パラワンオオヒラタクワガタ、オスの羽化!

飼育日記

みなさんこんばんは、鷹です!

 

どれほど待ちわびたことか、、、、

どれほど心待ちにしていたことか、、、、

飼育開始から約1年3か月。

ついにこの日を迎えることができました。

我が家でもついに、、、

ついに、、、

 

パラワンオオヒラタクワガタのオスが羽化してくれました!

 

と、まあ少し大げさかもしれませんが、現在の私の心境は正にこの通りです。^^

目次

オスの幼虫

さて、それでは真面目に本題へ。

ただ最初に一つだけお断りさせて頂きますが、一から詳しく説明していると、とんでもなく長い文章になってしまいますので、これまでの飼育経緯はカテゴリー、

『パラワンオオヒラタクワガタ』

を参照してください。

昨年初めてブリードにチャレンジし、9頭でパラワンオオヒラタの幼虫飼育が始まりました。

その後、オス4頭メス5頭と判明し、メス5頭は昨年10月末ごろに蛹化時期を迎えましたが、無事蛹化・羽化できたのはたったの1頭のみでした。

オス4頭はその後も順調に飼育を続けていたのですが、年末ごろから順次暴れが発生。

あれやこれやと手を尽くした結果、最終的には全頭マット飼育に切り替え、4月の初旬には第一号が蛹化してくれ、その後5月初旬には2頭目も無事蛹化が確認できました。

明暗

さて、前回のパラワンの記事では2頭のさなぎをご紹介させて頂きました。

右が4月4日に蛹化した第1号で、左が5月1日に蛹化した第2号です。

(仮面ライダーみたい?^^;)

ところでこの画像をご紹介した時点で第1号は蛹化から約1ヶ月弱。時間的なことや幼虫の状態などから羽化は目前だと思っていました。

しかし、、、

残念ながら羽化することなく、そのまま☆となってしまいました。

ここまでは順調に育っており、動きや体色の変化などから羽化は確実だと思っていたのですが、やはり何かしら飼育環境に問題があったのでしょうか?

以前のメスのこともあり温度や湿度にも気を遣っていたのですが、まだまだ課題を残す結果となってしまいました。

パラワンの羽化までの経過

第1号の☆が確定したのは5月20日ごろのことでした。

これで残されたのは3頭のみで、その時点で無事蛹化してくれているのは第2号だけです。(ちなみに現時点で残りの2頭は蛹室を作り、そろそろ前蛹か?という状態です。)

そのため極力刺激を与えないよう、さらに注意深く見守ってきました。

上の画像は5月14日蛹化から約2週間経過時点です。

蛹化直後と比べるとかなり体色が変化してきています。

そして大きな変化が見られたのがこちら、

蛹化からちょうど1ヶ月となる6月1日、大顎、両目、頭部だけでなく、脚先も黒く変色しています。

クワガタの蛹はこのような様子が見られると、羽化までは秒読み段階です。

すると翌6月2日

さなぎの向きが変わっていますが、よ~く見てみると脚先の角度も変わっていますね。

アップにしてみるとさらにわかりやすいですね。

そして6月3日

今度は脚先がクロスしていますが、このように昨日からすでに脚を動かし始めています

これが見られるともう羽化は始まったも同然です。

すると6月4日の早朝

出勤前に慌てて撮影したため残念ながらピンボケになってしまいましたが、ちょうど羽化の真っ最中でした!

まだ頭部もまっすぐ伸びていませんが、この段階では翅もきれいな状態です。

そしてこの状態でもそこそこの大きさであることが分り、夜帰宅後、再度確認してみると、

なんとか無事羽化してくれました!

やはりこれを見た瞬間の喜びは何とも言い表せないものがありますね。よくここまで頑張ってくれたものです。

とりあえずは我が家で初のパラワンオオヒラタクワガタのオス

いろいろありましたが誕生いたしました!

最後に

第1号は残念な結果になってしまいましたが、第2号が無事羽化してくれたことで初代の血統はオスとメスに受け継いでいくことができそうです。

姉弟のメスはすでに『本命ライン』ということで子孫を残してくれていますが、このオスも種親候補として大事に飼育していきたいと思います。

これでパラワンのオスの幼虫は残り2頭となりましたが、この2頭も蛹化準備に入っているようですので、今後も注意深く見守っていきたいと思います。

最後にもう1枚、

先程の画像からさらに3時間ほどが経過しました。

翅もきれいなようで、こうしてみる限りでは完品のようです。

そしてもう一つ、

まだ手で触れる状態ではありませんので、あくまで私の目視での印象ですが、

『今までに見たことがないくらい大きいです!』

大きさも大顎の太さも、現在飼育している98㎜のオスを上回っているのは間違いなさそうです。

パラワンオオヒラタ オス 約98㎜

これは計測が楽しみでなりませんね。^^

コメント

  1. ちっきー より:

    鷹さんおはようございます。
    タランドゥスに続いて順調ですね‼️
    立派なパラワン羽化おめでとうございます。
    我が家のパラワンはまだ幼虫ですが頑張って羽化までもっていこうと思っています。
    大きなパラワンは魅力ですね❗️

    • taka より:

      ちっきー様

      連続コメント、並びにお祝いのお言葉誠にありがとうございます。

      パラワンやスマトラは蛹化直前までは順調にいくのですが、
      そこから羽化までが私にとっては大きな課題となっています。

      なんとか克服できるように飼育データをしっかり見直し、
      次のブリードに活かしていきたいと思います。

      想像以上の大きさに、正直私自身が一番びっくりしています。^^;

      ただ世間一般から見ればまだまだでしょうし、私自身も課題をいっぱい抱えてはいますが、
      今後も楽しみながら『完品』『大型』を目指して頑張っていきたいと思います。

      ちっきー様も羽化した暁には、
      是非ともブログでご報告してくださいね。

      楽しみにしています。^^

  2. 都内40歳父さん より:

    鷹さんこんにちは。
    おめでとうございます。
    我が事の様に感動しました。興奮しております(笑)

    一号は残念でしたが、完品に勝るものはないですし、しかも大きさも期待出来るとあっては、一安心なさったのではないでしょうか。
    うちはコブズレ、脱腸と災難続きですが、残り幼虫達を羽化まで頑張りたいと思います。
    鷹さんちの残り幼虫も無事に羽化する事を願ってます。
    ブログ頑張って下さい。

    • taka より:

      都内40歳父さん様

      こんばんは。
      お祝いの言葉、誠にありがとうございます。

      コメントを読ませていただいて、私もさらに興奮してきてしまいました。^^;

      実は第一号が☆になってからは、大きさのことは頭から全く消え去っていました。
      とにかくオスが3頭になってしまったことばかりを考え、
      なんとか1頭でも羽化させてあげたいの一心でした。

      実際、『大きいかな?』と感じたのは写真撮影をした後で、
      自分の目が信じられず、子供や嫁さんを呼んで意見を聞いてみたくらいですから。^^;

      ただ残り2頭の幼虫に関しては、これまた微妙な状況で、
      やはり最後まで一筋縄ではいかないような気もしています。

      都内40歳父さん様も色々あるでしょうが、
      最後目であきらめずに頑張って下さいね。^^

  3. より:

    御疲れ様です&おめでとうございます(^0^)いや~顎も長めで実にカッコよい個体ですね!計測まで何とも言えないですが、やっぱりというかどうしても100mm越え!に見えますW

    ヒラタの場合、アゴの大きさより太さなど問われることが多いみたいですが、やっぱり顎の長いのはカッコいい!我が家も37g前後の蛹で2匹が105mm(一方はレッドアイ)となりました。それぞれに顎も長め蛹体重の割には大きいと言えますし、長さのお蔭でまずまずのサイズと自画自賛しております。

    あとは後食まで無事行くことを祈っております。小生の第一期ブリードの子供たちのうち完品羽化でも3匹が突然死してしまいました(しかもすべて100mm越え)。人口蛹室で羽化させたあとの観察などが何等かの刺激になったかもしれませんがホント原因はわからないです。ともかく後食完了まではしばらく安静にするなど用心に越したことはないと思います。オメデタに水を差して申し訳ありませんが、今後の計測を楽しみにしております(^^)

    • taka より:

      征様

      おはようございます、そしてありがとうございます!

      なんとかここまで来ることができましたが、
      これまでの征様の情報提供がどれほど役に立ったことか?
      感謝しても感謝しきれません。
      本当にありがとうございます。

      征様のお宅でも37g前後で105㎜ということは、、、、
      またよからぬ期待が芽生えてきてしまいました。^^;
      やはり『100㎜オーバーのクワガタ』というのは憧れであって、
      その可能性があるかと思うと、
      ますます計測が楽しみになってきました。^^

      征様のおっしゃる通り、ここから後食開始までは気が抜けませんね。

      実は第一号と違い幼虫が作った蛹室で羽化までもっていったのには考えがありまして、
      できるだけ自然に近い環境の方がよりクワガタに適しているのではないかと?
      ただそれでも過去には☆になってしまったさなぎもいたため、
      天井彫りをして湿度の最適化を狙ってみたわけです。

      飼育スペースが広かったり、
      それこそ自然の中では弊害は出ないのかもしれませんが、
      どうしてもワインセラーの中は気密性が高い一方で、
      湿度が上がってしまう傾向があるようです。
      ただどうしても温度管理が必須なため、
      日本で飼育する限りこのようなスペースは必要になってしまいますね。

      これらを統合して考えてみると、
      『できるだけ広いスペースでエアコン管理』
      というのが理想なのかもしれませんが、
      なかなかそういうわけにもいきません。^^;

      とにかく今後は征様の助言通り、
      できるだ静観して後食までもっていきたいと思います。^^

  4. ちいもん より:

    鷹さんこんばんは。

    少しご無沙汰しておりました。
    (私も仕事でバタバタしていて、深夜のクワ活が恒常化していました。)

    パラワン、羽化おめでとうございます!
    こちらまで興奮しました。

    ウチも鷹さんに続け! という感じで・・・
    産卵セットを組んでから3週間、ようやくパラワンの産卵を確認出来ました。
    素直に嬉しいです
    来年の羽化を目指して頑張りたいと思います。

    計測結果、楽しみにしています。
    では。

    • taka より:

      ちいもん様

      こんばんは。
      お久しぶりでございます。^^;

      お祝いのお言葉、誠にありがとうございます。

      みなさんからお祝いのお言葉を頂き、
      またまるで自分のことのように喜んで頂いて、本当に嬉しく思います。

      普段は一人でカブクワの世話をしていますが、
      こうしてブログを通すと、まるで共同作業のような気もしてきます。
      本当に嬉しい限りです。

      おっ、パラワン産卵確認ですか?
      いよいよスタートですね。^^

      パラワンの幼虫は最初にマットを食べてくれれば、
      後は驚くような速さと丈夫さでどんどん育ってくれますよ。

      今後の経過報告、楽しみにしていますね。^^

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