タランドゥスオオツヤクワガタの幼虫と産卵セット、T-5ラインのその後

みなさんこんばんは、鷹です!

昨年チャレンジしたタランドゥスオオツヤクワガタ・ホワイトアイの累代ブリードですが、卵の管理がうまくいかず6頭の幼虫を確保するのがやっとでした。

しかし8月からはじめたホワイトアイのオスとブラックアイのメスのブリードでは、メスが穿孔してから割り出すまでの時間を少し長く取り『幼虫で取り出す』という作戦がうまくいき、順調なスタートを切ることができました。

みなさんこんばんは、鷹です! 少し前にタランドゥスオオツヤクワガタのブリード状況についてご報告させて頂きましたが、産卵数そのものが少なかっ...

そこで今回はその後のブリード状況と、幼虫たちの様子についてご報告させて頂きたいと思います。

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目次

T-5ライン

それではまず今回は、8月にブリードを開始した『T-5ライン』のその後の様子をご報告させて頂きます。

幼虫飼育

11月7日に1ラウンド目の割り出しを行い、5頭は500㏄の菌糸ビン、4頭は200㏄の菌糸プリンカップにそのまま投入していました。

ところでこれはマット飼育でも菌糸飼育でも同様ですが、若齢幼虫の飼育における第一の関門と言えばやはり、『食痕』ではないでしょうか?

これまで何度も菌糸に投入した幼虫が食痕を見せずに☆になってしまったのを見てきたせいか、どうしてもこの時間に慣れることができず、私は毎日のように幼虫の様子を確認してしまうのですが、

翌日には幼虫の元気な姿、そして幼虫にとっては何より重要な『食べる』という行動を見ることができ、これで一安心です。^^

しかしやはり大食いなタランドゥスですので、200㏄のプリンカップでは1ヶ月もすれば交換が必要になってしまいました。

上の画像は200㏄のプリンカップに投入していた4頭ですが、この時点ではまだ菌糸ビンに投入したわけではありません。

実は『交換が必要』と思って菌糸ブロックを注文した時には既に遅し、、、^^;

タランドゥスやローゼンベルクオウゴンオニクワガタの幼虫管理で時々使う手なのですが、ほぼ食べ尽くしてしまったので菌糸ビンが出来上がるまでの間、ブロックの表皮を集めたビンの中で飼育していました。

そしていよいよ菌糸ビンへ投入しますが、

中にはこのように潜り込んでお食事している幼虫も^^

まだこの時点では1g~2gぐらいでしょうが、割り出し時と比べると確実に大きく育ってくれていることが分かります。

そして今回は初期の成長とできるだけ広い生活スペースを与えるという目的から、あえて800㏄の菌糸ビンに投入しました。

この4頭は恐らく1ヶ月~2か月後に再度交換が必要になると思いますが、しばらくはそっとしておきたいと思います。

ただ当初500㏄のビンに投入した幼虫たちはそろそろ交換時期が近付いており、先日そのうちの1頭の交換を行いました。

『交換時期が近づいている』と言うより『過ぎている』と言った方が正解ですね。^^;

どうもタランドゥスやローゼンベルクオウゴンオニクワガタは、私が交換しようと思うと一気に食痕が広がってしまいます。

ちなみに右の800㏄のビンは次に幼虫に入ってもらうビンで、本来なら1400㏄を使いたかったのですが少し間に合いそうにもありませんので、今回はこちらに入って頂きます。

割り出しから約2ヶ月でこの状態。^^

ちなみに体重は、

もうすでに17gに達しています。

やはりいつ見ても、タランドゥスの若齢幼虫の成長スピードには驚かされますね。^^;

2ラウンド目の産卵セット

ところで前回の割り出し(11月7日)と同時に2ラウンド目の産卵セットに入って頂いたメスですが、実は投入直後に穿孔をしてくれていました。

そして1ラウンド目と同様1ヵ月以上の経過を見計らい、12月19日に割り出しを行いました。

2ラウンド目に入って穿孔するまでの数日間はメスはかなりゼリーを食べていましたが、産卵材に潜り込んでからはまたしても1度も出てきていません。

とりあえずメスが潜り込んでいる穴の中を覗いてみると、

メスの姿を確認することができましたので、まずはメスを取り出すことから始めていきます。

この状態ではメスが踏ん張って出てきてくれませんので、もう少し穴を広げていきます。

すると、

早くも幼虫と食痕を発見です。^^

そして今回もしっかりと卵から孵化しており、そこそこ成長してくれていますね。

ということでメスを先に取り出しそのまま割り出しを進めていくと、

今回は1ラウンド目を上回る、12頭の幼虫を確保することができました。^^

そして、

今回は珍しく事前にそこそこの数の菌糸ビンを用意できていましたので、そのまま入って頂きました。

ちなみにメスは、

1ラウンド目と2ラウンド目を合わせると既に21個の卵を産んでくれていますが、まだまだ元気一杯ということもあり、3ラウンド目の産卵セットに入って頂きました。

最後に

これもやはり血統なのでしょうか?

ホワイトアイのラインは一度の産卵数も少なく、2ラウンド目以降はなかなか産んでくれない傾向があります。

しかしブラックアイのラインは親メスが4ランどもの産卵をこなしてくれ、しかも1回の産卵数もほぼ10を超えていました。

このT-5ラインのメスも2ラウンド目までは順調にこなしてくれましたので、今後の産卵にも期待したいと思います。

それからもう一つ。

T-3ライン~T-6ラインまで種親とし頑張ってくれたホワイトアイのオスですが、、、、

何と、まだまだ健在です!^^

しかもただ生存しているというだけではなく、ゼリーもよく食べまだまだブリードできるのでは?と思うような動きを見せてくれています。

このオスは2018年10月16日羽化ですのでもうすでに1年3ヶ月が経過していますが、タランドゥスって思ったより成長寿命が長い種だったのですね。

実はこれまで最後まで飼育してきたタランドゥスのオスは購入した個体で、全てが1年以内に☆となってしまいました。

そのためこのオスがはじめて我が家で羽化し飼育してきたオスということになるのですが、その第1号がここまで長生きしてくれるとは、嬉しい限りです。

もちろん今後はブリードさせる予定もありませんが、ここまでくれば1日でも長生きして欲しいものですね^^

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