ヒラタクワガタ、ブリード開始

ヒラタクワガタ
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みなさんこんばんは、鷹です!

私は現在、国産(日本産)・外国産合わせて7種類のカブトムシ・クワガタムシを飼育しています。

  • カブトムシ
  • オオクワガタ
  • ヒラタクワガタ
  • ノコギリクワガタ
  • コクワガタ
  • パラワンオオヒラタクワガタ
  • スマトラオオヒラタクワガタ

現在は常温飼育と自作温室飼育を平行して行っているため、成虫、幼虫、もしくは両方と様々な形態で飼育を行っているのですが、その中でも特に力を入れて飼育したいと思っているクワガタが存在しています。

それが『ヒラタクワガタ』なのです。

目次

ヒラタクワガタに力を入れる理由

まずはじめに、ここで言う『力を入れる』についてのご説明ですが、現在、飼育しているカブトムシ・クワガタムシたちは全て真剣に、愛情を持って飼育に取り組んでいます。

ただヒラタクワガタに関しては、『より大型の個体をブリードしたい』という希望を強く持っているという意味なのです。

ではなぜ、ヒラタクワガタなのか?

これには以下のような私なりの理由があります。

理由その1:形

まず一番の理由は、日本だけではなく世界中には様々な形をしたクワガタが存在していますが、見た目の第一印象で『最もカッコイイ』と思うのがヒラタクワガタなのです。

これはもう、個人的な好みのお話しですね。

クワガタとしては非常にシンプルな形をしていると思いますが、それと同時に幅広の胴体や力強い脚、少し太めの大顎も兼ね備えています。

『シンプルな造形の中にも力強さを感じる』

これが私が数多く存在するクワガタの中で、ヒラタクワガタに最も魅力を感じる一番の理由なのです。

理由その2:性質

ヒラタクワガタは基本的に、普段は木の割れ目や洞の中に隠れて生活しています。

もちろん食事や繁殖の際には木の表面に出てくるのですが、物音や人間の気配を感じるとすぐに隠れてしまいます。つまり基本的には臆病なクワガタであると言えます。

しかしその反面、逃げ場がなかったり他の虫や甲虫と出会った時は、異様なくらい相手を威嚇したり、自身から喧嘩を仕掛けるなど好戦的な性質も併せ持っています。

『臆病なくせに喧嘩っ早い』

このギャップを併せ持った性質にも、私は魅力を感じてしまうのです。

理由その3:地元で採集できる

現在、私が飼育しているヒラタクワガタの個体たちは、成虫・幼虫共に知り合いから譲り受けたものなのですが、ヒラタクワガタは私の住む大阪にも数多く生息しており、比較的多く採集することができます。

大型のクワガタを目指してブリードするからには、どうせなら自分が住んでいる地域に生息しているクワガタでチャレンジしてみたいと考えています。

残念ながら私はここ数年採集できていませんが、できれば今年は何とか自己採集してみたいものですね。

理由その4:血統が確立されていない

そして最後の理由がこちらです。

国産クワガタのブリードと言えば、まず第一に頭に浮かんでくるのがオオクワガタです。

しかしオオクワガタはかつてのブームの影響もあってか、かなり多くの飼育者が存在しており、その血統も既に確立されています。

その点、ヒラタクワガタは日本においてオオクワガタに次いで大型になる種類ではあるものの、大型血統というものがほとんど確立されていないようです。

もちろんある程度大型になる産地というのは存在しているようですが、大型血統としてある程度確率しているのは、私の知る限り愛媛県新居浜市の『あかがね』くらいです。

ちなみに『あかがね』は、BE KUWAのギネスに認定されており、その大きさは86.3㎜ということです。(もはやオオクワガタなみですね^^)

このような背景も視野に入れて、『できれば地元大阪で大型血統は作れないものなのか?』

そんな夢物語のようなことも考えてしまっています。

 

以上の4つが、私がヒラタクワガタの飼育に力を入れてみたいと考えるようになった理由です。

本土ヒラタクワガタのブリード開始

日本では本土に生息する『本土ヒラタクワガタ』の他に、離島に生息する亜種も10種類以上確認されています。

現在、私が飼育しているヒラタクワガタは大阪産ですので、もちろん『本土ヒラタクワガタ』ということになります。

本来、自然界においてヒラタクワガタは、5月~6月頃に活動をはじめます。

そのためより自然に近い飼育をするのであればこの時期にブリードを開始することになるのですが、

  • 『より大型を目指すため』
  • 『他の種との飼育スケジュールとバランス』

このような理由からブリードの準備を始めることにしました。

と言っても『冬眠中のヒラタクワガタをいきなり自作温室に入れてペアリングスタート』というわけにはいきません。言うまでもなくクワガタは生き物で、本来の生活サイクルというものも持っています。

それをいきなり崩してしまってはブリードどころではなくなってしまう可能性もありますので、徐々に冬眠から目覚めてもらうようにします。

ということで実は1月終わりごろから少しずつ気温の高い場所に移し、2月1日から自作温室内で飼育を開始しています。

ヒラタクワガタのオス

オスはこちらの個体に頑張ってもらおうと思います。

本土ヒラタクワガタ オス WD 約65㎜

昨年採集された約65㎜の個体で、もちろん産地は私の地元の大阪府になります。

しかし今日現在、いまだ活動をはじめた形跡が見られません。よほど深い眠りについていらっしゃっるのでしょうか?

かと言って無理やり起こすわけにもいきませんので、自ら活動をはじめるまではしばらくこのままで様子を見ていきたいと思います。

 

ヒラタクワガタのメス

メスはこちらの個体です。

本土ヒラタクワガタ メス WD 約30㎜

こちらも昨年採集されたもので、大きさは少し小さめですが約30㎜です。

メスは気温が高い場所に移動させると、すぐに活動を開始してくれました。

こちらはマットの中からゼリーの様子を伺っている画像になりますが、ご確認いただけますでしょうか?

これなら見えますよね?

このようにすぐに活動をはじめてくれたため、現在はクリアースライダーにて単独飼育しています。

ちなみにかなりお腹が空いていたようで、ずっとゼリーにへばりついております。

このペアにはしばらくこの環境で生活していただき、3月に入ってからペアリングをしてみたいと思います。(もちろんオスが活動をはじめるというのが大前提になりますが)

最後に

オス・メス共にWD(屋外採集)の個体であるため、メスはすでに持ち腹(交尾済み)の可能性もありますが、とりあえずは念のためということで、ハンドペアリングにチャレンジしてみたいと思います。

長丁場にはなりますが、大型のヒラタクワガタ目指して頑張っていきたいと思います。

まずは『目指せ、70㎜UP!』ですね。^^

2月6日、追記

2月6日の朝、オスの飼育ケースの中を確認してみると、このような大きな穴が開いているのが確認できました。

さらにゼリーの上に、マットが付着しているのが確認できると思います。

この穴はオスがここから出てきたということで、ゼリーの上にマットが付着しているのは、オスがこの上を歩いたという証拠です。

どうやら夜中に少しずつ活動し始めているようですね。

完全に出てくればメスと同様、準備してあるクリアースライダーに移してあげたいと思います。

2月7日、追記

さらに本日、帰宅してみると、穴の形状が全く変わっており、マットもかなりかき乱されていました。(スイマセン、画像撮り忘れました^^;)

そのため『これはもう大丈夫であろう』ということで、オスには強制的に引っ越しをしてもらうことにしました。^^

このオスを見るのは約3か月ぶりぐらいでしょうか?

我が家にやってきた時はかなり大きく感じていたのですが、ここ最近はスマトラオオヒラタクワガタやパラワンオオヒラタクワガタばかりを見ていたので、さすがに少し可愛く見えますね。^^

無事に冬眠してくれていたようでホッとしました。

これで3月のブリードに向けて、環境に慣れてもらうと共に十分体力をつけてもらいたいと思います。

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