続かない?タランドゥスオオツヤクワガタの産卵

みなさんこんばんは、鷹です!

最近頻繁にご報告させて頂いているローゼンベルクオウゴンオニクワガタと同様、タランドゥスオオツヤクワガタも一般的には『ブリードに癖のあるクワガタ』として紹介されることが多いですね。

私も昨年初めてブリードにチャレンジした頃は何かと苦労しましたが、夏以降は1頭のメスが4ラウンドもの産卵をこなしてくれ、ある程度コツを掴んだつもりでいました。

そして今年は1月下旬から累代飼育にチャレンジしていますが、、、、

どうも思うようにはいってくれないようです。

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目次

累代飼育の2ラウンド目

今年初のタランドゥスオオツヤクワガタのブリードは1月末のペアリングからスタートし、3月8日に産卵セットの割り出しを行った際には、1頭の幼虫卵6個を回収することができました。

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ただメスは割り出し前の2月28日に産卵セットから取り出し、そのまま2ラウンド目の産卵セットへ入って頂きました。

が、一向に穿孔する気配すら見せてくれません!^^;

ただ思い返してみればこのメスは、1ラウンド目の際も産卵セット投入から穿孔開始まで約3週間かかっています。

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そのためとりあえず3月いっぱいはそのまま様子を見守っていたのですが、相変わらず穿孔してくれないため3月下旬に産卵セットを解除し、飼育ケースでの単独飼育に切り替えていました。

このメスはもちろん元気でゼリーも大量に食べてくれています。手に乗せてみてもまだまだ重量感もありますので、1ラウンド目で終わりというのはあまり考えられませんでした。

産卵セットへ再投入

そのため単独飼育でしばらく観察を続けていたのですが、世間でよく言われている

『ゼリーを食べずに徘徊している』

という状態が見られ始めたため、4月17日に再度産卵セットへ入って頂きました。

今回も産卵材にはDOSさんのカワラ菌床レイシ材を使います。

というのも少し前にローゼンベルクオウゴンオニクワガタのブリードで同じくDOSさんのニクウスバタケ産卵材を使ってみたことがあるのですが、正直なところ両者でそれほど違いがあるとは感じられませんでした。

ということで投入してしばらく様子を見ていたのですが、

上の画像は約1週間後の様子ですが、実は飼育ケースをしたから見てみると、

とりあえずは材を削ってくれているようです。

『これでようやく産卵する気になってくれたか!』

と安心したのも束の間、翌日からはまた出てきてゼリーを食べるようになってしまいました。^^;

初の追い掛け

さすがにこれは何かがおかしい。

飼育温度も湿度も1ラウンド目とは全く変わっていません。産卵材がメスの好みに合っていないのかもしれませんが、1ラウンド目からずっとDOSさんのカワラ菌床レイシ材を使っています。

ありとあらゆる原因を考えましたが、最後に考えられる可能性はこれしか思いつきませんでした。

オオヒラタ系ではまず考えられませんが、タランドゥスでは『数ラウンドの産卵の際に追い掛けをする』という情報を時々見かけます。

このメスは羽化から約4か月で最初のペアリングを行っていたこともあり、1ラウンド目の産卵で追い掛けが必要な体になってしまったのかもしれません。

いずれにしても私は経験も知識もまだまだですので、考えられる可能性にはチャレンジしてみたいと思います。

すると、

同居2日目にはメイトガードも見られたため、

頑張ってくれたオスさんはまたしても『独身貴族』です。^^

追い掛けからまだ1週間も経過していませんが、今のところメスは穿孔してくれていません

元々このメスは産卵に関して慎重な個体なのかもしれませんので、もう少し様子を見守っていきたいと思います。

T-4ラインのブリード

さてこんな感じで今年のタランドゥスのブリードは苦戦していますが、このホワイトアイの血統はどうしても残していきたいと考えています。

この親虫の兄妹(T-1ライン)たちは1月にほとんど里子に出してしまいましたが、累代を確実なものにするためにメスとしては最後(9月19日)に羽化してくれた49㎜・1頭のみ、手元に残しておきました。

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上の記事でご紹介していますが、こちらのメスです。

で、先程ご紹介させて頂いたT-3ラインの2ラウンド目が難航していることもあり、このラインも3月9日から同時進行でブリードをスタートさせていました。

こちらもペアリングは順調のようで、翌日にはこの状態です。

すぐにオスは取り出し、あとはメスが穿孔してくれるのを待つばかりとなりました。

産卵材の入れ替え

ところがです!

このメスも全く穿孔してくれないではありませんか!^^;

ペアリング時の画像はメイトガードのみですが、確実にペアリングできている様子は目視でしっかりと確認しています。

また少し観点がずれてしまうかもしれませんが、同じ飼育スペースでタランドゥスの不調を横目に、ローゼンベルクオウゴンオニクワガタは着々と産卵をこなしていってくれています。

そうこうしているうちに時間だけが無情に過ぎていき、さすがに産卵材の乾燥が気になり始めたため、T-3ラインと同じ4月17日、こちらも思い切ってカワラ菌床レイシ材を入れ替えてみることにしてみました。

すると材の入れ替えが功を奏したのか?

3日後には、

が、ここで終わりではありません。

結局このメスはこれ以上穿孔することはせず、またいつものように出てきてゼリーを食べるようになってしまいました。^^;

ついに穿孔開始?

さすがにこうなってしまってはもう打つ手も見当たりません。

あれやこれやと手を加えてメスに刺激を与えてしまうより、ここはしばらく長い目で見るつもりでそっと様子を見守ることにしました。

すると5月3日

あんまりこのような光景は見た記憶がありませんが、これって産卵しているのでしょうか?

オオクワガタならまだしもタランドゥスは材の中に潜り込んで産卵するのが普通のはずです。

まあでもここはあまり気にせず、とにかく静観を続けます。

と決めた翌日、なんとメスが先程の穴の中に穿孔していってしまいました。^^;

最後に

こんな感じで今年のタランドゥスのブリードはかなり苦戦しております。

とりあえずT-3ラインは2ラウンド目の穿孔を、そしてT-4ラインはメスがそのまま出てこないように祈るばかりです。

ただ思い返してみれば今回ブリードに使用しているタランドゥスたちのメス親は、産卵数は14個とそこそこでしたが、1ラウンドの産卵のみで☆となってしまいました

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以前の記事を見直してみると、何となく今回と状況が似ているような気もします。

もちろんこれはタランドゥスに限ったことではありませんが、大きさや形状だけでなく産卵の傾向にも血統というものが本当に影響しているのかもしれませんね。

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