みなさんこんばんは、鷹です!
ついこの間、春が訪れたかの陽気がやってきたかと思えば、今度は真冬に舞い戻ったかのような寒波の到来。それと同時に大量の花粉が飛散しているようです。
『幸い』と言っては何ですが、私はそれほど花粉症が酷いわけではないのですが(全く無いわけではありません)、それでも最近は空気の濁りを感じてしまいます。
こういう変化の激しい時期は特に体調管理に気を遣いますが、私が徹底しているのはとにかく
『手洗い・うがい』
です。
非常に古典的で基本的なことなのかもしれませんが、おかげさまでもうかれこれ7~8年は寝込んだことも、仕事を休んだこともありません。^^
みなさんも体調管理には十分気を付けて下さいね。
ところで今回は1月からチャレンジしている、タランドゥスオオツヤクワガタの累代ブリードの経過報告です。
目次
産卵セットの経過
1月末にあっさりハンドペアリングに成功し、翌日から産卵セットに入って頂いたタランドゥスのメスですが、一向に穿孔の気配すら見せてくれないためカワラ菌床レイシ材を変えてみたり、飼育ケースを新聞紙で覆ってみたりしたところ、2月13日にようやく穿孔を開始してくれました。
その時の記事はこちらから。
メスの取り出し
実はこれまでにタランドゥスの産卵を何度か経験し、今更ながらかもしれませんが気付いたことがあります。
それは
『タランドゥスは産卵木に穿孔して産卵床を作り産卵すると、卵を護る体制に入り、続けて産卵することはしない』
ということです。
言い換えれば
『同じ材に複数の産卵床を作らない』
とも言えます。
もちろんこれはあくまでも私の飼育下における検証結果で、飼育環境や自然界においては違った行動を取っているのかもしれません。
ただ私はこれまで穿孔開始から1ヶ月強が過ぎたころに割り出しを行い、ほぼ100%の確立で孵化した幼虫を取り出しています。
これは産卵から孵化までの期間を考えると、
『タランドゥスは穿孔開始から1~2週間の間に産卵を終え、その後は卵を護っている』
とも捉えることができます。
もちろん個体差や多少のずれはあるとは思いますが、今回の産卵セットでは少しパターンを変えて、割り出しを行う前にメスを取り出してみることにしてみました。
穿孔を開始したのが2月13日でしたので、ちょうど2週間が経過したことになります。
穿孔してからメスは一度も材から出てきておらず、もちろんゼリーも全く食べていません。
ではまずは中の様子から、
とりあえずカワラ菌糸レイシ材を取り出してみます。
でこちら、よ~く見てみると、
一部樹皮が浮いている部分がありますね。
ちょうどメスが穿孔した先になりますので、ひょっとするとメスが産卵床を作り潜んでいるかもしれません。
そのためとりあえずこの辺りから材を削っていくと、
思った通りメスがいました。^^
とりあえず産卵床らしき場所を崩さないように気を付けながら、メスを取り出せるように穴を大きく広げていきます。
そして、
メスの取り出しに成功!
元気そうで何よりですね。^^
で、メスが居ついていた場所はこんな感じで、
おそらく削りカスの中に産卵しているものと思われます。
ただ割り出しには少し早すぎるので、とりあえず材は飼育ケースに入れて保管しておきます。
そしてメスは第2ラウンドの産卵セットに入って頂きました。
累代なるか?
さて、メスを産卵セットから取り出してから1週間が経過しました。
いつもは穿孔開始から1ヶ月以上が経過してから割り出しを行うので『少し早いかな?』という気もしますが、逸る気持ちを抑えきることができず、3月7日に割り出しを行ってみることにしました。^^;
すると、
とりあえず卵発見です!
って、ちょって見えにくいでですね。^^;
では角度を変えて、
タランドゥス独特の緑がかった色をしています。
そしてその後も、
そこそこ順調に採卵することはできましたが、
結果は、
- 孵化したばかりの幼虫1頭
- 孵化してくれそうな卵6個
- ダメそうな卵1個
という結果でした。
やはり思った通り少し早すぎたようで、ほとんどが卵でした。また数も十分とは言い難いですが、とりあえずは望みをつないでくれたことで『良し』としておきたいと思います。^^
卵と幼虫の管理
さて少ないながらも取り出せた幼虫と卵ですが、とりあえずはこちらで管理していきます。
産卵床の削りカスをできるだ多く集めて、少しくぼみをつけてその中に卵を入れておきます。
濡れティッシュで管理するという方法もありますが、やはりメス親が作った産卵床が最も適しているような気がしますし、孵化したばかりの幼虫の食糧にもなってくれます。
で、翌日様子を見てみると、
なんと3頭も一緒に孵化していました!
やはりほんの少し割り出しが早かったようで、いつも通りあと1週間遅らせておけば、全て幼虫で取り出すことができたのかもしれません。
とりあえずは一安心といったところですが、材の削りカスで管理している間に、こちらを注文しておきました。
使い慣れたDOSさんのブナカワラ菌糸ブロック SRD−4000ccです。
ちょうど割り出しから1週間後に到着しましたが、ところで卵と幼虫の様子はというと、
なかなかいい感じではないですか?^^
頭部にもしっかりと色が付き、材も食べてくれているようです。
そこでここからはいつも行っている方法で幼虫たちを管理していきます。
まずは幼虫たちを取り出して、
この時点で幼虫が6頭、卵が1個です。
そして到着したカワラ菌糸ブロックで菌糸ビンを作っていきますが、その際に剥がしたブロックの表皮を集めておきます。
これをさらに細かく切り分けてプリンカップに入れ、
菌糸ビンが出来上がるまでの間、幼虫たちはこちらで管理していきます。
最後に
数は少ないながらも、とりあえず累代飼育はまずまずのスタートを切ることができました。
この幼虫たちの親はホワイトアイでそこそこ大きく育ってくれる可能性もありそうですので、とりあえずは親越え(約75㎜)を目標にしていきたいと思います。
ただやはり幼虫飼育数としては数が少なすぎるので、もう少しメスには頑張って頂きたいと思います。
コメント
鷹さんおはようございます。
タランドゥスも順調そうですね。
最近はカワラブロックは月夜野きのこ園さんで購入しています。
私もタランドゥスの幼虫が2匹しかいないので、ヤフオクで幼虫を買うか悩み中です。
ちっきー様
こんばんは。
本音で言えばもっと産んでくれていると思っていたのですが、
なんとも微妙な第1ラウンドとなってしまいました。
月夜野さんは評判が良いようですね。^^
私も以前月夜野さんのマットを使い、
スマトラ・パラワンのブリードでいい結果を出すことができた経験があります。
現在は主にDOSさんでマットや菌糸を購入していますが、
いかんせん品切れが多いのが玉に瑕です。^^;
幼虫2匹だと少し不安ですね。
もし今後の産卵セットが順調なようであれば出品も検討していますので、
その際はよろしくお願いしますね。
鷹さん今晩は。
その節は宜しくお願いします。
取り敢えずレギウスに力を入れます