5月の初めに越冬したコクワガタのケースの中から見つかったクワガタの幼虫。
⇒カブトムシの幼虫が蛹室を作りさなぎになる準備を始めました!
実はその後の成長具合から『ノコギリクワガタの幼虫ではないのか?』との疑惑が浮上したのですが、おかげさまで順調に成長していってくれています。
『ノコギリクワガタの生態を考えるとこの時期に幼虫であるということは、さなぎになるのは早くても今年の秋以降?それとも来年の春?それならばちょうどいい機会だし、その成長の過程をじっくり観察してみようじゃないか』と思い立ち、菌床(菌糸)ビンに入れてみることにしました。
目次
菌床(菌糸)ビンとは?
私はこれまでに何度かノコギリクワガタの幼虫を成虫へと育てた経験があるのですが、全て飼育ケースと発酵マットを使った飼育方法でした。
元々ブリーダーではありませんし、あくまで趣味の一環としてカブトムシ・クワガタムシを飼育しているだけで、特に大きく育てたいという願望もありませんでした。
しかしブログでこうしてご紹介している内に『もっと本格的に飼育してみたい』との願望にとらわれ、菌床(菌糸)ビンを使用してみることにしました。
菌床(菌糸)ビン
菌床(菌糸)ビンとは元々、きのこ屋さんがきのこを栽培する際に使うきのこの元となるものです。これはきのこ菌を蔓延させたオガのことで、時と場合によってはきのこが生えてくることがあります。(その際は取り除きます)
しかしこれが自然界では木の中で生活するクワガタの幼虫にとっては、高い栄養素となるのです。
そのため本格的にクワガタのブリードをされている方々は、好んで使用されているようです。特にオオクワガタやヒラタクワガタの幼虫の飼育には必須のようですね。
菌床(菌糸)ビンに幼虫を入れる
というわけで今回用意したのはこちら。
普通にホームセンターなどで売られていますが、品切れなどで入手できない場合は通販でも購入することができます。
フジコン バイオ菌床ボトル 1.1L F−138 |
(通販の方が安かった^^;)
基本的には3か月を目安に交換(幼虫を入れ替える)が必要になるため、1齢幼虫から飼育する際はまとめて通販で購入した方がお得なようです。
それはさておき、蓋を開けてみるとこんな感じで中央に穴が開いています。
もし穴が塞がっていた場合は、スプーンを使って穴をあけてあげます。
そしてそこに幼虫を移すのですが、この時は幼虫が自然と潜っていくように頭を下に向けてセットしてあげます。
そうするとどんどん潜って行き、
さらに掘り進んで行きます。
そしてわずか5分足らずで、全く見えなくなりました。
そしてせっかくなので横のラベルにこのように記入。
さらに1時間ほど経過すると、ビンの側面から幼虫の姿が確認できました。
そしてさらに2時間ほど経過して見てみると、
早速食べまくっているようです!
これは栄養たっぷりでさらに観察もしやすいためスグレモノですね。今後は病みつきになってしまいそうです。さらに調べてみるといろいろな商品が出回っているようで、大きさは主に以下の3種類があるようです。
- 800㏄:幼虫飼育の1本目や小型のクワガタ
- 1100㏄:一般的に良く使われるサイズ
- 1,400㏄:さらに大型を目指す方や、外国産のクワガタの飼育におススメ
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今後入れ替えの際は、こちらの商品を使ってみることにしてみます。
何はともあれノコギリクワガタの幼虫の成長が楽しみです。せっかくなのでこれくらいの大きさに育って欲しいものです。
あっ、雌雄の判別見るの忘れていました。
今後の成長報告、楽しみにしておいて下さいね。
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