みなさんこんばんは、鷹です!
7月も早いもので半分が過ぎ、もう少しすれば世間は『夏休み一色』に染まっていきます。そしてこの時期は、このブログでも多数ご紹介しているカブトムシ・クワガタムシが最も注目される時期でもあります。
そりゃあそうですよね。なんと言ってもカブトムシ・クワガタムシに最も魅かれてしまうのは成虫の姿。普段目にする機会が少なく、夏の短い期間にしか見れないことも、その魅力を一層掻き立てるというものです。
そしてこの夏、『初めてカブトムシ・クワガタムシの飼育にチャレンジしてみよう!』と計画されている方も多数いらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、これからカブトムシ・クワガタムシの飼育を初めてやってみようという方へ、少し私の考えをお話をさせて頂きたいと思います。
目次
カブトムシ・クワガタムシに愛情を持って付き合う
少し恥ずかしい見出しになってしまいましたが、例え昆虫といえどそれは紛れもない生き物です。元々は私達人間と同様、この地球上で生死を繰り返し、種を存続している生き物なのです。
そのため大前提として『カブトムシ・クワガタムシを飼育する際は、愛情をもって付き合う』という気持ちを持ち続けて頂きたいのです。
基本的に飼育するということは、人間の一方的な都合でしかありません。しかし人間の歴史の中でこれは既に定着してる行動であり、否定することもできませんし、するつもりもありません。現実、私自身もその行為を行っている一人です。
ただ私は生き物を飼育するということは、その命を預かるという風に捉えています。そして預かった以上、こちらの都合や不注意で命を途絶えさすことは、極力避けなければなりません。そのためには例え短い期間であっても、やはり愛情が必要だと感じるのです。
飼育する以上は、寿命を迎えさせてあげて頂きたいのです。
カブトムシ・クワガタムシを飼育できる期間
一部の越冬するクワガタを除いて、カブトムシ・クワガタムシが成虫として活動できるのは、概ね6月下旬~9月上旬ごろまでです。もちろん成虫として自然界に出てくる時期によって差は出ますが、成虫として活動できるのはせいぜい1か月~2か月くらいです。
しかし実際の飼育環境では、室内であることが多いことなどが影響し、10月~11月まで生きていることもあり、これは私も何度も経験していることです。
つまり夏の初めに『夏休み間だけ』と思って飼育を始めても、予想以上に長生きしてくれることもあるのです。場合によっては3か月~4か月。
また卵を産み幼虫が生まれ、その飼育までを考えた場合は、ほぼ年中気を遣い世話を続けなければばりません。
つまりカブトムシ・クワガタムシの飼育は、予想以上に長期間に渡る可能性があるということを、しっかり覚えておいて頂きたいのです。
カブトムシ・クワガタムシは必ず死を迎える
そしてもう一つ忘れてはならないのは、カブトムシ・クワガタムシはいずれ必ず死ぬ時が来るということです。
大人にとってはごく当たり前のことなのですが、興味を持ち始めたばかりの小さいお子さんにとっては、自分が大事に世話をしてきたカブトムシ・クワガタムシが死んでしまうと、それなりにショックを受けられる方もいらっしゃるかと思われます。
実際、私の子供たちがそうでした。死骸を処分しようとすると『置いといて』とせがまれたこともありました。
しかし私はあえて子供たちが望んだことはせず、処分する理由やカブトムシ・クワガタムシの一生を教え、卵・幼虫・さなぎ、そしてまた成虫となって受け継がれていくことを理解できるまで説明してきました。
そうすることによって彼らはより一層、カブトムシ・クワガタムシに愛情を持って接してくれるようになったのです。
こちらは先日撮影した画像です。
今年の6月に我が家で成虫となり、子孫を残して寿命を迎えたカブトムシ達の死骸です。
このカブトムシ達の生命は引き継がれ、既に我が家では卵や幼虫が誕生しています。
こうして生まれた新しい命たちは、来年の夏までの短い一生を精一杯生き抜こうと既に行動を始めているのです。
最後に
今回は少し堅苦しい記事になってしまいましたが、これからカブトムシ・クワガタムシの飼育を始めてみようという方が、何らかの目標を持ち何かを感じ、彼らに愛情を持って接していただくことができれば、『カブトムシ・クワガタムシ好き』にとって、それは非常に嬉しいことなのです。
大事に飼育してあげれば思った以上に長い付き合いもでき、それこそコクワガタなんかは数年もの付き合いになることもあるのです。
⇒カブトムシの幼虫が蛹室を作りさなぎになる準備を始めました!
この夏休みにカブトムシ・クワガタムシの飼育を計画されている方は愛情を持って接してあげ、お子様がいらっしゃる方はぜひ、生命のサイクルと神秘も教えてあげて下さいね。
きっとその気持ちはどこかで生かされてくると信じています。
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