カブトムシの幼虫は4月のマット交換が重要です

カブトムシ

4月も終盤に差し掛かりだいぶ暖かい日が増えてきましたね。

この時期になると我が家では毎年恒例の行事が執り行われます。(大げさ^^;)

それは10年以上にわたって飼育しているカブトムシの幼虫のマット交換です。

もちろん夏になれば成虫を採取するので毎年入れ替わってはいるのですが、今年もまたたくさんの幼虫が元気に育ってくれています。そこで今回は先日行ったマットの入れ替えと、カブトムシの幼虫の育て方についてご紹介していきたいと思います。

マットについてのより詳しい説明はこちらの記事をご覧ください。

カブトムシの幼虫飼育初心者におすすめのマットとは?

目次

カブトムシの幼虫の育て方

『昆虫の王様』とも言われるカブトムシですが、実はクワガタムシと比べると比較的飼育しやすい部類に入ると思います。

もちろん注意しなければならない点はいくつかありますが、それさえ知っていれば初心者の方でも大丈夫でしょう。

それではまずは、カブトムシの1年間について見ていきましょう。

カブトムシの一生

  • 6月後半~7月頃:成虫が誕生、活動し始める。
  • 8月~9月頃:成虫の活動、交尾・卵の産卵が行われる。
          卵は10日~2週間くらいで羽化し1齢幼虫となる。
          (1齢幼虫の期間は2~3週間)
  • 9月頃:1齢幼虫が2齢幼虫へ成長する。
        (2齢幼虫の期間は約1か月)
  • 10月~11月頃:2齢幼虫が3齢幼虫へ成長する。
           (3齢は終齢とも呼ばれ、これで幼虫の成長はおしまい)
  • 11月~3月頃:幼虫の冬眠期間。ほとんど活動しません。
  • 4月~5月頃:冬眠から明け、再び活動(主に食事)を開始。
  • 6月頃:さなぎになる。羽化するまでには2~3週間。
        さらに成虫となって地上へ出てくるまでは、
        約1週間ほどかかります。

こうしてカブトムシの一生を見てみると成虫でいるのは約2か月、卵~さなぎが約10か月ということが分かります。

次に幼虫の育て方について順次説明していきます。

8月~9月頃

この時期、成虫を飼育しているケースの中で交尾・産卵が行われています。

ここで一つ行って欲しいことが『2週間に1度くらいの割合で、マットの中の卵や幼虫を成虫と分ける』という作業です。

ご存知の通りカブトムシの成虫は日中はマットの中に潜ってしまいます。しかもかなり激しく地中を動き回る傾向があり、限られた飼育ケースの中ではなおさらです。そのため成虫によってせっかく生まれた卵や幼虫がダメになってしまうことを防ぐ必要があります。

その際の手順と注意点は、

  1. 成虫を飼育ケースから取り出す。
  2. マットの中の卵や幼虫を慎重に探す。
  3. 絶対に素手で触らない。

私が行っている方法は新聞紙を広げ、その上に飼育ケースのマットを少しずつ出していきます。そして卵や幼虫を見つけたら、プラスチック製の小さなスプーンマットごと拾い上げます。(極力、卵や幼虫に直接触れてしまわないように注意する)

そしてマットを敷き詰めた別の飼育ケースに移します。

9月~11月頃

この期間、卵はどんどん孵化し、幼虫はマットを食べながらみるみる成長していきます。

この時期の注意点は、

  1. マットの量
  2. マットの水分

1:マットの量は飼育ケースをよく観察していると、幼虫がマットを食べることによってどんどん減っていくのが分かります。それと同時に大量の糞を出すため、定期的にマットの入れ替え補充が必要になります。

目安とすれば、当初敷き詰めたマットが3分の2程度になればマットを補充・もしくは入れ替える。

理想はマットを入れ替えてあげる方がいいのですが、補充する際は必ず糞は取り除くようにして下さい。

2:そして最も重要なのがマットの水分です。これは多すぎても少なすぎてもよくありません

マットに水分を与えるには通常、霧吹きを使うのが理想ですが、慣れてくればその加減が分かってくると思います。ただ慣れないうちは少し手間ですが『マットから幼虫を取り出し、かき混ぜながら少しずつ水を加える』という方法が確実でしょう。

全体が少し湿った程度になればOKですが、飼育ゲージの底に水が溜まるようでは多すぎです。イメージとしては、『ベトベト』ではなく、『少し湿った程度』です。

11月~3月頃

11月に入ったころには、ほぼすべての幼虫が3齢幼虫に育っていると思います。

また外気温が下がってくると同時に、マットの方も全く減らないような状態になってきます。これは幼虫が冬眠期間に入るためで、この時期に入ればほぼ放置状態で大丈夫になってきます。

しかしこの時期になっても適度な水分は必要なのですが、ここでよくやってしまうミスが『水の与え過ぎ』です。

この時期に水を与える際、ほとんどの場合マットの表面が乾いているのを見て水を与えると思いますが、実は飼育ケースの底の方は結構な水分がいきわたっている場合がほとんどです。そのためマットの表面だけで判断すると水が多すぎて様々な弊害を誘発することが多いのです。

そこで水を与える際に行って欲しいのが『マットを少し掘ってみて、水分の状態を確認する』という作業です。

目安とすれば2週間に1度くらいで十分です。

よく『4月になったら、幼虫の数が減っていた』ということがありますが、これはほとんどの場合この時期の水分管理が影響してきます。

4月~5月頃

そして4月中頃から5月初旬にかけて幼虫が冬眠から目覚め、再度活動を再開します。

この時期になると目に見えてマットが減っていきます。

これは幼虫がさなぎになるのに必要な栄養を貯える必要があるためで、これに合わせてマットを補充・入れ替えしてあげる必要があります。私はこの時期になれば一度マットを総入れ替え、その後は補充を心がけるようにしています。

もちろん水分補給も忘れないように。外気温に応じてマットが乾燥するのも早くなります。ただここでも水の与えすぎには要注意。この時期はカビや害虫を発生させてしまう恐れがあります。

6月頃

世間では梅雨に入ろうという時期ですがそろそろ幼虫がさなぎへと成長する時期です。

この時期は再度、マットが減らなくなってきます。

そして必ず行って欲しいのが『飼育ケースを持ち上げて、周囲と底をよく見てみる』という作業です。こうして外から飼育ケースの中を観察することで、幼虫がさなぎに成長したことが確認できます

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こちらの画像はカナブンのさなぎですが、カブトムシのさなぎもこれと同じように飼育ケースの底や隅っこに蛹室を作りさなぎになる傾向があります。

これが一つでも発見できたらここからは水の管理に要注意です。マットが渇きすぎるのも良くありませんが、水を与え過ぎてしまうと蛹室に水が溜まってしまうことがあり、これはさなぎにとっては致命的です。マットの表面の渇き具合をよく観察しながら少しずつ水を与えるのが理想です。

また決してマットを掘り返すようなこともしないようにしましょう。後はひたすら成虫が出てくるのを待つだけです。

その後羽化した成虫は、約1週間くらいで地上に出てきます。殆どの場合は夕方から夜にかけて(午後6時~10時くらいの間)です。

出てきたらすぐに別の飼育ケースに移動させて下さい。これは成虫が再度地中に潜った際に別のさなぎを死なせてしまうのを防ぐためです。

カブトムシの幼虫を育てる際の注意点

ここまで一連の流れを説明してきましたが、カブトムシの幼虫を育てる際は以下の3点が重要なポイントです。

  1. マット(土)の管理
  2. 水分の管理
  3. 幼虫を入れすぎない

この3点さえ押さえていれば、カブトムシの幼虫の飼育はそれほど難しいものではありません。

1と2については上記で説明しましたが、3については例えば、

 

これくらいの大きさの飼育ケースですと、幼虫の数は目安としては3頭まで。ぜひとも参考にしてみて下さい。

また4月ごろの再び幼虫が活動を始める時期は、さなぎになるためにとても重要な時期でもあります。この時期に新鮮なマット(栄養)を十分に与えてあげることで、無事さなぎになり立派な成虫へと羽化していきます。

そのため4月のマットの入れ替えはカブトムシの幼虫を育てる際に最も重要な作業の一つなのです。

我が家のカブトムシの幼虫

というわけで先日、我が家のカブトムシの幼虫たちも、マットの入れ替え作業を行いました。

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4月10日現在で総勢45頭でした。

これは画像を撮るために集めたものですが、私は大きめのコンテナケースも併用しています。

また先程も画像を載せましたが、カブトムシだけでなくカナブンの幼虫とさなぎ、そして繭の画像です。

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カナブンはカブトムシに比べて成長時期が早く、既にさなぎに成長しています。また土の中で上2枚の写真のように丈夫な繭を作っていました。

さらにおまけで、

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こちらは越冬した成虫です。気温の上昇と共に既に活動を再開しています。

実はこれ以外にもクワガタムシも飼育しており(画像撮り忘れました^^;)、越冬した成虫が5匹ほど動き出しています。

最後に

当ブログでは、カブトムシ・クワガタムシというカテゴリーで、今後も飼育記録飼育方法を記事にして投稿していたいと思います。

また私は大阪在住なのですが、子供のころからカブトムシ・クワガタムシは採集しており、今年も採取に行く予定をしておりますので、そちらについてもご報告させていただきます。

これから夏に向けて、子供さんだけではなく大人も夢中になれるカブトムシ・クワガタムシにはそんな不思議な魅力を感じるのです。

関連記事⇒カブトムシの幼虫飼育初心者におすすめのマットとは?

追記

2016年~2017年にかけてのカブトムシの幼虫飼育の様子を記事にしています。

よろしければこちらのカテゴリー、

『カブトムシ』

からご覧になって下さい。

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