといい、幼虫時代から狂暴です。

で、何とか取り出し体重を測ってみると、

さすがにパラワンのようにはいきませんね。

こちらは36gでした。

そしてオスであるためパラワンと同様、XL-POT 2300cc iconへ投入。

元気に潜って行ってくれました。

最後に

今回はスマトラだけではなくパラワンにも、ものの見事に騙されてしまいました。

パラワンやスマトラはオスとメスでは全く大きさが違うため、この時期になると使う菌糸ビンの大きさも全く違ってきます。

せめて事前に姿だけでも確認できなければ、次に使う菌糸ビンのサイズもなかなか決められませんね。

で、結局この2頭、オスであるということが判明したため、今後は20℃のワインセラーで低温管理していきたいと思います。

私は現在、2台のワインセラーを使いクワガタの幼虫を飼育しているのですが、1つは20℃~21℃の設定、もう一つは23℃~24℃の設定にしています。

これらをうまく使うことによって幼虫の大型化を狙っているのですが、果たして結果はどうなることでしょうか?

今後の成長にますます期待が高まりますね。^^

ちなみにこちらが23℃~24℃設定のワインセラーです。

おまけ

最後におまけです。

以前こちらにも記載した通り、パラワンやスマトラは幼虫時代も大変狂暴です。

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で、菌糸ビンの交換ついでに、こんな写真を撮ってみました。

こちらはパラワンですが、間近で見ると本当に狂暴そうな顔をしていますね。^^

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