みなさんこんにちは、鷹です!
パラワンオオヒラタとほぼ同時に飼育をはじめたスマトラオオヒラタですが、こちらはちょっとした手違いから現在、2ペアを飼育しています。
もちろん鑑賞していても飽きないほど魅力のあるクワガタなのですが、やはり飼育する以上はブリードして子孫を残し続けていきたいものです。
そこで今現在の飼育状況をご紹介してみたいと思います。
目次
スマトラオオヒラタクワガタのご紹介
まずは今現在、飼育している個体をご紹介したいと思います。
最初のペアはYahooオークションで落札させて頂いたもので、累代はCBF1、7月羽化のメスと11月羽化のオスです。
同じ親虫から生まれたということで、兄妹ということになりますね。
こちらのペアはオスがそこそこ大型で魅力があったのですが、正直、落札できるとは思ってもみませんでした。(だって思いの他、安かったし、、、)
ところが私の予想に反し見事落札!
しかしご覧の通りオスは11月羽化の個体で、後食は既に開始しているものの、まだまだ食べる量も少なく活発に動き回っているわけではありません。
確実にブリードできるのは来年の春以降になると思われますので、急遽、もう1ペア購入することにしました。
で、購入したのがこちらのペアです。
私の計画はこちらのペアはWD(ワイルド・屋外採集品)ですので、メスはそのまま産卵セットに投入、オス(81㎜)と先に入手したメス(CBF1 47㎜)をペアリングしてブリードさせようというものです。
スマトラオオヒラタクワガタのハンドペアリング
ということで数日個別飼育した後、早速、ハンドペアリングを試みてみました。
ハンドペアリングに使用した飼育ケースはこんな感じです。
しばらく様子を見ていると、メスは必ずエサを食べているオスの下に潜り込んでいきます。
しかしパラワンの時と同様、これ以上の進展が全くありません。
ところがしばらく様子を見ていると、遂に動きがありました。
これはオスがメスに反応を示し、交尾を迫っている様子です。
ただこれでメスが受け入れれば交尾成功となるのでしょうが、この状態になった途端にメスが急に逃げ出してしまいます。
このころには少しオスの動きも変わってきた(攻撃的になったような気がした)ため、ハンドペアリングはとりあえず一旦中止しました。
そしてさんざん悩みましたが、パラワン同様、産卵セットを組んでしばらく同居生活を送らせてみることにしました。
これも理由としては、こちらの記事にて記載したことと同様なのですが、
本来、クワガタの交尾とは夜行性であるため、夜間、暗い場所で行われることがほとんどでしょう。
メスがオスに近寄っていながら最後の瞬間に拒否してしまうのには、明るさ・人の気配・ケース内の環境等が影響していたのかもしれません。
ということで早速、産卵セットを組んでみました。
スマトラオオヒラタクワガタの産卵セット
今回はメスWD 45mm用に一つ、オスWD 81mmとメスCBF1 47mmのペア用に1つ、合計2つをセットしてみました。
どちらもパラワン同様、産卵材を埋め込んだセットにしてみます。
で、使用したケースはこちら。
最近お得意の100均ショップ(ダイソー)で見つけてきました。^^
で、今回使用したマットは、以前に購入しておいたこちらになります。
今後は飼育に使うマットも、色々試していきたいと思います。
これも事前にガス抜きしておきましたので、加水してケースの下に3㎝ほど硬く詰めていきます。
ちなみに今回から使用しているのは、『お好み焼き用のへら』です!(大阪人ですから^^)
これもダイソーで購入してきたのですが、試しに使ってみると結構いけますね。^^
ということでこんな感じで、
横から見るとこれぐらいの高さまで硬めに詰めます。
その上に加水・乾燥させ皮を剥いだ産卵材を置き、周りにマットを軽く詰め、その上にエサ皿と樹皮等をセットして成虫を投入します。
こちらはペアを入れたケースになります。
実際にはセットを組んで2日ほど置いてから、成虫を投入しています。
スマトラオオヒラタクワガタの産卵セット、意外な展開
さて、スマトラオオヒラタの産卵セットに成虫を投入したのは12月30日のことでした。
WDのメスはほとんど潜りっぱなしのようで、夜になればゼリーを少しだけ食べているようです。(減り具合が少ないので、まだ産卵行動には入っていないのかもしれません)
ところで予想外の展開を見せているのは、ペアを投入した産卵セットの方です。
当初は上の写真のように、オスとメスの距離をあけてケース内に投入してみました。その後の画像はありませんが、メスはすぐにエサ皿の脇からマットの中に潜っていってしまいました。
ところが翌日になってみると、
常に同じエサ皿に一緒にいます。
隠れる時も一緒です。
更にメスがゼリーを食べる量も急激に増加しています。
このメスは単独で飼育していた時は、ここまでゼリーを食べていませんでした。これはあくまでも私の想像にすぎませんが、既にペアリング(交尾)に成功し、産卵のために栄養を蓄え始めた行動と考えてよさそうです。
オスとメスのトラブルを防ぐためにも、そろそろオスを産卵セットから取り出したいと思います。
最後に
今回ご紹介したスマトラオオヒラタの飼育方法も、以前ご紹介したパラワンと同様、私個人の見解により行っているもので、決してお勧めするものではありません。
あくまでも飼育方法の一例としてご覧いただければ幸いです。
しかしペアの産卵セットでオスとメスが常に同じ場所にいるのには、正直、驚いてしまいました。私が様子を伺った時も、まるでオスがメスを守るように私を威嚇してきます。
ひょっとするとこれが、本来、自然界で見られるスマトラオオヒラタの姿なのかもしれませんね。^^
あとはメスが無事産卵してくれることを願うばかりです。
コメント