ちょっと早すぎ?本土ヒラタクワガタ

ヒラタクワガタ

みなさんこんばんは、鷹です!

10月も後半に差し掛かり、ここ大阪でも最近は『涼しい』を通り越して『肌寒さ』を感じるようになってしまいました。

さすがに1日の最低気温が15℃前後になると、低温に強いコクワガタやオオクワガタでさえもぐっと活動量が減り、冬が目前に迫っていることを実感してしまいます。

これからは国産クワガタに関しては幼虫飼育がメインになっていきますが、少し早い時期(5月)にブリードを開始した本土ヒラタクワガタの幼虫には、何かと変化が見られます。

目次

マット交換

6月に産卵セットの割り出しを行い、直後は90㏄のプリンカップで管理していた本土ヒラタクワガタの幼虫たちですが、7月下旬には200㏄のプリンカップへ移動させました。

本土ヒラタクワガタのマット交換
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その後マットの劣化と幼虫の成長も見られたため、9月下旬には465㏄のプリンカップへ再度入れ替え。

本土ヒラタクワガタのマット飼育
みなさんこんばんは、鷹です! 今年は昨年の『リベンジ』ということで、3ライン体制でチャレンジした本土ヒラタクワガタのブリードですが、これまでの外国産オオヒラタのブリードを参考にマットをDOSさんの3次発酵クワガタマットにしたところ、思いの他...

しかしこの時期の幼虫は成長も早く、特にオスは465㏄のプリンカップでは少し窮屈そうに感じられることもあり、10月11日に再度マットの交換を行いました。

こちらは現在飼育している本土ヒラタクワガタの幼虫になりますが、その中で早急にマットの交換が必要と思われるものだけをピックアップしてみると、

  • H-3=4頭
  • H-4=5頭
  • H-5=7頭

ということになりました。

それでは順次交換を進めていきますが、今回は幼虫も少し大きくなってきているようなので、800㏄のビンを使いたいと思います。

いくらマットとは言えども、これだけ詰めると結構疲れますね。^^;

H-3ライン

まずはH-3ラインから。

こちらは♂親40㎜×♀親33.6㎜の、最も小さな親からの幼虫たちになります。

幼虫のこの時期に言うのもなんですが、これは既に『親越え』達成でしょうか?^^;

世間一般から言えばまだまだですが、個人的にはここまで大きくなってくれているとは思いませんでした。

とにかく今後の更なる伸びに期待して、800㏄へ投入です。

H-4ライン

続いてH-4ラインですが、こちらは♂親57.8㎜×♀親35㎜の同血統ペア、つまりCBF2のラインで、5頭のマット交換を行います。

H-3ラインのこともあり、大きさがとても気になりますね。

それでは早速、

まあ標準的な大きさです。

ちょっと小さかったか?

この個体はあからさまに大きいです。

期待を込めて体重を測ってみると、

やはり思った通り、ここまでで最大の15gでした。^^

最後の2頭はメスでしょうか?

とにかく800㏄へ投入です。

H-5ライン

最後にH-5ライン。

こちらは♂親が65㎜、♀親が35㎜ということで、『少しでも大型を狙ったライン』になります。

数的にはH-5ラインが最も多く、今回も7頭のマット交換を行います。

それでは順に、

なんと7頭中6頭が12gと13g。しかもきれいに半々に分かれるという結果に。^^;

際立って大きな幼虫はいませんでしたが、同じような感じで成長しているということは、飼育環境に大きな差がないということでしょうか?

なんとも微妙な心境ですが、とりあえず今後の成長に期待して800㏄へ。

メスの蛹化

ところで先程のH-5ライン、当初7頭のマット交換予定でしたがご紹介したのは6頭の幼虫です。

で、残りの1頭はと言うと、

やってしまいました。^^;

プリンカップの外から見て少し大きめの幼虫と思っていましたが、既に蛹化していたメスでした。

そういうわけでこちらのさなぎは元のプリンカップへ、

この状態で羽化まで管理していきたいと思います。

ただ実はメスの蛹化はこの個体だけではなく、少し以前から数頭確認していました。

最初に気付いたのはこちら、

こちらの画像は10月1日に撮影したものですが、蛹室内で幼虫が前蛹へと変化しています。

そして10月7日には、

3頭の蛹化を確認していました。

最後に

本土ヒラタクワガタの幼虫たちも順調で、個人的な感覚では予想より大きく成長してくれています。

諸先輩方の飼育と比べればまだまだのサイズですが、自分で決めた各ブリードラインの目標、

  • H-3=小型の親虫からどんな子たちが生まれてくるのか?
  • H-4=インラインブリードでの親越え
  • H-5=より大型個体(70㎜)を目指す

これらを目指してしっかりと管理していきたいと思います。

ただブリードを始めたのが5月で今年の夏は猛暑だった影響もあってか、少しメスの早期羽化(約4~5ヶ月)が目立っています。

以前こちらの記事でコクワガタの早期羽化についてご質問を頂いたのですが、我が家でも同じような現象が起こってしまいました。

しかし本土ヒラタクワガタに関しては常温飼育のため、自然界でのクワガタの生態を考えれば、これは当然の流れかもしれませんね。

蛹化したメスたちはそろそろ1ヶ月になりますので、間もなく羽化すると思われます。

そのまま蛹室で休眠し来年の春先には活動を開始してくれると思われますので、それまでしっかりと管理していきたいと思います。^^

そして今回マットを交換したオスの幼虫たちですが、各ラインの数字を改めて見てみると、

  • H-3=最大14g・平均13g
  • H-4=最大15g・平均11.4g
  • H-5=最大12g・平均12.5g

という結果に。

最大値は同血統のH-4ラインから出ていますが、平均値はなんと最も小型のH-3ラインが最大です。

もちろん交換数や雌雄の判断ミスもあるかもしれませんので、これらの数字は今後変化するかもしれませんが、個人的にはとても興味深い結果となっています。

本土ヒラタクワガタも今後の飼育が、益々楽しみになってきました。^^

コメント

  1. ちっきー より:

    鷹さん今晩は。本土ヒラタいいですね。
    私も今年は初めてブリードに成功してちらほらと孵化してきました。
    外国産ヒラタ程は大きく無いですが、国産では大型の品種なので楽しみですね。

    • taka より:

      ちっきー様

      こんばんは。
      確かに外国産と比べればかわいいレベルですが、国産種では大きい部類に入りますね。
      それに加え『喧嘩っ早くて強い』という点でも、魅力を感じます。

      またブリードにおいても外国産ヒラタに通じるものがあり、
      何かと勉強になるのでは?とも考えています。

      それに本土ヒラタは国産種のため、
      外国産ヒラタほど温度管理にシビアになることもありませんね。

      ちっきー様も幼虫飼育、頑張って下さいね。^^

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