みなさんこんにちは、鷹です!
12月の末からペアリングをするために、産卵セット内で同居生活をさせていたスマトラオオヒラタとパラワンオオヒラタのペアですが、昨日(1月3日)、ちょっとした変化が見られたため、同居生活の解消(オスを産卵セットから取り出す)を行いました。
そこで今回は、同居生活を解消した理由とその様子についてご報告させて頂きたいと思います。
目次
スマトラオオヒラタクワガタ
まずはスマトラオオヒラタから。
同居生活の経緯や様子については、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
上の記事でもご紹介させて頂きましたがこのペア、ハンドペアリングはうまくいかなかったものの、同居生活を始めた途端、嘘のように毎日同じ場所で寄り添っています。
昨日(1月3日)も姿が見えないと思いエサ皿を持ち上げてみると、
隠れる時も必ず一緒です。
また数日観察していて気が付いたのですがこのペア、エサを食べるのも交代で行っていたのです。
画像のようにメスがエサを食べている時は、オスは付近でじっとしているかエサ皿の下に潜っています。
また画像はありませんが、オスはメスがエサ皿の下に潜っている間に食事を摂っていたのです。
この状態が始まってから、既に3日以上が経過しました。それと共にメスがエサを食べる量も日に日に増加しています。
現在の様子を見ていればこのままメスがマットの中に潜り、産卵活動をはじめてからオスを取り出しても問題なさそうですが、
- ここ数日の様子からペアリング(交尾)は無事済んでいると判断したこと
- 今後メスの行動パターンが変化した時にオスがメスに襲い掛かる可能性があるのでは?
このように考えたためオスは産卵セットから取り出し、メスには産卵の準備と産卵に集中してもらうことにしました。
とりあえずオスには外に出てもらい、メスのみがポツンと産卵セットに残っています。
そしてオスはこちらで『独身生活』へ戻ってもらいます。^^
サイズ的に体長81㎜のスマトラオオヒラタでギリギリといったところでしょうか?
ちなみにフタを閉めるとこんな感じになります。
これでメスには産卵に専念していただき、オスにはのんびりと生活して頂きたいと思います。^^
パラワンオオヒラタクワガタ
さて、パラワンオオヒラタのペアの方ですが、こちらはスマトラオオヒラタと少し事情が違ってきます。
というのも以前、こちらの記事でご紹介したのですが、
メスが産卵セットに投入してからほとんど姿を見せていないのは想定内だったのですが、問題なのはオスが作ったこの穴です。
何と昨日(1月3日)、この穴がとてつもなく広がり、産卵材が半分ほど掘り起こされてしまっていたのです!
あまりのことに画像も撮らずに後処理をしてしまったのですが、これではメスが落ち着いて産卵できるわけもありません。
また産卵材を埋め戻す際に確認したのですが、産卵材の下の方はかなり派手に削られていました。
つまりこれは、
- メス(WD)は持ち腹で、すでに産卵活動を行っている
このように判断しパラワンも同居生活の必要はないと考えため、産卵セットを元に戻しオスをセットから取り出して単独(独身)生活させることにしました。^^
とりあえず掘り起こされた産卵材を埋め戻し、エサ皿・樹皮・小枝を元通りにセットしておきます。
こちらのメスはほとんど地上に上がってきていませんので、1か月~2か月はこのままにしておきたいと思います。
で、オスはこちらに戻って頂きます。
どうも数日観察していると、このパラワンのオスはマットの中に潜りたがる傾向が強いようですので、少し深めに針葉樹マットを入れてあげました。
横から見るとこんな感じですが、ちょっと入れすぎかな?
最後に
実はパラワンとスマトラを同居生活させていたものの、内心は『いつ事故が起こるのか?』という不安もあり、ドキドキとした毎日を過ごしていました。
しかしこれでとりあえずは一段落です。
無事に同居生活を終え、後はメスが無事産卵してくれるのを待つばかりです。
しかし偶然だったとはいえ、産卵材がメスが通ることができるほど削られているのを見ると、かなりテンションが上がってきますね。^^
もちろん産卵していない可能性もありますが、投入後のメスの様子や削られた産卵材を考えると、産卵している可能性は非常に高いと思われます。
今から割り出しが楽しみです。^^
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