みなさんこんばんは、鷹です!
1月の末より少しづつ温度慣らしを行い、2月7日前後から本格的に活動を開始してくれた我が家の『本土(大阪産)ヒラタクワガタ』のペアですが、その後、順調?に御夫婦となってくれたようで、すでにメスが産卵をはじめてくれました!^^
実はここのところ飼育数、及び飼育種の増加に伴い、なかなかこまめにご報告することができませんでしたので、今回はペアリングから産卵までの流れをご紹介させていただきたいと思います。
目次
ヒラタクワガタのハンドペアリング
以前の記事にも記載させていただきましたが、私にとって『地元・大阪産の本土ヒラタクワガタ』は、今季最も力を入れてブリードしたいクワガタなのです。
その理由と冬眠中だったヒラタクワガタを活動させるまでの経緯については、よろしければこちらの記事を参照してみて下さい。
実は冬眠から目覚めたこのヒラタクワガタのペア、オス・メス共に思った以上に早く活発に活動をはじめ、ゼリーも大量に食べるようになってくれました。
メスは目覚めてすぐにゼリーにへばりついていたのですが、遅れて目覚めたオスもよほどお腹が減っていたのか?昼夜を問わずゼリーを食べている姿が見られたのです。
そのため少し早かったのかもしれませんが、早速、2月15日にハンドペアリングにチャレンジしてみました。
ハンドペアリングの様子
今回のハンドペアリングはオスでも65㎜ほどで(メスに至っては約30㎜)、外国産クワガタに比べればかなり小さい部類になりますので、少し大きめのプリンカップに転倒防止のマットを敷き詰めた状態で行ってみました。
まずはマットを敷き詰めたプリンカップにオスを入れ、2~3時間ほどその中で過ごしてもらい、環境の変化に慣れてもらいました。
その後、メスを静かに投入すると早速オスが反応を示し、しきりにメスに交尾を迫ります。
(メスはオスの下です)
しかしパラワンやスマトラの時と同様、ここから先に進展してくれません。
メスが嫌がって逃げるため、オスも諦めてしまうのです。
挙句の果てにはオス・メス共にプリンカップから出よう(逃げよう)という行動に移ってしまい、とても交尾どころではない状況に陥ってしまいました。
何度かチャレンジしてみましたが結果は全て同じ。
そこで今回もパラワンとスマトラの時と同様、産卵セット内での同居生活でペアリングを試みることにしました。
産卵セット内での同居生活
産卵セットはいつでもメスを投入できるように、ペアを冬眠から目覚めさせる際に事前に準備をして、自作温室内に入れておきました。
ヒラタクワガタは産卵木でもマットでも産卵してくれるようですが、今回はよりお手軽なマットのみでの産卵セットを組んでみました。
まずは底5㎝ぐらいを目指して、マットを硬く詰め込んでいきます。
そしてその上からマットを軽く敷き詰め、中央にはエサ皿、そして周囲には転倒防止と隠れ家用に樹皮を入れておきます。
最後にヒラタクワガタのペアを投入。
ヒラタクワガタということである程度の危険は伴いますが、幸いなことに私のところではパラワンオオヒラタクワガタ・スマトラオオヒラタクワガタでも事故は起こっていません。
そのため今回も細心の注意を払いつつ、同居生活に踏み切ることにしてみました。
ヒラタクワガタの卵
ヒラタクワガタのペアの同居生活をはじめたのが2月15日のことです。
さすがにそれから毎日、中の様子を確認していたのですが、17日頃からは早くもオスとメスがエサ皿の下に一緒に潜っている姿が確認できました。
そして本日(2月23日)、ケースの底を確認してみると、
早くも卵を発見です!
そしてこちらにも。
今日現在、確認できたのはこの2個のみですが、どうやらペアリングは無事成功していたようです。
ヒラタクワガタの離婚
ということで少し可哀そうなのはいつものことなのですが、事故を防ぐためとメスには産卵に集中してもらうため、僅か一週間足らずでこのご夫婦には離婚していただくことにしました。^^;
オスはまたしてもクリアースライダーにて独身貴族へ逆戻りです。^^/
最後に
まさかこれだけ早く卵を確認できるとは思っていなかったため、これは嬉しい誤算です。
ただこのメスは昨年の夏に私の知人が採集したWDのため、既に持ち腹(交尾済み)だったのかもしれません。
いずれにしてもこれで地元・大阪産のヒラタクワガタのブリードの一歩を踏み出したことになります。
これからは長丁場な飼育になりますが、大型かつ美形個体を目指して、頑張って飼育していきたいと思います!
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