スマトラオオヒラタクワガタの幼虫飼育、番外編のその後

飼育日記

みなさんこんばんは、鷹です!

またしても久々の投稿となってしまいましたが、その間に本格的な冬がやってきましたね。

今冬は気象予測通りの暖冬で比較的暖かい日が続いていたため、一気に冷え込むと何かとこたえてしまいます。

とはいえまだまだ例年並み、もしくは少し上回っているようですので、少し私も贅沢になってしまっているようです。^^;

が、やはり急激な変化があるとやはり体調を崩してしまいがちです。

健康管理には十分気を付けて、カブクワライフを楽しんでいきたいと思います。

さてそれでは本題ですが、今回は以前こちらの記事でご紹介させて頂いておりました、スマトラオオヒラタの幼虫たちのその後の状況をご報告させて頂きたいと思います。

目次

S-2ライン

それではまず『S-2ライン』から。

前回の記事でご紹介させて頂いた通り、このラインの最後の1頭は、11月下旬にようやく蛹化してくれました。

ここで『ようやく』という言葉を使ったのは何度もご説明させて頂いている通りで、実は産卵セットの割り出しからほぼ2年になってしまいます。

で、ついに、

12月22日に羽化を確認することができました!

しかし羽化は確認できたものの少し中の様子が見えにくく、さらに頭部をビンの中央の方へ向けているため大きさも今一つよくわかりません。

ただかすかに見えている腹部から想像すると平均的な大きさのメスのようですが、羽化から2週間が経過したので、1月9日に掘り出してみることにしました。

すると、

うそ、、、

まさかのオスでした。^^;

本当にこの子は最初から最後まで私の予測を見事に裏切ってくれました。

産卵セットの割り出しから1年はほぼ成長してくれず、そのまま☆になってしまうものかと思っていたところ2年目に入って急激に成長。ただそれほど大きくならないままに活動を止め蛹室を作りはじめたためメスだと思い込んでいましたが、結果はオスとして羽化してくれました。

本当に生物には計り知れない部分があるのだと、改めて実感してしまいました。

ただこのオス、

この2枚の画像でお察し頂けるかもしれませんが、とりあえず小さいです。^^;

これはかつての『小さなスマトラオオヒラタのブリード』の種親(約58㎜)並み?とも思えるようなサイズですが、とりあえず体長だけは測っておきたいと思います。

約60㎜ということで最小ではありませんでしたが、幼虫時代の大きさを考えれば相応なのかもしれません。

実に長かったですが何とか無事羽化してくれましたので、是非とも元気に後食を開始してもらいたいですね。

S-6ライン

続いては『S-6ライン』です。

こちらは産卵数が極端に少なかったため、3頭のみの幼虫飼育となっています。

上の画像は12月12日のものですが、左端の2300㏄へ投入したオスは3ヶ月が経過しており、そろそろ菌糸ビンの交換をした方が良さそうにも思えます。

ただこちらは、

前回もご紹介させて頂きましたが、相変わらず成長が遅いですね。^^;

ただ菌糸の方もそれほど劣化している様子も見られませんので、もう少しこのまま様子を見たいと思います。

そして気になるのがこちら、

7月25日に12gで800㏄へ投入後すぐに食痕が見られたものの、それ以降は全く姿を見せてくれていません。

このパターンは既に☆になってしまっている、もしくはメスで早期羽化していることも考えられます。

いずれにしても約5ヶ月が経過していることもあり、とりあえず掘り出してみることにしました。

一安心です。

後者の方でした。^^

ただやはり早期羽化ということもありサイズは約42㎜と小さめでしたが、ある意味順当に羽化してくれたとも言えそうです。

これでこのラインも残りは2頭となったわけですが、1ヶ月が経過した頃には、

2300㏄はさらに食痕が広がっていますが、500㏄は相変わらずです。

とりあえず500㏄はもう少しこのまま様子を見るとして、2300㏄は前回の交換から約4ヵ月になりますので交換を決行しますが、恐らくこれが最後の菌糸ビンになるでしょう。

やはり思った通り内部はかなり食い尽くされていますね。

この状態で見ているとなかなかいい感じに育っているようにも見えますが、

実際は1gの減量でした。^^;

全く暴れていたような気配もなかったため少しショックな結果となってしまいましたが、ひょっとするとこの辺りがこの幼虫のベストな体重なのかもしれません。

この様子だと90㎜にも届かないでしょうが、元気な成虫として羽化できるように最後の栄養補給をしてもらいたいと思います。

最後に

S-2ラインはこれでようやく終わりを迎えることができました。

S-6ラインはメス1頭が無事羽化してくれ残りは2頭となったわけですが、、、。

2300㏄に投入しているオスは状態も良く、恐らく3月~4月頃に蛹化してくれると思いますが、気掛かりなのは500㏄へ投入している1頭です。

よくよく考えてみれば昨年の3月28日に産卵セットの割り出しを行っていますので、もうすぐ1年になるのですよね。^^;

これはひょっとするとS-2ラインの最後の1頭と同じ経緯となってしまうのでしょうか?

まさかスマトラオオヒラタが2年で羽化することがあるなんて思いもしませんでしたが、今後の飼育の参考のためにも、最後までしっかりと飼育していきたいと思います。

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