オオクワガタの飼育状況

みなさんこんばんは、鷹です!

とうとう8月に入ってしまいましたね。

毎年梅雨が明ければ夏本番がスタートしますが、8月に入ればより一層、気分が盛り上がってきます。^^

やはり『夏休み』と言えば『8月』

子供のころからのこの風習が、いまだに抜け切れていないのでしょうか?^^;

さて、この時期になれば日本では、あちらこちらでカブトムシ・クワガタムシを目にする機会も増えてきますが、日本を代表するクワガタと言えば、やはり『オオクワガタ』じゃないでしょうか?

投稿機会は少ないですが、実は私も一昨年前からオオクワガタのブリードにもチャレンジしています。

ということで今回はしばらく時間が空いてしまった、オオクワガタの飼育状況についてご報告させて頂きます。

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目次

その後のオオクワガタたち

さて前回、オオクワガタの幼虫たちの様子をご報告させて頂いたのは、こちらの記事になります。

みなさんこんばんは、鷹です! 長らく記事にはしていませんでしたが、『クワガタブリードの王道』とも言えるオオクワガタも、実はしっかりとブリー...

って、気が付けば3ヶ月以上も経過してしまっていますね。^^;

この時は2頭が蛹化したことをお伝えさせて頂きましたが、その後の様子はというと、、、

メスの羽化

まずは先に蛹化したメスから。

前蛹の状態で取り出し、人口蛹室へ移動させたのが4月5日のことでした。

それから約1ヶ月後の5月3日

体色もかなり濃くなり、目と脚先は黒く、ほぼ真っ黒に近いような状態です。

通常、ほとんどの種のクワガタは蛹化から約1ヶ月前後で成虫へと羽化しますが、このメスも例に漏れずそろそろ羽化してくれそうです。

そしてここから一気に変化が現れてきます。

5月4日

5月5日

5日は少し時間をあけて、3枚撮影してみました。

4日~5日にかけては特に、『頭部』、『脚全体』、『下翅』に大きな変化が見られ、今にも羽化しそうな様子です。

すると予想した通り、

5月6日の早朝、ちょうど羽化の真っ最中でした。^^

そして夜帰宅し、再度様子を確認してみると、

時間にして朝の画像から約14時間経過していますが、頭部は既にまっすぐ伸び、上翅も真っ白からオレンジに変色しています。

そしてその後の様子を順次見ていくと、

5月7日

5月9日

ということで2018年、第一号のオオクワガタはメスということで、なんとか無事に羽化してくれました。^^

オスの羽化

それでは続いてオスのその後を。

4月23日に蛹化を確認し、直後に蛹室を天井掘りしてそのまま菌糸ビンで管理を続けていました。

5月3日

既に眼に色が付き始めていますね。

5月15日

脚先や大顎の色が随分と濃くなりました。

そしてこのオスも蛹化からほぼ1ヶ月の5月22日

頭部の色が変わり始めれば、羽化まではほぼ秒読み段階です。

すると案の定5月24日

なんとか羽化を初めてくれました。

で、翌日にはご覧の通り、

こちらもなんとか完品羽化してくれました。^^

その他のオオクワガタたち

羽化したオオクワガタ

これで以前蛹化をご紹介した2頭は無事羽化してくれましたが、その他の幼虫たちはというと、

こちらは昨年の11月2日に、11gで1400㏄の菌糸ビンに投入していました。

ただ食痕の広がりがそれほど大きくなかったため、そのままの状態で様子を見ていたところ、

5月15日に蛹化を確認できました。

ということでこちらも天井掘りを、

こちらもオスでした。^^

そして6月9日

羽化寸前どころか、すでに脚が動き始めています。

すると6月10日

無事羽化完了です。

そして最後にもう1頭。

こちらは昨年の8月に800㏄に投入した個体です。

ご覧のように少し食痕が見えていますが、これは投入直後にできたもので、その後は幼虫の姿さえ見ることもありませんでした。

そのため、『これはさすがに☆になってしまったか?』との考えもあり、5月31日に掘り出してみることにしました。

すると、

なんと、すでに蛹化していました。

ただこちらもオスなのですが、

『オオクワガタとは思えないくらい小さいです!』^^;

先にご紹介したオスたちとは兄弟で、使っている菌糸や管理温度も全く同じです。

にもかかわらず、ここまで大きさに差が出てしまうとは、、、、

クワガタのブリードは、まだまだ分からないことだらけです。

そしてこのオスも6月4日にはこの状態です。

そして翌6月5日

こちらも無事羽化です。^^

羽化できなかったオオクワガタ

さて、ここまでご紹介した個体たちは無事羽化することができましたが、さすがに良いことばかりではありません。

こちらは蛹室を作りながらも、カビに巻かれて蛹化できなかった個体。

そしてこちら、

さなぎの状態で人口蛹室へ移動しておいたのですが、

結局、羽化できず。

そしてこちら、

菌糸ビンの中の様子を確認しようとしたところ蛹室を壊してしまい、その後人口蛹室へ移動させていたのですが、結局、蛹化することもできずに☆となってしまいました。

そして最後にこちら、

昨年の11月に20gで1400㏄の菌糸ビンへ投入していた、最も期待していた幼虫です。

ただ投入直後に少しだけ食痕が現れたものの、それ以降は全く幼虫の姿すら確認することができませんでした。

さすがに他の幼虫たちが次々と蛹化していることもあり、そのまま放置していても変化のなさそうでしたので、5月31日に掘り出してみました。

すると、

さなぎの状態で☆になってしまっていました。

オオクワガタの体長測定

ということで昨年ブリードしたオオクワガタは、最終的に4頭のみの羽化という散々な結果に終わってしまいました。

しかもどの個体もそれほど大きくはなく、それどころか本当にコクワガタなみのオスまで羽化してしまい、^^;

どうも『親越え』すらできていないようですが、念のため体長だけは記録しておきたいと思います。

それでは、

メス CBF2 約38㎜

オス CBF2 約41㎜

オス CBF2 約68㎜

オス CBF2 約69㎜

ということでオスの最大が約69㎜。

この子たちのオス親は約70㎜でしたので、残念ながら予想通り、親を超えることはできませんでした。

最後に

今回のオオクワガタのブリードは、親越えどころか41㎜というコクワガタにも及ばないぐらいの個体が羽化し、非常に悔いが残る結果となってしまいました。

使う菌糸や管理温度など、オオクワガタとスマトラやパラワンなどのオオヒラタでは、少し傾向が違うようにも感じます。

いずれにしても『ブリード』にチャレンジする限りは、まずは『親越え』

これを達成できるように今期は頑張っていきたいと思います。

ということで今年は山梨産の親虫をペアリングし、4月下旬に産卵セットを組みました。

みなさんこんばんは、鷹です! 前回の記事で本土ヒラタクワガタのブリードを開始したことは御報告させて頂いたのですが、実は全く同じタイミングで...

実はこちらの産卵セット、すでに割り出しを行ったのですが、その様子については次の機会にご紹介させて頂きたいと思います。

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